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今回いつもより長めです
アズサが家族になり10日ほどが経った
俺はいつも通り食料を取りに来ていた。それと一緒に新居として使えそうな建物はないか探していた
ただ、最近は兵士がよく歩き回っているそうで、念のためにヒヨリからスナイパーライフルを借りておいた
しかし、さすがに使う事にはならないだろうと思っていたがたった今その考えは砕け散った
俺の視界の先では一人の少女が二体の機械に追いかけられている
「お待ちください姫様!!逃げられては困ります!マダムがお待ちです、早く帰ってきてください!」
「マダムの所の関係者かぁ…」
……うん?マダム?マダムってあの?そうだとしたら色々と大変なことになった…すでにアリウスのトップにあいつがいるとは完全に想定外だった。今まで内戦の影響の比較的少ない郊外にすんでいたし、最近訓練として前線に行くことも出来ていなかった
そのせいでこんな重要情報を知ることができていなかったとは…
それに姫様って言われてるってことはあの子って…
「…考えるのはあとだ、とりあえずあの子を助けよう」
ダァン
「お待ちください姫さm」
ダァン
「おい、どうした。一体なにg」
「ふぅ…掃除完了」
それにして比べると機械は本当に弱いな
「ねえ、君大丈夫?」
「…うん」
「そうか、それは良かった。もしよかったらだけど…俺の家に来てくれる?」
「あなたの家?」
「そう、今の暮らしに不満があるならで良いけど、俺以外にも家族はたくさんいるし楽しいと思うよ」
「…わかった、行く」
「よし分かった。そういえば言ってなかったけど俺の名前は…って寝ちゃった」
半ば誘拐に近い形で薄紫の髪の少女(おそらくアツコ)を連れて食料も集めてから帰った
「ただいまー」
「あ、ショウドさん!お帰りなさい」
「ただいま、ヒヨリ。今日はいつもより沢山ご飯手に入ったよ」
「ほ、本当ですか!うわーん!さすがショウドさんです~!!」
「そんな抱き着かないでって、この子をベットに寝かせたいし」
「えーっと…この子は一体?」
「この子はマダムって言うやつに追いかけられてるみたいでさ、とりあえず助けてきた」
「追いかけられてたって、この家にいたら私たちの家が襲われることはないですよね?」
「まぁ…多分?」
居場所はアツコが喋るたびにマダムの何かが反応するんだっけか。何が反応するかはさっぱり覚えてないけど
「それはそうとして、晩御飯はどんな感じ?」
「あ、それは…」
「ああ…なるほど。俺も手伝おうか?人手は多いほうがいいでしょ、それにご飯ないとサオリとミサキはともかくアズサは最低三日は引きずるぞ」
「お、お願いします!」
OKと俺はサムズアップで答えた
こんな感じで俺は今メチャクチャ楽しく生活している。ただ一つ気がかりなことがある
それは目の前で眠っているこの子の事だ。この子がアツコなのだとしたらあのババアが探し回っているに違いない。そうなるとアイツの手下がここに来るのも時間の問題だ
そもそも俺がみんなを守れる保証はない。相手は今までのようなボロボロの兵士とは違って万全の状態である。相手が三人程度ならば地の利を活かしてなんとか勝てるかもしれないが…
最悪の場合ババア本人が出張ってくるかもしれない、あるいは大人数で潰しに来る可能性もある
俺の意識がない時のあれならどうなのだろうか…あの状態の実力がよくわからないためなんとも言えないが、さすがにこれらを相手取るのは厳しいだろう
「俺も、もっと強くならないと…」
「?、何か言いましたか?」
「あ、いやなんでもない」
つい口に出してしまった。それはそれとして強くなるにしても今までみたいにそこら辺の連中に喧嘩を吹っ掛けるというのはベアトリーチェがアリウスを統治するようになってしまった以上無理だろう。そんなことしていればいずれ目を付けられる、そうなるのは御免だ
…しかしそうなると戦う相手がいないな…アリウスの外に出れば居るだろうが…カタコンベで迷う未来しか見えない、却下だ
結局、ただの訓練をするしかないか。などと俺が考えていると
「あの…ショウドさん」
「どうしたヒヨリ」
「その、この子が目を覚ましたらどうしたらいいですか?」
「そうだな、その時は俺がやる。それはそうと早く料理に行きな。下準備は済ましたから」
俺はそう言いながらヒヨリの頭を優しく撫でる
「え…えへへ」
なんというか、ヒヨリの髪はすごくポフポフしていて撫で心地が凄くいい(語彙力の消失)
…女性って頭撫でられるのが嫌って本当ですよね?ヒヨリもそれ以外も嫌な顔してないですけど…
いや、そう見えてるだけかもな
そもそも撫でられるのが嫌って髪のセットが崩れるからだったっけか、ていうことはみんなには関係のないことだからか?
「…ヒヨリだけずるい」
「…ああ、まったくだ」
「う、うわぁ!ミサキちゃんにアズサちゃん。いつ帰ってきてたんですか?!」
「ヒヨリが撫でられる少し前から」
「…というかそんなことはどうでもいいからショウドは撫でるのやめて」
「え、でも…」「いいから」
「あ、はい…」
「うわーん!やっぱりミサキちゃんは優しくないです!ショウドさんとは全然違います!」
「……ヒヨリ、あとでちょっと話そ?」
「ちょ、二人ともストップ起きちゃうって」
「ショウド。もう手遅れのようだぞ」
「えっ、……あ」
思いっきり起きてしまっていた
「…えっと、ここは?」
「あ、ああここはだな、俺たちのいe「ショウド、私が話をしておこう。だからお前はミサキやサオリにこの子の事を説明しておいてくれ
「え、でもおr「返事は?」
「はい…」
「じゃあ、早く行ってこいサオリが帰ってくると面倒だろう?」
色々と言いたいことはあったがミサキに経緯を説明することにした。決してミサキとサオリからの尋問がガチで怖いからなどでは決してないということを先に言っておく
「早く説明して」「(くれ)」
「…なんでサオリが居るの?」
「なんだ、帰ってきたらだめか?」
「そのようなことがあろうはずはございません」
それからなんやかあんやあってミサキとサオリの事情説明に成功し二人にみっちり説教されたあと、晩御飯を囲みながら事情を聴いた
分かったことはこの子の名前は秤アツコであるという事それだけだ
「みんな本当にいいの?私が家族になっても」
「え、俺は別に気にしてないし」
「私もだ」「私もです…」「私もです」
どうやらアズサが家族として迎えることをすでに話していたようだ
俺を含めて誰一人反対することはなかったがアツコ自身はかなり気にしているようだ
「ほんとにいいの?私がいるといつ襲われるかわからないんだよ?」
「ああ、俺たちは大歓迎だ。大体こんなところに住んでる時点でいつ何が起きてもおかしくないんだから、今更そんなこと気にしてない」
「ほんとに?」
「ああ、ほんとだ」
「それなら…これからよろしく……みんな」
「よし!それじゃ自己紹介を。俺は黒鴉ショウド、こう見えて一番年下の6歳だ、よろしく」
「私は錠前サオリ、一応この中では最年長の8歳だ、困ったときは頼ってくれ」
「私は戒野ミサキ7歳…というかショウドとサオリ姉さん以外はみんな7歳だから…よろしく」
「えっと、わたしは槌永ヒヨリです。ミサキちゃんに言われてしまいましたが7歳です。よろしくお願いします」
「わたしは白洲アズサ7歳だ、よろしく頼む」
「わたしは秤アツコ…6歳、よろしくね」
…知ってたけど俺は結局最年少のままか…なんか嫌だな
「ふむ、ということはショウドは一番年下のままなんだな」
「おう、言うんじゃねぇ、それ一番言われたくないってわかって言ってるよな?」
「……みんなを怒らせたんだからそれぐらい我慢してよ…ああ、思い出したらまたイライラしてきた。ショウド今から説教ね」
「え、理不尽」「なんでですか?」
自分が悪いとわかっていないポンコツはミサキの説教を羽目になり途中からアズサとサオリも参戦してきた
「あ、ヒヨリも説教ね」
「え?」
状況をまるで理解できていないバカは突然の知らされた説教という未来にフリーズしてしまった
「ふふっ」
アツコは一人、その光景を見て静かに笑った
「……分かってたけどやっぱ五人だとこの家狭い」
「文句言うなミサキ、仕方ないだろ」
「……俺外行こうか?」
「「「それホントにやったら説教ね?」」」
「何故??????????」
「ふふっ」
アツコお前なにわろとんねん
まずいね…今のところAC要素が皆無だよ…
Q:そんなAC要素で大丈夫か?
A:大丈夫じゃない、大問題だ