透き通る世界で羽撃く鴉   作:ドヴァキン

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最近エデン条約編を見返したら早く小説でエデン条約編をやりたくなって発作が起きました

まぁエデン条約編に行くより今年が終わるほうが早いと思いますけど…


大激戦

物陰に隠れていると、奥から微かに声が聞こえてきた

 

「おい!ちんたらするな、歩け!」

 

「お前みたいな無能のくせして声ばかりデカい役立たずはいらねぇんだ!」

 

体中に包帯を巻いた奴らが女の子を連れている

 

「うわぁ…」

 

「ひ、ひどいですね…」

 

しかもその女の子は体中血塗れでわかりにくいがあちこちに痣があるようだ。しかも

 

「羽が生えてる人なんてショウド以外で初めて見た…」

 

羽の生えた女の子だ。元は白かったのであろうことが辛うじて分かる血と泥で汚れた羽を生やした子が多数の兵士に半ば引きずられながら歩いている

 

「ねぇ、どうするショウド」

 

「んなもん決まってる。助けるさ」

 

「ヒヨリとミサキが最初にその銃で奇襲を仕掛ける。サオリはヒヨリとミサキの護衛を、誰か襲ってきたらそれを倒すこと」

 

それから、各々の銃の説明を最低限して

 

「よし、それじゃあ作戦通りに、ヒヨリとミサキは奇襲。サオリは二人を護衛。わかった?」

 

「「「わかった(わかりました)」」」

 

「よし、ここら辺でいいだろう。おい!早くここに立て!」

 

その子が建物の端に立たされ今にでも突き落とされそうになったそのとき

 

バァン!!

 

ヒヨリのスナイパーライフルの音が、空気を切り裂き辺りに鳴り響いた。銃弾が当たることはなかったが兵士たちの気を惹くことはできた

 

「誰だ!各自陣形を作れ!」

 

陣形の中心に向けてミサキがグレネードランチャーを撃ち込んだ。俺は連れられていた子が巻き込まれないように連れ出した

 

グレネードランチャーの爆発で先ほど兵士たちがいた場所は崩れ落ちていた

 

「貴様らッ!」

 

「させない!」

 

一人残った兵士がグレネードを投げようとしたが、そうはさせないとサオリがリボルバーを放つ。弾は兵士の腕に当たりグレネードを手から放してしまった。そこに俺が頭めがけて鉄パイプを振り下ろす

 

「あがっ……」

 

ほかの兵士はさっきの崩壊に巻き込まれて下で気絶しているようだ

 

「なぁ、君大丈夫か?」

 

「…う……うん」

 

「いや、絶対大丈夫じゃないよこの子。体中血塗れだよ」

 

「とりあえず家に帰ろう。早くこの子の傷の手当てしないヤバそうだし」

 

そうしてみんなで急いでその場から撤収しようとしたとき

 

ダダダッ

 

(足音?)

 

俺は足音の聞こえたほうを向いた。そこには何十人もの兵士がこちらに向かって走ってきていた

 

 

「今の音は何だ!何があった!」

 

「見ろ!倒れているぞ!」

 

「何があった!」

 

 

「不味い!皆、物陰に隠れてそのまま走って!」

 

俺がそう言い終わったすぐ後に何十もの発砲音が背後から鳴り響いた

 

「待て!」「殺せ!あのガキどもを殺せ!」

 

兵士たちの罵声も聞こえる

 

(このまま逃げるだけじゃすぐ追いつかれる…)

 

「サオリ、この子を連れてみんなで早く逃げて」

 

「ショウド…?」

 

「俺はあいつらを足止めする」

 

「何を言って…」「俺のことは良い!早く行って!後で行くから!」

 

「…帰ってきてよ」

 

サオリが最後にそう言い残すとみんなは下に降りて行った

 

「さて、どうしよか」

 

啖呵を切ったのは良いものの…この数を相手にするのは不可能だ。かといってここから逃げたとしても、いつ家を襲撃されてもおかしくない

 

なら

 

(ヒット&アウェイ戦法か…よし、建物の中だし遮蔽物をうまく使って…)

 

バンッ

 

俺がそう意気込んだとき、俺の胸を一発の銃弾が貫いた

 

「考え込みすぎだ、後ろに回られたことにも気づかないとはな」

 

「ほかの奴らがどこに行ったかは知らないが、そのうち見つかるだろう」

 

「やれ」

 

ドドドドッ

 

体中に鉛玉が降り注ぎ、痛みを感じる間もなく俺の意識は無くなった

 

「ハッ!格好よく啖呵を切ったくせにこの程度で終わりとはなんとも情けな」

 

「?どうし」

 

「おい、何があったお前たち……は?」

 

そこには仲間たちが倒れ伏す姿とその上に立つたった今、殺したはずの一人の少年がいた

 

「お、お前ら!撃てッ!」

 

一人の兵士の号令で無数の銃弾の雨が彼に降り注ぎ、その場にいた誰もが少年が死んだと思った

しかし、そこには…

 

「バカな…翼で銃弾を防いだ…だと!」

 

銃弾を全て防ぎ、何事もなかったかのようにしている化け物がいた

 

「…………」

 

「く、来るな!」

 

化け物はまだ倒れていない者たちに電光石火の如き速さで近づき胴と頭に一発ずつ鉄パイプを叩き込んだ

 

「この…化け物が!」

 

ただ一人意識の残っていた彼女は銃剣を手に化け物目掛けて走り出した。たとえ自分が倒れたとしても最後に一矢報いたいが為に

 

しかし、そんな思いなど化け物に理解できるはずも知ろうとするはずもなくその突撃を受け流しそのまま後頭部に鉄パイプを叩きつけた

 

グサッ

 

銃剣がわき腹に突き刺さった

 

「はは…やった…やったぞ」

 

彼女はそう言い残し倒れてしまった




最後明らかに生き残った兵士が主人公じゃん

あと兵隊ってこんな感じなんですかね、よくわからないまま書いちゃったけど

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