裏世界の空と表世界の空と   作:星海

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完成が早かったというお話。
今回はとりあえず入場まで。
それでも2,000字超えたのどうしてぇ…?


Act.5 プリパラ来る!

───プリパラとは。

 

女の子の憧れの世界。

 

年頃になると女の子に届く招待状で入れる場所であり、アイドルを目指す女の子やトップアイドルまでが歌、ダンス、ファッションをライブで競い合う場所。

 

まさにアイドル達のパラダイス。

 

男性にプリチケは届かず、実質的に男子禁制ともされる場所───

 

「……なんだよな」

 

その入口であるプリズムストーン付近にツナはいた。

 

「さっさと行けよ、呼ばれてんだろ?」

 

「いや呼ばれたのはいいんだけど入りにくいよー!!」

 

そんなことを言うツナに銃が向けられる。

 

「ならいっぺん死んどくか?」

 

「いやそっちの方がダメだろ!?」

 

「…ま、そりゃそうか。つってもここで立ち止まってても仕方ねぇだろ」

 

「そうだけどさ……女の子ばっかりなんだぞ!?ていうかプリパラは普通男は入れない場所なんだって!!」

 

「みれぃも言ってただろ?プリパラ憲章12条、プリチケが届いた者は何人もプリパラに入場していい、だ。現状お前には正式に入る資格があることになるぞ」

 

リボーンの言葉に首を傾げるツナ。

 

「リボーン…それあの時も言ってたけどマジであるやつなのか?」

 

「オレとしてはみれぃが間違えるとは思えねぇな。あいつ、知識量なら獄寺と互角…どころか越えてる可能性すらあるぞ」

 

「そ、そんなに……?」

 

「競わせたことねぇし真相は分からねぇがな……」

 

「それにしてはやけに信頼してるような……」

 

「ほっとけ……ん?」

 

リボーンが何かに気づく。

 

「どうしたんだ?」

 

「店から出てきたのは……そふぃか」

 

「え」

 

リボーンの言葉にプリズムストーンの方を見ると確かにそふぃがふらふらと出てきていた。

 

「……ふらふらしてない?」

 

「あいつはいつもだぞ。」

 

「…SoLaMi♡SMILEのそふぃってもっとクールな人だったような」

 

「らぁらも言ってたな……だが素はこっちらしいぞ」

 

「そうなんだ……っていうか、こっち向かってきてない?」

 

ツナの言う通りそふぃがツナ達のいる場所に近づいてきていた。

 

そして……

 

「あ、10代目とリボーンさんいた〜」

 

「ちゃおっす、そふぃ」

 

「こ、こんにちは……」

 

「こんにちは〜」

 

「どうしたんだ?」

 

その問いを聞いてそふぃが微笑む。

 

「えっとね、10代目が緊張して入ってこれないと思うから迎えに行ってあげて、ってらぁらが〜。プリズムストーンの近くにはいると思うって言ってたけど本当にいたんだね〜」

 

「見抜かれてるー!?」

 

「……あいつはツナと同じ超直感でも持ってんのか」

 

そう呟いた後、首を傾げるリボーン。

 

「んで、そのらぁらはどうしたんだ?」

 

「今は会議中だよ〜」

 

「会議?」

 

「ちょっと色々あってね〜。10代目のプリチケの調査が終わるまでには終わると思うけど〜。」

 

「調査……」

 

「それじゃあ、プリパラ行こ〜?」

 

その言葉に顔が引き攣るツナ。

 

「……あの……やっぱり行かなきゃ、ダメですかね」

 

「めが兄ぃさんも初めての現象だからちゃんと調べておきたいんだって〜。私も一緒に行くから大丈夫だよ~」

 

「死ぬ気で行くか?」

 

「行くわけないだろ!!」

 

「それはやめておこうね〜……ぷしゅ〜……」

 

「おっと」

 

力が抜けたそふぃをリボーンのペットであるレオンが変形して支える。

 

「大丈夫か、そふぃ?」

 

「大丈夫〜…少し経てば元に戻るから〜…レオンくんもありがとう〜…」

 

その様子にリボーンがため息。

 

「ったく……死ぬ気弾は勘弁してやるからさっさと覚悟決めやがれ、ツナ。神の座に位置するアイドルが直々に誘ってんだぞ」

 

「うっ」

 

「……そふぃ、今日はライブあるのか?」

 

「一応ソロライブとチームでのライブがあるけれど……」

 

「ならツナ、ついでに生でライブ見てこい。それくらいなら大丈夫だろ」

 

「え、えぇ……大丈夫なのかな…」

 

「大丈夫だよ……らぁらがめが兄ぃさんに許可取ってくれてたから〜。」

 

その言葉にリボーンの表情が少し固くなる。

 

「……あいつ、マジで超直感……もしくは予知とか持ってたりしねぇよな…?」

 

「あと、早くしないと私もライブの予定時間なんだけど〜…」

 

「だとよ」

 

「う」

 

「遅刻させるのか?」

 

「…わ、分かったよ!!行けばいいんだろ、行けば!!」

 

そう言うツナだがすぐに悩む表情になる。

 

「…でもそふぃはどうすれば」

 

「そのまま引っ張って連れてって〜……風で飛ぶくらい軽いから〜…」

 

「えぇ……」

 

「人体の構造どうなってんだ」

 

「私、クラゲの生まれ変わりだから〜…」

 

「わけがわからないよ!?」

 

「とりあえずさっさと行きやがれ」

 

そう言われて刺股で突付かれ、渋々プリズムストーン前に向かう。

 

プリズムストーン前に来る頃にはそふぃにも体力が戻り、自分で立てるようになっていた。

 

「……う、緊張する」

 

「大丈夫だよ〜。少なくとも今は許されてるんだから〜 。」

 

「それが怖いんだけど……」

 

そんな話をしながら受付へと向かうツナとそふぃ。

 

「めが姉ぇさん〜。」

 

「どうされましたか?」

 

「例の沢田さんだよ〜。」

 

それを聞いてめが姉ぇが頷く。

 

「あぁ。めが兄ぃさんからお伺いしていますよ。少々お待ちくださいね……」

 

めが姉ぇが作業している中、受付にいるツナの姿を見て固まる者が数名。

 

「はい、こちらゲスト用のプリチケになります。こちらを使ってプリパラに入場することができますよ。」

 

そう言われ、白色のプリチケを手渡される。

 

「ゲートはあちらですが、そのプリチケではプリパラチェンジが行えませんのでその姿のままとなります。驚かれることが多いと思いますがご了承ください。」

 

「は、はぁ……」

 

「それじゃあこっちだよ〜」

 

そう言われてそふぃに導かれ、ゲート前に。

 

「ここにプリチケをスキャンするとゲートを通れるよ〜。やってみて〜?」

 

「う、うん……」

 

言われるがままにスキャンすると視界が光に覆われる。

 

その光が晴れた時、そこは全く別の光景が広がっていた。

 

「───ここが、プリパラ……」

 

「その通りです。お待ちしておりました、沢田綱吉さん。」

 

声に振り向くとそこには見覚えのある男が立っていた。

 

「えっと……確か」

 

「赤井めが兄ぃです。さっそくですが、調査のためご同行願えますか?ここでは皆さんのご迷惑になってしまいますので。」

 

「は、はい」

 

めが兄ぃの先導に素直についていくツナ。

 

「行ってらっしゃい〜…ぷしゅ〜……」

 

あとから入ってきたそふぃは見送りの言葉をかけてからふらふらの状態で後を追った。




この話書いてる時にアイドルタイム1話見返して思ったのが「あれコレそふぃさん神アイドル業務中?」でした
アイドルタイム1話でらぁらさんがやってることと今回そふぃさんがやってる事が似てたんですよね…
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