裏世界の空と表世界の空と 作:星海
所々変えたりしながら書いていこうと思います。
……遅筆ですので不定期更新はお許しください
Act.1 謎の宣告来る!
屋根上で一人。赤ん坊───リボーンの携帯が鳴る。
「ん……お。こりゃツナに伝えてやらねーとな。」
リボーンはニヤリと笑いながらそう呟いた。
「リボーンくーん?いるー?」
「ん?ママン?」
奈々の声がしてリボーンが室内へ戻る。
「どうした?ママン。」
「あ、いたいた。ごめんね、リボーンくん。これツッ君に届けてくれるかしら。ツッ君てば、忘れていったみたいなの。」
そこに残っていたお弁当箱にリボーンが頭を押さえた。
「…あいつは。とりあえず分かったぞ」
「ごめんねぇ。」
「ちょうどツナに用があったからな、問題ねぇぞ。」
だが学校から帰ったらネッチョリお仕置きだな、と呟いて家を出た。
「おいツナ。」
「うわっ!?おいリボーン!学校に来るなって言ってるだろ!?」
「うるせーぞ。」
リボーンがツナを殴る。
「痛ってぇ!!」
「そんなことよりだ。9代目からさっき連絡があってな。近いうちにボンゴレの癒し担当が並盛に来るらしいぞ。」
「い、癒し担当……?ってなんだよ!?マフィアに癒し担当も何もあるのかよ!?」
「普通はねーな。まぁ安心しろ、一般人だからな。」
「安心できるか!!……って、一般人?」
ツナの疑問にリボーンが頷く。
「詳しい事情は省くが9代目が拾った奴らだな。お前と年も近い……はず、だぞ。」
「はずってなんだよ!?」
「さーな、オレもよくわかんねぇ。だが近いってことは並盛中に来るかもしれねぇってことだ。警戒はしなくても大丈夫だぞ、何せ一般人だからな。仲良くやれよ。」
「……?はぁ…?てかイタリアから来るんなら言葉通じないだろ!?」
「日本人だから問題ねーぞ。」
まぁ、“普通”ではねぇのは確かだがな、とリボーンが考えている間、ツナは首を捻っていた。
「日本人……なぁリボーン、ボンゴレってイタリアのマフィアだよな?」
「そうだぞ。それがどうした?」
「なんで日本人が……」
そんな疑問を口にしたツナに呆れたようにため息をつくリボーン。
「……それを、お前が言うのか?」
「え?だっておかしいだろ…?」
「……家光の息子だろ、お前。」
「……聞いた俺が馬鹿だったよ、本当に」
「やれやれ……」
家光が聞いたら泣くだろうな、小さく呟く。
「ていうか用が済んだなら早く帰れよ!!目立つだろ!?」
「用……おっとそうだ、これママンからだぞ。」
そう言ってリボーンが弁当箱を差し出す。
「あ、俺の弁当!!」
「忘れてたぞ」
「わざわざ届けに来てくれたのか……」
「…オレの手を煩わせたんだ、帰ったら覚悟しとけよ」
「ヒィッ!」
「んじゃ、用も終わったしオレは帰る……ん?」
リボーンが何かに気づいたように女子生徒達の方に目を向ける。
「ねぇねぇ、今朝のプリパラTV見た!?」
「見てたよ、神アイドル特集!SoLaMi♡SMILEとSEINTSのソロライブ映像!」
「SEINTSは50年前のアイドルだけど今のアイドル達にも通じるの凄いよね…!」
「中でもMake it!は今でも色褪せない名曲!みんなあの曲は歌うもん…!」
「SoLaMi♡SMILEもMake it!から始まったって言うからほんとに…!」
「あーあ、早くプリチケ届かないかなぁ……」
女子生徒達を見つめるリボーンにツナが首を傾げる。
「……どうしたんだよ?」
「…いや、なんでもねぇ」
オレは帰る、と言ってリボーンは学校を去っていった。
SEINTS…50年前なんですよね、この世界だと。
何らかの原因で時間軸がズレてると思っていただければ