個性『超人』のヒーローアカデミア   作:最高に五月蝿えヒーロー

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第一話 スーパーパワーが欲しいけど、責任は背負いたくない

 

 

 

 どうも、俺の名前は斉木天馬。ここだけの話、俺ってば転生者なのよ。

 別に成績優秀な優等生って訳じゃなかったけど、それなりに人生をエンジョイしてた高校生だった訳。そしたらある日いきなり、転生者御用達の居眠り運転トラックに轢かれて死んじまった。

 そんで気が付いたら赤子になってたの。ラッキーなのかアンラッキーなのか微妙なとこだけど、兎に角生まれ直したからにはより良い人生を目指すべきだよね。

 

 だから俺は勉強もスポーツも超頑張った。でも、悲しいことに個性という異能を持ってる奴等にはインパクトで劣ってた。

 異形系個性とか最高にかっこいいいし、俺もスーパーパワーが欲しいってサンタさんにお願いしちゃったくらい。

 ここまで話せば皆も分かると思うけど、俺は無個性だと思ってた。

 

 だって、超人的な身体能力とか、炎が出せたり、掌から爆破したりはできなかった訳で。

 特別目立つ個性でもなかったからね。ウケると思ったイメージが実現するとか、正直ショボいと思っちまった。

 幼馴染のかっちゃんみたいに爆破とかしたかった。ヒーロー向きでかっこいいもん。本人の性格はクソだけど。

 

 でも、個性は個性。ヒーローを目指す最低限の条件は満たせた。

 ヒーローの素質で一番重要なのってこせいだから。無個性でヒーローとかイかれてる奴の考え。

 俺は真っ当だったから、無個性だと思ってた最初はヒーローを諦めてたよ。

 だけど、個性があることが分かっちゃった。そしたらもう心に火が付いちゃった。

 だから俺はヒーローを目指す為にヒーロー科を受けることにしたの。

 しかもあの名門雄英高校ヒーロー科。毎年倍率300で偏差値79のマンモス校。

 態々厳しいとこ行く必要ないだろって思ってる?俺もそう思う。

 

 でもさ、やっぱ行くならエリートが揃ってるところが良いじゃん。俺にとっては雄英がマーベルとかX-MENみたいなとこあるの。

 雄英でないと立派なヒーローになれるとは思えなかったからね。

 かっちゃんも出久も受けるし、尚更行きたくなるよね。

 

 ってな訳で、俺は入試に備えるのであった。

 

 

 

 

 やぁ、皆!天馬だよ。

 あれから色々あったけど、何とか雄英入試の日を迎えたよ。

 かっちゃんが出久に雄英受けるのやめろと脅してたり、なんかオールマイトが出久にヒーローになれる!ってやってたりしてたけど、まあ俺には関係ないやってことで無視して勉強と筋トレに励んだ。

 

 超重要そうなシーンだったけど、混ざったらコメディになっちゃうし。

 あくまでシリアスを保つ為に介入はやめておいた。偉いでしょ。

 

 さて、そんなこんなで迎えた雄英入試実技試験。2月26日だ。

 読者諸君って腐る程二次創作みてるだろうし、説明は省くね。

 0P仮想敵が所狭しと暴れてる演習場で、俺は優雅に紅茶を嗜んでる。

 試験には余裕が必要だしね。緊張してガッタガタになったら意味ないし。

 

 あぁ、ポイントなら稼いだよ。アイツらプラスチックより脆いんだからビックリしちまった。どんな新素材使ってるんですかって聞きたくなったね。

 壊すとほんのちょっとだけ破壊衝動が満たされるんだ。俺は昔から玩具を良く壊す性格だった。遊び過ぎて駄目にしちまうんだ。

 それでも親は誕プレに玩具を買ってくれた。それって愛だよね。

 

 子供の頃は理解してなかったけど、意外と親は子供のことを見てるもんだ。

 俺が雄英受けたいって話したら「分かってた」って返された。

 知らないところで憧れが出てたんだね。ホント良く見てるよ。

 

 そんな恥ずかしくもエモい話は後にして、今に目を向けよう。

 俺の持ってるティーカップにそろそろ埃か瓦礫が混入しそうだ。

 誰かあの0Pの癖して生意気にも目立ってるロボットぶっ壊せないの?

 無理そうね。じゃあ、俺がやるしかないか。

 

 演習場の建物を破壊して回る0Pに俺は足元から猫ちゃんパンチを仕掛けた。

 これで壊れたら面白いな、なんて思いながら。

 

 そしたらホントに壊れちゃって。爆笑もんだね。

 皆が逃げ回ってる仮想敵が猫ちゃんパンチでやられるなんて面白映像でしょ。

 俺の猫ちゃんパンチは世界も砕くぜ。

 

 冗談で言ってたらマジで砕いちゃうかも。

 俺の個性って扱い難いんだわ。心の底からウケると思ってなきゃいけないし、思えたとして戦いに使いにくいし。

 コメディに巻き込んで消耗戦を仕掛けるのが正しい使い道なのかも。

 

 少なくとも巨大なロボットを粉々に砕くのは邪道っぽい。

 まあ、邪道でも使うけど。立派なヒーロー目指してるだけで、かっこいいヒーロー目指してる訳じゃないし。

 嘘、ホントはかっこよく戦いたい。でも、どうやっても俺の個性じゃギャグになる。

 

 それでも人を救うからかっこいいのかもな。良し、立て直したぜ。

 こっからガンガンポイント稼ぐぞー!

 

「終了ー!!!!」

 

 意気込んだところで終了の合図が出てしまった。

 俺ってばホントに時間の無駄遣いが多い気がする。無駄口叩いて時間潰したり、アホな戦い方して時間を無駄にしたり。

 そういうとこが好きなのよね。俺ラブ。

 

 さぁ、実技が終われば筆記の時間!対策はして来たぜ!

 

 

 

 

 筆記の問題にボロボロにされた。

 そりゃそうだ。俺って特別頭良いとかじゃないし。前世も平凡だったんだから、当たり前のことだよな。

 でも、自己採点だとギリギリ受かってそうなラインだった。

 

「天馬ー!!雄英から封筒届いてたわよー!!」

「合否の時間だ!」

 

 俺はお母さんから封筒を受け取って自室で丁寧に開ける。

 中からは円形の機械が出て来た。

 それは空中ディスプレイの機械だったようだ。

 空中に映像が映し出される。

 

「私が投映されたー!!」

「オールマイト!?」

 

 なんと雄英からの映像にはオールマイトが映っていた。

 何やら雄英で教鞭を取ることになったらしい。あのNo.1ヒーローが教師か、大騒ぎになること間違いなしだな。

 

 オールマイトによると実技はそこそこ、筆記はギリで受かったらしい。

 まあ、不合格の奴に一々こんな物用意しないか。

 

 兎も角、俺は雄英高校ヒーロー科に受かったようだ。未だ夢見心地だ。

 だが、これからは入試なんて生温いと思える試練の数々が待ち受けている。

 

 気を引き締め直さねばならない。

 お尻の穴をキュッと締めて、俺は真面目な顔を取り繕った。

 新しい友達も出来るかもしれない。

 俺と気が合う奴なんて希少種だが、いるにはいる。もしかしたら思わぬ出会いがあるかもしれん。

 

 そうして俺は雄英に通う為に色々と準備を始めた。

 先ず、雄英が静岡県にあるので、通い易いように一人暮らしを始めた。

 これで親のこと気にせずオナニーし放題だ。

 冗談はさておき、一人暮らしとなると生活基盤を整えるのが非常に大切だ。

 

 料理は当然として、掃除、洗濯、ゴミ捨てなど、これからは一人で熟さなければならない。

 一人暮らし初日で俺はどれだけ親に甘えていたのか思い知らされた。

 炊いたご飯はべちゃべちゃ、掃除は各部屋隅々まで行い、毎日の洗濯も欠かせない。

 そして溜まったゴミをちゃんと捨てること。これが肝要だ。

 捨て忘れると小蝿や蛆虫が湧くので要注意だ。

 

 さぁ、一人暮らしも慣れて来た頃、遂に入学式を迎えた。

 俺は鞄を背負って雄英に向かい、歩いていく。

 同じように歩いていく制服の生徒が複数見られる。

 先輩か同級生か。ワクワクする気持ちで一杯だ。

 

 1-Aの教室の扉を開き、自分の席に座る。

 前に座った子は透明女子だった。俺だけに見える展開とか面白そうだなぁ。

 

 そう思ってると個性が発動して透明女子の姿が見えるようになる。

 なんと、目を見張る程の超絶美人である。

 

 此処が天国か、と思っていると突然担任の相澤先生が現れ、体操服を手に口を開いた。

 

「早速だが、体操服着てグラウンドに出ろ」

 

 入学式はしないのだろうか。

 ガイダンスとか地味に楽しみにしてたんだけどな。

 

 まぁ、体操服ってことは運動系でしょ。個性使わないなら一位になれる自信があるぜ。

 

 俺はそう考えながら更衣室へ向かった。

 

 

 





・オリ主
俺は基本的に超お喋り。内心も五月蝿い。
そんな俺だけどよろしく。
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