クド夢   作:kaigara

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※注意事項※

原作読了推奨
キャプション必読
キャラ崩壊あり
夢描写あり
基本夢主受け

以上が受け入れられない方はブラウザバック推奨です


プレイ中に理樹の肩に肘を載せながら同行しているクド推しの自己投影ストーリーです。割と夢主がキモいので注意。


共通ルート
恋に恋できない年頃


 大前提として、高校生とは多感な時期である。

 好きな人と恋愛したり、いちゃいちゃちゅっちゅしてすーぐおっぱじめて後先考えずにショットガンマリッジ決め込む馬鹿どもが多いそんな時期(※この意見には個人的な感想しか含まれていません)

 だから正直、色恋だの恋愛だの放課後に廊下の影でキスして「ごめん、帰るまで待てない」とかなんだの言い出すのは、部活もまともにせず日々性欲ばかり持て余してるような人がやる様なものだと思っていた(※この意見には個人的な((ry)

 

 そう、思っていた。そう、新学期が始まるまでは。

 理樹の肩に肘を載せ、学食へと向かおうとした廊下の一幕。

 私の目に写ったのは見目麗しい亜麻色の髪だった。

 開いた窓から吹きすさぶ風によって、その髪は瞬き、正体を表す。幼気な顔に乗るアクアマリンの様な空色の瞳。小さな口と鼻、不安げな表情はまるで小動物でも眺めているかのようだ。

 理樹と方を組むどころかちょっとした肘置きくらいには出来る自分の身長と比べ、極端に小さい背丈。

 私の目に入るその全てが、私の意識と思考を最大限に加速させる。

 既に頭からは湯気でも出ているんじゃないかと言う程熱され、考えはオーバーヒート。この一瞬がどれだけ永く感じた事だろう

 

 理樹は途端に足を止めた私に躓き、心配そうな表情で私の顔を見上げた。

 

 「ど、どうしたの?」

 

 私は、理樹に何も返す言葉がないまま、その場で考え込んでしまった。一体彼女の何がそうさせているのか、記憶を手繰り寄せても、生き別れの妹だとか家族の仇だとか、そんな物は見つからない。ただただ、彼女から目が離せない。その時の感情は、何か1つのことに熱中しているとか、事故の瞬間に意識が何倍にも加速するとか、スポーツ選手がゾーンに入るような、そんな事だけが頭をよぎる。

 しかし、理樹の一言によって、そんな思考が、ただ、自分が”そんな時期”であることに対する現実逃避であることに気が付かされたんだ。

 

 「あの……なんでそんなに顔真っ赤にしてるのさ」

 

 これが、恋なのだと。

 

__

 

 突然だが、リトルバスターズを知っているだろうか。

 なんだそれ? 幽霊でも倒すん? 初見ではそんなくらいしか思わないだろう。かく言う私もそうである。

 だが、それは悪を挫く正義の味方。小さいヤツらが集まったのでリトルバスターズらしい。

 

 そんなリトルバスターズがいまや野球チームとなった。

 

 うん。なんでだよ。と思いの君。安心したまえ、その域は既に過ぎ去ったあとだ。

 なんでも、恭介が今年で卒業しちゃうし、就活中に野球やってるやつなんて居ないし面白いからとか何とか。

 

 「だから、どうかな。メンバーが全然足りなくてさ」

 

 理樹はいの一番に私へと声をかけた。

 確かに、理樹とは1年からの仲だ。たまたま隣の席で、教科書貸してもらうとか何となく昼ご飯を隣で食べるとか。たまに理樹の友達である真人や凛やらバスターズの皆と仲良くなってって、今に至る。最早理樹のイツメンと言っても過言では無い。理樹の服のセンスに口を挟むくらいのことは出来る関係である。

 だからこそ、私は言ってやった。声たかだかに、自信を持って

 

 「嫌だ」

 

__

 

 放課後の帰り道、理樹の肩に肘を載せ、いつも通り寮への帰り道を共にする。とは言え私は自宅通学なので、実際の帰り道は酷く短い。もっと理樹と話したいのに。

 

 「僕が言うのもなんだけどさ」

 「何さ?」

 「○○は、よくサラッと誘いをフイにできるよね」

 「そりゃあヤダもん」

 「いや可愛く言われても……」

 「そもそも私は運動とか出来ないし。野球なんてルールも知らないよ?」

 「鈴も知らないって」

 「なんで野球始めようと思ったんだよ……」

 「……僕も自信なくなってきた」

 

 校舎から出てしばらく、理樹は寮とは別の方向に歩み始める。それは久方ぶりに向かう気がするグラウンドの方向だった。

 

 「これから放課後は練習してるからさ、良ければ見てってよ」

 

 理樹は自分から肘を離さないと思って、何も言わずにこちらへ向かってきたようだ。なんと狡猾か。

 既にバスターズの面々は揃っているようだ。しかしたった5人でよく始めようと思ったものだが

 

 「お、早速1人勧誘成功か? お手柄だぞ理樹」

 

 そう言って私達に声を掛けたのは棗恭介。バスターズのお兄さん的な存在らしい。理樹も心底陶酔している。気がする。

 

 「いや、そういう訳じゃないんだけど、取り敢えず可能性だけでもって事で見学させても良いかな」

 「なるほど……」

 

 恭介は私のことを見定めるようにして眺める。なんか緊張するな

 

 「目の前の宝箱にはトラップが仕掛けられている。どう開ける?」

 「開けてトラップも手に入れる」

 

 反射的に答えてしまった。恭介は正直何考えてるかわからんから、ちょっと苦手だ

 

 「合格」

 

 合格したらしい。

 

 「ちょ、ちょっと待って何それ?」

 

 理樹が恭介へと問い詰める。ごもっともな意見だ

 

 「何って、入団試験だ」

 「だから、まだ入るって決めた訳じゃないんだってば!」

 「一応さ、理樹の友達ならそのうち入るかもしれないだろ?」

 「そ、そうかもだけど……」

 

 申し訳なさそうにこちらを見やる理樹と目が合った。手でも振ってやるか。

 

 「○○じゃねぇか! お前も野球すんのか?」

 

 ランニングを終えた真人が走ってくる。

 

 「いんや別に? 今のところ見てるだけ」

 「なんだ、謙吾の穴はまだ埋まりそうにねぇな」

 

 そのまま走り去っていく。楽しそうでいいね!

 と、そこでようやく謙吾が居ないことに気がついた。4人か、バスケでもすればいいのに。

 

 「とにかく、僕たちは練習してるから、興味が出たら入ってよ。まだメンバーは半分も居ないからさ」

 

 いつの間にか、理樹はバットを持ってバッターボックスへ入っていた。マウンドには鈴が居る。野球のルールがわからんのにフォームは様になってるな。と考えながら、ダイヤから少し離れた場所に体育座りをした。今日はいい天気だな、雲はそこそこだけど、雨は降りそうにないし。

 そんな鈴が大きく振りかぶって、硬式の白玉を理樹目掛けて投げる。

 中々にスピードを持った玉は力強く飛び進み、ストライクゾーンを大きくそれて何故か私の顔面へと向かう。

 

 伝わる激しい衝撃。持っていかれる意識の最中。私は理樹へともう一度、言葉にならない想いを伝えたい

 

 なんで野球やろうと思ったの……。

 

__

 

 翌日、教室で、顔にでっかい絆創膏を貼った私は理樹と顔を合わせる。理樹の後ろには申し訳なさそうな顔をした鈴もいた。

 

 「……幸先不安って感じっすね」

 「ほんとごめんね……鈴も悪気があった訳じゃ無くて」

 「理樹が謝ることでも、鈴が謝ることでも無いよ。これはしゃーない。私もグローブの1つくらい持っておくべきだった」

 

 申し訳なさそうな鈴を撫でて、私は理樹に向き直る。

 

 「まぁ、私も人探しは手伝うよ」

 「本当!?」

 「うん、ぼーっと練習見てるだけなのも暇だしさ。放課後とか昼休みとか、暇そうなやつ適当に当たってみる」

 「助かるよ……正直僕たちだけじゃ不安だったんだ」

 

 メンバー集めは殆ど理樹が行っていることは知っていた。理樹はそこそこ人望あるし女子人気も高い。しかし、真人は人気はあるが、このメンバーに入れそうな友人がいないし、謙吾は剣道部が忙しい。鈴は友達が居ない。と、全くもって悲しい交友関係をしている。私自身友達が多い訳でも無いが、それでも少ない宛を幾つか絞れば一人くらい……どうかなぁ。

 恭介がメンバー集めを率先してやっていないところを見るに、他で必要な事でもやっているのだろう。であれば、やはりそのしわ寄せを受けるのは理樹だ。1年分の友情だからと言ってバスターズの皆には負けていないつもりだ。

 

 「取り敢えず昼休みにでも探ってみるよ。今日は一緒にご飯食べれなくてごめんね」

 「平気、真人も居るし」

 「悪いが○○、今日のお前の分のコロッケも俺が頂いちまうぜ」

 「なんで居ないのに自分の分買わなきゃなんないんだよ!」

 「なに……! それもそうか……チクショウッ! 今日はコロッケお得な2倍デーだと思った俺の純情を弄びやがって!」

 「勝手に勘違いしただけだし、そんなキャンペーンが訪れる事はないと思うよ」

 

 理樹のツッコミは理路整然としていて学ぶべき所があるな。なんて考えていれば予鈴が鳴った。

 さて、だれを誘うべきか……。誰に話しかけるか、と考え始めた所で、やはり一人の人物しか頭には浮かばなかった

 

__

 

 昼休み。私は直ぐさま、その元へと駆けつける。それは最早日常ともあるような風景だが、初めて見る人が居れば随分と異質に見えるだろう

 

 「クド〜〜!! 今日も可愛いね〜!!」

 

 同じクラスのとある席、そこにおわすはマイエンジェル。亜麻色の髪に特徴的なコウモリのヘアピン。くりんとした可愛い水色のお目目がso cute……。

 私の愛するラブリーチャーミングな女の子がそこに居るのだった。

 

 「あ、頼花さん! 今日もさんきゅー! べりー まっちですー!」

 

 私の言葉に元気に答えるのがその子。能美クドリャフカことクド。名前の通りクォーター。おじが親日でーとかそういう説明は原作の理樹に任せて続ける。

 

 「あれ? 直江さんは一緒じゃ無いんですか?」

 「あいつはあいつで多分メンバー集めかなぁ」

 「めんばー? 何かゲームでもなさるんですか?」

 

 あぁ……舌っ足らずなクド可愛いなぁ」

 

 あやっべめっちゃ声にでてた

 

 「わふ! ちゃんと言えますよ! めんばー! めんぶぁー!」

 「可愛いてぇてぇまじえんじぇー」

 「わふ!? また褒められちゃいました!?」

 

 可愛い。好き好き大好き。可愛すぎる。

 

 「それで? めんぶぁーとはなんのことですか?」

 「あぁ、そうだね。それなんだけど__」

 

 理樹から伝えられた事を大体伝える。クドが興味津々に聞いてる所を脳内フォルダに収めながらも、最後まで聞いたクドの答えはおーけーだった

 

 「私でよければやってみたいです!」

 

__

 

 放課後、理樹の方は神北 小鞠と言う同クラスの女子を勧誘してきた。行動力の高いやつだ。さて、私もマネージャーとして頑張ろう。

 

 どうしたってんだ、クドが居るなら私も入るしか無いじゃないか。とは言え運動神経が良い訳でもないからプレイヤーにはなれないけど、最低限クドや理樹達を支えたい。少なくとも輪切りのレモンをはちみつにつけたアレくらいなら作れる。

 新しく入った神北さんは……なんて言うか、へなちょこという言葉の似合う人だった。

 

 練習の半ば、クドが皆に用事があると伝え、練習を抜けた。何かと聞けば、そろそろ荷物が届く頃だと。

 

 「ごめん私も抜けます」

 「了解」

 

 投げ終わって涼しげな顔の鈴がそう答える。

 

 「頼花さんも何かご用事ですか?」

 「うん、クドの荷物運びを手伝うって言う用事」

 「い、良いんですか? わざわざお手伝いして頂いて。マネージャーだったら、皆さんが怪我しないように見てるとか……とか……とか……」

 

 不安げだけど好意に嬉しそうで可愛い。クドより優先することなんて無いのになんならクド専属のマネージャーみたいな物なのに。

 私は恭介に目配せすると、直ぐにGOサインが出た。

 

 「という事でね」

 「で、ではお願いします!」

 

 私達は練習を抜け出し、寮の入口まで向かう事にした。

 

__

 

 「随分可愛い梱包だな……」

 

 夕焼けの中。私はカエルのマークが着いている白いダンボールを幾つか抱えている。よく見れば日本の運送会社では無さそうだ。とはいえ、宅配について詳しくないので大したことは分からないが、クドでも抱えられる大きさなので大したサイズでは無さそう。

 しかし、サイズはそれでも量はそこそこ。これをクド一人で運ぶとすれば、何回かは往復しなければいけないだろうな。

 私はクドに箱のことや、何処からの荷物なのか、何が入っているのか等聞かされつつ、女子寮へと向かう

 

 「段差になってる所気をつけて」

 「はーい! わかりました!」

 

 二分割して丁度いいくらいの荷物をお互い持ち、クドの部屋へと荷物を運び上げた。そこが鈴の部屋じゃないことに気がつくと入るはずだった部屋が連休中に工事を行っており、入れるようになった結果部屋が移り変ったとの事。

 寂しそうなので、「ルームメイトを探す手伝いをする」と伝えれば、大層喜んだ。私がなるよ、ルームメイト。しかし、手続きとかなんも分からんので、取り敢えず翌日、理樹に相談することにした

 

 荷物の運搬とお茶が終わり、クドは寮の外まで見送りに来てくれた。あまりの可愛さにその場を転げ回った。周りの女子生徒から地面をのたうつゲジゲジを見る目で見られるが気にしない。明日からはクドのルームメイトを探す(まぁ出来れば私w)使命が始まるのだ

 

__

 

 さて、今日も終わるし、いっちょ、さすらうか。

 恭介が作ったルールと、バトルランキング、何故か私も入れられている。仕方ないのでついでに最強も目指していこう。

 

 あそこにいるのは……鈴か、早速勝負を挑もう

 

 「○○、お前に理樹は渡さん」

 「かかってくるがいい鈴よ、理樹は別にあげるよ」

 

 やってきた野次馬共から投げ渡された武器は……ティッシュ箱か、悪くない。

 鈴は近くの猫を拾っていた。しかし数は少ない。一気に畳み込むぞ。

 私はティッシュを辺り一帯に撒き散らし目くらましをする。

 

 「なにぃ!?」

 

 鈴が慌てふためく中、その雪景色に紛れ、背後を取りに行く。

 

 「悪いが勝負には勝たせてもら……ッ!」

 

 しかしそこに鈴の姿はいなかった、白に紛れて気づかなかったが、そこに居たのは虎柄の猫である。

 更に、周囲にいる猫はその一匹だけ、つまり……ッ!!

 

 「しま……ッ!!」

 「貰った!!」

 

 遥上空から、猫、猫、猫、猫、鈴と5コンボの打撃を食らう。くっ……まさか私の技が利用されるとは

 

 「勝負あったな」

 

 鈴がちりんと鈴(すず)を鳴らしてこちらに振り向く。勇ましいよ鈴。あんたがチャンピオンだ。

 

 「あぁ、勝負ありだ」

 

 どこかから恭介が降りてくると、勝負の終わりを告げた。自信満々な鈴が胸を張る

 

 「パーフェクトだ」

 「あぁ、パーフェクトでお前の負けだ。最後蹴ってただろ。思いっきりルール違反だ」

 「……あ」

 

 パサっとコミックで鈴の頭を叩く。そういや明らかに猫ではない体重が乗っかってきていた。肩にはおもっくそ足跡が付いている

 

 「いや、違う。あたしも猫みたいなものだ」

 「だとしても、投げ込まれたものじゃないからダメだろ」

 「うぅ……」

 

 鈴は言い返すことが見つからないまま、猫を抱き抱えている

 

 「まぁ……ノーコンよりはマシなのにするよ」

 「うっさいボケぇ! 猫だけで倒れろ!」

 「理不尽……がふっ」

 

 私は鈴に称号を与えてしばしの眠りについた

 

 

 

 【鈴は『恋に恋できない年頃』の称号を得た!】

 

 

 

__

 

・こぼれ話

[新規メンバー加入!]

 「という事で新規メンバーです」

 「いぇ〜い」

 「いぇーなのです!」

 「いぇー! 理樹頑張ってんねー! もう三人だ!」

 「何をサラッと加入組に居るんだよ、どういう心境の変化?」

 「クドが入るって言うから」

 「おまけが来たな」

 「あ、言っとくけど打つ気も投げる気も走る気も無いよ。お茶くらいは持ってくるからマネージャーって事で」

 「この人数じゃあ特にマネジメントすることは無いけどね」

 「これからよろしくね〜、クーちゃん」

 「よろしくなのですー!」

 「あぁ……こまクドてぇてぇな」

 「大丈夫かこいつ?」

 「残念ながら平常運転だよ」




カットしすぎて描写が分からない? 原作を買いましょう。クドイベで原作の理樹の居るところを全部すげ替えてください。だいたいそんな感じです。
今日のクドかわポイントは寮で帰り際に手を振ってるところですね。他にも荷物運びイベは可愛いところ盛り沢山です。原作を買いましょう。
何故こんなにもカット多様かと言ってしまえば、全部書くと原作をそのまま丸写しすることになるからです。なので、大筋や情報取得シーンは、殆ど原作準拠で任せて、細かい所や夢主固有の考え、原作にないシーンなどだけを掻い摘んで書いていきます。詳しい話や何故ストーリー中夢主がこんな思いを馳せてるのか知りたかったら原作をやりましょう。多分最初に理樹の事が大好きになります。
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