我こそは十四番隊隊長(自称)   作:かなりゆっくりめ

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第1部あらすじ 登場人物紹介

第一部 死神代行編

 

あらすじ

 

護廷十三隊八番隊五席、戸川古男。

 

本人いわく、その正体は護廷十三隊に存在しないはずの「十四番隊隊長」。意味不明な言動と過剰な演出を好み、任務報告書すら暗号化し、総隊長の頭を平然と叩き、隊長格を相手にしても一切態度を変えない。

 

八番隊では長年にわたり「昔からいる変人」として扱われてきた男だったが、その経歴を調べれば五百年以上前の記録にも同じ五席として名が残り、山本元柳斎重國をはじめとする古参の死神たちとも妙に親しい。

 

やがて有給休暇を取った古男は現世・空座町へ赴き、空座第一高校の臨時教師「キング・ドアリバー」、改め「GTT」として黒崎一護たちの前に現れる。

 

その直後、一護は朽木ルキアから死神の力を譲り受け、死神代行となった。

 

本来ならば少しずつ明かされるはずだった秘密も、古男がいる以上そうはいかない。

 

黒崎一心が元十番隊隊長・志波一心であること。

一護が志波家の血を引くこと。

尸魂界と護廷十三隊の成り立ち。

そして、一護自身の中に眠る複数の力。

 

古男は知っていることを勝手に喋り、知らないことまでそれらしく喋り、一護とルキアの日常を猛烈な勢いで尸魂界へ接続していく。

 

さらに二番隊隊長・砕蜂まで現世へ呼び寄せ、「戸川梢綾」として妻兼体育教師に仕立て上げた。

 

当初は古男を追い回していた砕蜂も、その奇妙な鍛錬を通して瞬歩と白打を見直し、やがて古男自身と向き合うことになる。古男が千年以上抱えてきた罪と、その裏に存在する尸魂界の暗部を知った末、二人は正式に夫婦となった。

 

一方、一護の周囲でも変化は止まらない。

 

井上織姫は盾舜六花を目覚めさせ、茶渡泰虎は両腕に宿る力を開花させ、有沢たつきは固有能力を持たない代わりに莫大な霊力を武器とする《暗黒魔闘術》を学び始める。

 

古男によって用意された修練環境の中で、彼らは「霊が見える高校生」から、自ら虚と戦える者へと急速に変わっていった。

 

そして一護自身にも転機が訪れる。

 

朽木家家臣・白鷹光四郎による容赦のない修練によって、ルキアから借り受けていた死神の力は失われた。

 

その果てで一護は、自分自身の斬魄刀――斬月と出会う。

 

さらに石田雨竜との邂逅によって、一護の母・真咲から受け継いだ滅却師の血も表面化する。

 

死神。

滅却師。

そして、まだ完全には姿を現していないもう一つの力。

 

一護は、自分でも知らなかったものを次々と抱えながら、それでもただ「護るため」に刀を握る。

 

やがて石田との虚討伐勝負によって大量の虚が空座町へ引き寄せられるが、待っていたのは一護と石田だけではなかった。

 

織姫。

チャド。

たつき。

 

覚醒した三人まで加わった空座町は、虚の側から見ればもはや狩場ではない。

 

そして一体のギリアンは、その異常な街から逃げ帰る。

 

――ガルムルド・ジュードスタイン。

 

虚圏へ戻った彼を待っていたのは、藍染惣右介と未完成の崩玉だった。

 

その頃、尸魂界でも古男の影響は静かに広がっていた。

 

正義に迷う東仙要へ一つの道を示し、失われた視力さえ古の術で取り戻す。

 

そして十一番隊では、痛みを何より嫌う女――緋山染華が、斬魄刀《血狼》を抜く。

 

古男が空座町へ来たことで、一護だけではなく、その周囲にいた者たちまで本来とは異なる速度で歩き始めた。

 

現世。

尸魂界。

虚圏。

 

三つの世界で蒔かれた種は、まだ芽を出したばかりである。

 

 

 

 

 

第一部 主要登場人物

 

戸川古男(とがわ・ふるお)

 

護廷十三隊八番隊五席。そして本人の主張によれば、存在しないはずの「十四番隊隊長」

 

意味不明な言動と過剰な演出を好み、周囲を振り回してばかりいるため、尸魂界では昔から変人として扱われている。しかし五百年以上前の記録にも同じ姿、同じ席次で名を残し、山本元柳斎重國や卯ノ花烈をはじめとする古参の死神たちとも妙に親しい。

 

有給休暇で訪れた空座町では、なぜか空座第一高校の臨時教師となり、「キング・ドアリバー」「GTT」などと名乗りながら一護たちを指導する。

 

ふざけているのか、本気なのか。それとも全て分かったうえでふざけているのか。

 

第一部が終わっても、結局のところ一番よく分からない男である。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

黒崎一護(くろさき・いちご)

 

空座第一高校に通う高校一年生。

 

生まれつき霊を見ることができ、家族を虚から守るため朽木ルキアから死神の力を譲り受けたことで、死神代行として戦い始める。

 

古男の介入によって早々に父・一心の正体と志波家との繋がりを知り、さらに白鷹光四郎との修練を経て、自分自身の斬魄刀《斬月》を獲得。母から受け継いだ滅却師の力にも目覚め始める。

 

口は悪く短気だが、戦う理由は一貫して単純。

 

自分の手が届くところにいる者を、護るためである。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

朽木ルキア(くちき・るきあ)

 

護廷十三隊十三番隊隊士。

 

空座町で虚と遭遇した一護へ死神の力を譲渡したことから、彼の死神代行としての日々に深く関わることになる。

 

本来なら一護に尸魂界の常識を教える側なのだが、この物語では古男が横から余計な情報まで次々と暴露するため、一緒になって驚かされることも多い。

 

志波海燕を深く敬愛しており、一護がその血縁者だと知ってからは一時まともに接することすらできなくなった。

 

なお古男からは、幼なじみである阿散井恋次との仲を執拗に弄られている。

 

本人は全力で否定している。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

砕蜂(ソイフォン)/戸川梢綾(とがわ・しゃおりー)

 

護廷十三隊二番隊隊長にして、隠密機動総司令官。

 

古男から「蜂の子」と呼ばれ、斬魄刀を盗まれては瀞霊廷中を追い回すうち、いつの間にかその追走自体が瞬歩と白打の修練になっていた。

 

やがて古男によって現世へ連れてこられ、戸川梢綾の名で空座第一高校の体育教師として勤務。潜入用の設定だったはずの「古男の妻」は、様々な紆余曲折を経た末に、本当に現実となった。

 

生真面目で短気、誇りも高い。

 

そして古男に対してだけは、本人が思っている以上に感情が分かりやすい。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

空座町の仲間たち

 

井上織姫(いのうえ・おりひめ)

 

一護の同級生で、たつきの親友。

 

天然気味で独特な感性を持つ少女だが、人を思いやる心と、大切な者を守ろうとする意志は非常に強い。

 

一護たちと霊的事件へ関わる中で《盾舜六花》を覚醒させ、防御・治療・攻撃という三つの性質を持つ能力者となる。

 

本人は争いを好まないものの、守るべき相手のためなら退かない。

 

なお一護を巡る話になると、ときどき笑顔の圧力が妙に強くなる。

 

本人はたぶん気のせいだと思っている。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

茶渡泰虎(さど・やすとら)

 

一護の親友。通称チャド。

 

大柄で無口な少年だが、温厚で優しく、自分のために暴力を振るうことを嫌う。

 

霊的能力の覚醒によって両腕を異形の姿へ変化させる力を獲得し、その頑丈な肉体とともに一護たちの前衛を担うようになる。

 

多くを語る人物ではない。

 

だからこそ、一度「守る」と決めた時の行動には迷いがない。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

有沢たつき(ありさわ・たつき)

 

一護の幼なじみにして、織姫の親友。幼少期から空手を続ける格闘少女。

 

織姫やチャドのような固有能力には目覚めなかったものの、古男から見出された霊力量そのものは現世人として異常なほど大きい。

 

そこで古男から、霊力を圧縮して肉体へ叩き込む格闘術《暗黒魔闘術》を伝授される。

 

結果として出来上がりつつあるのは、暗褐色の霊圧を纏って素手で虚を殴る女子高校生。

 

見た目だけなら、だいたい魔王である。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

石田雨竜(いしだ・うりゅう)

 

空座第一高校に通う滅却師。

 

高い技術と知識を持ち、滅却師としての誇りも人一倍強い。一護へ対抗心を抱き、虚を誘き寄せて討伐数を競う勝負を持ちかける。

 

しかしその勝負を通して、一護だけでなく織姫、チャド、たつきまでもが既に虚と戦える力を持っていることを知ることになる。

 

さらに一護の中にも滅却師の力が眠っていることが判明。

 

滅却師最後の生き残りだと思っていた少年の世界は、古男が来てから壊され続けている。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

志波家と尸魂界

 

黒崎一心(くろさき・いっしん)/志波一心(しば・いっしん)

 

黒崎診療所を営む一護の父。

 

普段はやたらと騒がしく、息子へ日常的に飛び蹴りを仕掛ける父親だが、その正体はかつて護廷十三隊十番隊隊長を務めていた死神・志波一心。

 

妻・真咲と生きるために現世へ残り、現在は死神としての過去を伏せて暮らしている。

 

一護へ真実を話す時期については慎重に考えていた。

 

ところが古男と再会した結果、その慎重な計画は一晩でほぼ崩壊した。

 

志波海燕(しば・かいえん)

 

護廷十三隊十三番隊副隊長にして、五大貴族・志波家の宗家当主。

 

豪快で面倒見がよく、部下からの信頼も厚い。一方で志波家を背負う当主としての責任感も強く、かつて尸魂界を離れた叔父・一心に対しては複雑な感情を抱いている。

 

一護にとっては血の繋がった親族であり、ルキアにとっては死神としての在り方に大きな影響を与えた人物。

 

古男とは非常に長い付き合いがある。

 

そして本人の意思とは関係なく、古男から妙に愛情深く絡まれる被害者でもある。

 

白鷹光四郎(しらたか・こうしろう)

 

護廷十三隊六番隊四席。

 

長い隊歴を持つ実務派の席官で、普段は温厚かつ冷静。規律を重んじながらも融通が利き、状況を見て現実的な判断を下すことができる。

 

志波家とも深い縁を持ち、一護の修練では容赦のない指導役を担当。借り物だった死神の力を失わせることで、一護自身の死神としての力を引き出した。

 

斬魄刀は《天蝋》

 

穏やかな人物ではあるが、戦いにおいては痛みも恐怖も退く理由にはしない。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

緋山染華(ひやま・せんか)

 

護廷十三隊十一番隊十席。

 

十一番隊に所属していながら、何よりも痛いことを嫌う女性死神。戦闘そのものを好まず、危険な場所へ近づくことすら避けたがる。

 

しかし、その実力は席次から想像されるものではない。

 

斬魄刀《血狼》を持ち、ひとたび戦わざるを得ない状況へ追い込まれれば、普段の怯えた姿からは想像できない鮮血の戦いを見せる。

 

第一部終盤に現れた、十一番隊の新たな異物。

 

そして白鷹光四郎とは、長い因縁を持つ。

 

【キャラクターシート】

 

【挿絵表示】

 

 

虚圏へ続く者

 

ガルムルド・ジュードスタイン

 

空座町へ現れた一体のギリアン級大虚。

 

本来なら多数の虚の意識が混ざり合った無個性な存在であるはずのギリアンでありながら、「ガルムルド・ジュードスタイン」という名前と強烈な個我を保っている。

 

さらなる進化を求め、人間の魂を喰らうため意気揚々と空座町へ降り立った。

 

そこで待っていたのは死神代行と滅却師だけではない。

 

覚醒した織姫、チャド、たつきまで虚を狩っている魔境であった。

 

第一部においては逃げる側。

 

しかし、その逃走が虚圏で新たな物語を動かし始める。

 

第1回一護ヒロインコンテスト!!この物語での一護のヒロインは??

  • 井上織姫
  • 朽木ルキア
  • 有沢たつき
  • ネリエル
  • その他
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