裏世界の空と表世界の空と   作:星海

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大変遅くなりました
まだ皆は出てきてません
あと私何気に三人称視点で書くの苦手?


Act.2 癒しの情報来る!

「んー……」

 

お昼休み。天気がいいから屋上で、とのことで3人でお昼ご飯を食べている時間。

 

「どうした、ツナ」

 

「十代目、何か悩み事っすか?」

 

「いや、リボーンが気になることを言っててさ…」

 

「リボーンさんが?」

 

「なんて言ってたんだ?」

 

「いや……って、そっか」

 

そういえば、と思い獄寺を見る。

 

「ねぇ獄寺君。獄寺君ってイタリアにいたんだよね?」

 

「へ?まぁはい、そうッスけど……」

 

「じゃあさ、ボンゴレの癒し担当って知ってる?」

 

そのツナの問いに獄寺が大きく噎せる。

 

「ちょ、大丈夫!?」

 

「ゲホッゲホッ…!なん……!ゲホッ!」

 

「おいおい、大丈夫かよ?」

 

山本が獄寺の背中を擦り、次第に落ち着いていく。

 

「ワリィ、野球バカ……んで、癒し担当、っすか……そりゃ知ってますけど……」

 

「ほんと?どんな人なのか教えてくれる?」

 

「えぇ?ええと……」

 

ツナの言葉に頭の中から“ボンゴレの癒し担当”の情報を引っ張り出す。

 

「まず言えることは癒し担当、っていうその名称通りっつーか……まんま“癒し”っすね」

 

「……?」

 

「十代目もご存知の通りオレは姉貴が苦手なんすけど……以前はもっと酷かったんス。」

 

「そうだったの?」

 

「えぇ。声を聞くのすらダメなレベルだったんで……それを緩和してくれたのがその癒し担当っすね」

 

「へぇ〜…」

 

ビアンキと対面すると獄寺の気分が悪くなるのは知っていたツナだが、そもそもは対話することが不可能なレベルだったというのは初耳だった。

 

「ホント、あいつらには感謝してるっすよ。対面するのはダメでも対話自体はできるようになったんで……」

 

「ってことは獄寺にとってその人らは恩人ってわけだな!」

 

「……そう、なるか。あぁ、そうだな。」

 

「少なくとも怖いやつらじゃないんじゃねぇか?」

 

「う、うーん…?そうなのかなぁ」

 

マフィアである以上、怖い人間という認識が拭えないツナは山本の言葉にも純粋に同意することはできずにいた。

 

「あとは……一応、これは噂というかなんというか。イタリアにいた頃に聞いた話なんすけど。9代目の息子……つまり、あのXANXUSが癒し担当の前だとおとなしくなるとか。」

 

「XANXUSが!?」

 

つい先日(ツナとしては不本意ながら)ボンゴレのボスの座をかけて死闘を繰り広げたXANXUSがおとなしくなると聞いて驚いていた。

 

「XANXUSがおとなしくなるなんて……や、やっぱり怖い人なんじゃ……」

 

「その噂の真偽はオレも分からねぇすね……あと、ボンゴレ所属すけど別のマフィアとも関わりがあるって話は聞いたことあります」

 

「ボンゴレだけじゃないの……?」

 

「よくわからねぇ話ですけどね。」

 

「……どこと関わりあるとかっていうのは」

 

「流石にそこまでは……敵ではない、そうですけど」

 

そこまで言ってから獄寺がふと疑問に思う。

 

「…というか十代目、なんでいきなりあいつらの事を聞きたいんで?」

 

「いや、リボーンがさ……ボンゴレの癒し担当が並盛に来る、って言うもんだから」

 

「……………………は?」

 

その言葉に獄寺が固まった。

 

「だからどんな人なのか少し気になってさ……リボーンは一般人って言うけどボンゴレの関係者なわけだし一般人なわけ……って、獄寺君?」

 

ツナに声をかけられることで獄寺が再起動する。

 

「………十代目。……マジ、すか?」

 

「う、うん……もしかしてビアンキと一緒で苦手?」

 

「いえ、苦手じゃないんすけど……」

 

「けど?」

 

「…なんでもないっす……」

 

「……」

 

歯切れの悪い獄寺にジト目を向けると一度咳払いをする。

 

「あ、あと確かにあいつらはマフィア関係者ですけどほぼ一般人なのは間違いないっすよ。」

 

「ほぼ?」

 

「えぇ。完全に一般人とも言い難くて……ともかく、ヴァリアーや骸達みたいなヤツらじゃねぇってのはオレが保証します」

 

「信じていいのかよく分かんないや……そうだ、オレの周りで似てるような人いる?」

 

「あー……」

 

少しの間悩んでツナの関連人物から近い人物を引っ張り出す。

 

「……一番近いのはアホ女、すかね」

 

「ハル?それならまぁ、怖くはないかなぁ……」

 

そう言った頃に予鈴が鳴り、急いでお昼ご飯を済ませることになった。

 

ちなみに獄寺はその後お弁当の味がしなかったという。

 

 

 

その夜。

 

「ハァイ」

 

「……姉貴」

 

「…どうしたの、ハヤト?アナタから私に電話してくるなんて珍しい。悪いものでも食べたかしら…」

 

ビアンキのポイズンクッキングを知っている身としてはどの口で、と獄寺は思いながらも話を続ける。

 

「…あいつらが……」

 

「?」

 

「ボンゴレの癒し担当が、並盛に来るらしい」

 

「……そう。その情報……確かなの?」

 

「リボーンさんが言ったって話だから、間違いない」

 

その言葉に沈黙が下りる。

 

「……なぁ姉貴。どうにか誤魔化したんだけど……オレ、どうするのが正解だったんだろうな」

 

「……」

 

「あいつらには世話になった身だし、真実を伝えるべきだったのかもしれねぇけど───」

 

 

 

「───()()()()()()()()()()()()()()()()なんて言えるかよ」




実は獄寺さん若干性格軟化してます。
そこまで大きく変えてはいないはずですけど
……並盛中って確か屋上出入り自由だよね?
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