やったぜ。悶絶提督調教貞操逆転鎮守府物語   作:江田島提督

1 / 3
E1、丁ですがクリアできました
最終ボス削り中にポロッと花月出て来て草


提督が着弾する前の話①

 

「ぅ〜〜...」

俺は開き切らない目をこすりながら辺りを見渡す。

「いま、何時だ......?」

 

壁掛けの時計を見ると、時刻は二二四〇(フタフタヨンマル)

「ぬわーーんつかれたんもおーーー!!!」

[訳:いっけね、寝てたわ]

 

そうしてぼんやりしたままの頭を無理やり回し、目の前に積まれた書類に取り掛かる。

 

そうだ、今日は一段と仕事が多いと思ったら、そういや今日で着任して1ヶ月か。

ひとつの節目ということもあってか、俺自身に関する報告書が多いんだな。

あぁ...6号警備府(ここ)に来てからあった、様々な出来事を追憶しながらも判子を捺す手元が狂わないあたり、俺はこの仕事に慣れてきたのだろう。

 

夜更かしすると、翌日のパフォーマンスに悪い影響が出るってそれ1番言われてるから。

艦娘である彼女らはそのパフォーマンスに命に関わるので、俺は秘書()は、仕事が残っていても21時には帰らせている。

しかし...

 

そんなこと言っている俺が居眠りするようじゃ世話ないな...

 

そんな自嘲のような、少し恥ずかしいセリフを吐きながらも、俺は着々と書類を減らしていくのであった

 

 

 

◆◇◆◇

 

 

 

俺がここに着任、いや...

 

 

こっち側(・・・・)にやって来てから、昨日でちょうど1ヶ月がたった。

 

“あっち側”と、“こっち側””...

※アッチ側♂←×

 

 

––––どちらかと問われれば、俺は元々“あっち側”の人間だった。

 

まあそんな大層なもんではないのだが。

「普通」な世界...

普通にみんなが居て、平和で、退屈ながらも手放し難い、ごく一般的な世界。

その中で俺も、これといったこともない一人の男♂として生きていた。

 

しかし2ヶ月ほど前、そんな俺の日常は突然奪われた。

 

ある朝目を覚ますと、視界には知らない景色...正確には青空が広がっていたのだ(諸行無常)

 

正直何がどうなったかは分からない。

ただ言えることは、自分が居るのは、今までとは違う。別の場所(世界)だということだけ...

 

お前もう生きて帰れねぇな?(KBTIT並感)

 

 

 

 

(眩しい...)

俺は照りつける容赦ない陽光によって目が覚めた。

 

ゆっくりと目を開ける。

そして次の瞬間、

「...ェ...」

俺は絶句した。

 

なぜなら俺は、前日床に入った着の身着のままで、砂浜に横たわっていたのだ。

下着のみでなくしっかりとTシャツとズボンを着ていたことは、せめてもの救いであったが...

野生のHMに襲われる心配はない...か?(警戒)

 

とにかく。俺はいきなり、知らない場所に身一つ放り出されたのだった。

 

それからというもの、遭難した時はあまり動かない方がいいと聞いたことがあったが、俺は構わず辺りをふらついた。

HMはせっかちってそれ一番言われてるから。

 

そうして、1時間ほど経った頃であろうか。俺は幸運なことに人里へとたどり着いた。

小さな港町、といった感じであろうか。

いつぶりかの人の気配に安心感を抱きつつ、街へ入り道を行く。

 

 

しかし、

「何かおかしいゾ」

 

小さなその街で、異変に気づくのにそう時間はかからなかった。

 

歩いていると、こちらへの道ゆく女性からの視線が目につく。

あいつHMか?

まあ、寝癖にヨレたTシャツ、砂だらけの裸足姿で堂々と道を歩いていたので、最初は当然かと思い、気にしなかった。

しかしいくら寝ぼけた頭でも流石に勘づく。

 

 

––––女性しか居ないのだ。

 

いや、“女性しか居ない”のではなく、“男性が居ない” と言った方が的確か。

俺がHMだったら寂しくて死んでたゾ...

 

 

しかし、歩いているだけで伝わってくる、強烈な疎外感と刺さる視線。

 

 

果たして俺が出した結果は、

 

「とりあえず交番に行こう」

そんなものであった。

 

(警察へ行けばとりあえずなんとかなるだろw)

そんな楽観的思考のもと、俺は交番へ向かうこととした。

 

しかし一つ問題。

道がわからん。なんせ起きたら知らない場所である。

土地勘なんてものはない(断言)

 

 

「う~ん...」

 

そう俺が唸りながらぐるぐると歩いていると、

 

 

 

トントン

 

突如として背後から肩を叩かれる。

 

俺が振り返ると、

そこには息が荒くし、頬を上気させた女性が数人立っていた。

何だお前(素)

 

「え〜と、何か御用?」

 

「...」

 

俺の質問虚しく、彼女らはそんな声耳に入らない、といった風だ。

皆俺を潤んだ目で見つめている。

ダメみたいですね(諦め)

 

 

 

 今思えば、普通じゃない状態の、それも複数人に肩を掴まれたのだ。

こんな呑気に構えている場合ではなかったと思う。

 

しかし、知らない土地での不安からか、はたまた久方ぶりの人との対面からか...

ともかく、その時の俺には正常な判断能力、というやつが少し欠けていたと思う。

(俺はHMじゃないからしょうがない)

 

 

(丁度いい。このお姉さんたちに道聞いてみるか...)

 

 

俺がまだトロトロと呑気なことを考えていると、

 

––––ガシ

 

女性に肩を掴まれた。それも、かなり強く。

痛いっスよもぉ〜!!!レンサン...

 

「イテ...あの〜、すいませ〜ん...」

 

反応はない。

だが、代わりといってはなんだが、彼女らは呼吸を荒く俺への力をさらに強る。

 

痛いんだよもぉ〜!!!(豹変)

ん?なんかお姉さんたちの目血走ってるんですけど。

アレ...これって、ひょっとしなくても...まずいカンジ...?

 

 

しかし時既に遅し。

 

 

ガバッ

ズリズリ...

 

いくら男の俺でも、複数人の女性に対しては無力だ。

されるがままに路地裏に引き込まれていく。

ウッソだろお前ww

 

「ウワッ何すんですか」

お、お姉さんやめちくり^〜

しかし俺の抗議虚しく、彼女らは俺から衣服を剥ぎ取っていく。

これマジ?上半身に対して下半身が貧弱すぎるだろ...

[訳:そういえば今、俺は寝巻き姿なので(主に下半身の)防御力が貧弱なのだ]

 

ずるずるとズボンさえ奪われ、いよいよ最終防衛線(絶対防衛圏)

これが、ご褒美なのぉ...なんか犯されてるよぉ!?

馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!

 

一周回って 冴えてきた頭でそう悲観(!?)したことを考えていると...

 

 

突如背後から、

 

 

 

 

パン

 

 

 

 

薄暗く湿った路地裏に、乾いた破裂音が響いた。

俺含めそこにいた全員が反射的に後ろへ振り返る。

 

視線を向けたそこには、純白の軍服...旧日本海軍将校のそれに身を包んだ、壮年の男性が立っていた。

 

「おい」

彼の重い一言に、その場の誰もが落ち着きを失う。

ヒィっ、ぼ、僕はHMじゃありませ〜ん!

 

やがて彼がこちらへ足を向けると、あっと言う間に周りにいた女性たちは、皆どこかへ散っていった。

しかし彼はそれを追う素振りを見せず、見るも無惨な姿の俺に向かってくる。

 

「君」

 

かけられた言葉に反射で体が引き攣る。

「は、ハイ...」

 

「そう怖がらんでも良いだろう。もう大丈夫だ、と言いたいところだが、格好的に大丈夫...ではなさそうだな」

そう言って彼はほれ、とブランケットを俺に投げ渡す。

 

「アザッス、えっと〜...」

 

言葉に詰まる俺の姿を見た彼は、

「あぁ。自己紹介がまだだったな。」

ピシッと帽子を整える彼。

「俺は帝国海軍大本営直属中佐の宮本d」

 

「ェ?」

 

「ん?」

連鎖的に起こった困惑の応酬。

 

おっといけない、言葉を遮ってしまった。

「センセンシャル、えっと...今、“海軍”と?」

 

「あ、ああ。確かに言ったが」

相手には困惑の色が見える。

 

「つまり、軍属...?」

 

俺の質問に、何当たり前のことを...と言ったふうに不思議な目を向けながら答える中佐。

「ああ、軍属だが......何かあったか?」

 

日本海軍は太平洋戦争後に解体された。ハッキリわかんだね。

しかしこの人はいかにも本気って風な顔で言ってるんだが...(困惑)

虚偽......嘘つき......ハッ、つまり宮本武蔵はHM......!?(とばっちり)

 

「え、海軍ってとうの昔に解体されたんしゃないですか?」

宮本中佐、目パチクリさせててかぁいいねぇ^〜

 

「『え?』とはこちらが言いたい。海軍の再建を知らんとは言わせんぞ。7年前に復活したばかりではないか」

 

あのさぁ...

憲法9条どこ行ったんですかねぇ。やっぱHMか?

しかしこうも本気な感じで言われるとこっちが不安になる。

 

「7年前って言うと...って、やっぱナイですよ。海軍って海自の間違いじゃないですか?」

もし間違いなら彼は相当な右翼(⭐︎RIGHT WING⭐︎)だが...

 

しかし宮本さんは本気で困惑しているようだ。

これもうわかんねぇな...

 

「待て待て、君大丈夫か?さっき襲われてる時に頭でも打ったんじゃ...」

おいなんか心配され始めたぞ(残当)

 

 

う〜ん、と顎を撫でていた彼はひとしきり悩んだ後、

「まあ、そんな格好でもなんだ。近くに海軍の施設がある。そこでゆっくり話そうじゃないか」

そう言って、哀れみの目を俺に向けた宮本さんは、慈しみに満ちた声色で俺を誘うのであった。

 

 

 

 

「にわかに信じがたいが......」

「つまり君は、目が覚めたら砂浜に着の身着のままで倒れていて、偶然辿り着いた街で襲われていた、と」

「本当に深海棲艦についても、男性減少問題についても何も知らない...と言うのかね?」

 

宮本さんに連れられた俺は、近くの海軍の施設にお邪魔している。

そこではビリビリに破かれた服の着替えや温かい飲み物などを頂くと共に、宮本さんからの質問攻めに遭っていた。

 

〜〜〜

 

ここで発覚の大事実。[悲報、俺氏神隠しに遭っていた]

どうやら俺が今いるのは今までの世界とは違うらしい。

7年前に深海棲艦という化け物たちが攻めてきて、シーレーンはズタボロ。生活レベルは昭和初期まで逆戻りだそうだ。

そして、化け物たちにはそれまでの兵器では歯が立たず、人類は窮地に追い込まれていたとのこと。そこで救世主の如く現れたのが艦娘、という過去の軍艦の魂を宿す戦う少女的な者達、らしい。そして海軍ってのは彼女たちが所属する組織のことで、旧日本海軍のそれとはまた異なるとのこと。ちなみに何故か知らないけど男性の出生率が激減し出したりもした。原因は謎らしい。

 

そんで俺は、素直に「神隠し」なんて言ったら精神異常者扱いされることが目に見えているので、今は記憶喪失ということにしておいてある。

 

〜〜〜

 

話は戻り、

「えぇ、そうですねぇ...」俺はまだ宮本質問マシンガンの渦中にあった。

ちなみに此処は“海軍”の潮岬地方支部とのことだ。俺の家って千葉なんだが...

 

「寝て起きたら数百キロ移動してたなんて聞いたことがないぞ。しかも常識すら怪しいときた」

やれやれ、と首を振る宮本さん。

「それじゃあ君、神隠しにあったとでも言うのかね?」

 

「ギクッい、いや〜...記憶喪失、ですかねぇ?」

 

はえ〜、にしてもやっぱ街に男が居なかったの気のせいじゃなかったんだ。

しかし紳士暴行される世の中とはたまげたなぁ。

意味不明なこと多すぎて実感が湧かないよォ...

 

「う〜ん...まあ、そうなるだろうなぁ。こればっかりは医者の領分だから分からんが...」

「まあいい、千葉...で良かったか?唯一覚えてる故郷なんだろ?頼る人の1人くらいいるだろう。汽車で良いなら手配しよう」

 

これマ?宮本人間の鏡ですわ。

違う世界とは言っても多分千葉は千葉だろう。知っているの土地へ帰れるのはありがたい。

汽車?ってのが気になるがまあいい。やっとお家(存在不明)に帰れるよやったね!

早く帰って宿題しなきゃ^^〜(現実逃避成人男性)

 

「ありがとうございます!にしても何から何までホント頭が上がりません...」

 

中佐はハハ、と笑い、「国民を助けるのが軍人だからな」とのこと。

本当に感謝しかない。何かお自分にできることがあるなら何でもします、と言ってみたものの、

「身一つの一文なしでもできることを頼むよ」と笑われてしまった。そりゃそうじゃ(OOKD博士並感)

 

う〜ん...

あ、そういえばさっきから気になっていたものがあるんだった。

「あの、宮本さん」

 

「さっきから窓の外で動いてる小さいのって、何ですか?」

さっきからぴょこぴょこ影が動いていて気になっていたのだ。これも神隠し要素か?

虫...とも違うしほんとになんだr

 

 

 

「「君!!!」」

 

 

 

「ハイィ!」

びっくり!いきなり大きい声を出すのはご遠慮願いたい...

しっかし今度は宮本さんの目が血走っている。襲われる!?

ハ、やっぱり宮本さんはHMだった...ってこと!?(侮辱)

 

 

 

「見える...の、か...?」

 

 

 

 

は?

見えるって、あの影がってこと?

 

「は、はぁ...見えますが」

 

その俺の言葉を聞いた宮本さんは、ワナワナと震え出し、「そうか」とか「ふふふふ」などとニヤニヤしながらブツブツ言いながら電話だのペンだのを手に取り作業を始めた。怖い。

 

そして、数分経ちひとしきり終えたであろう彼は俺に向かって興奮そうともせずに口を開く

 

「残念だが、君が故郷へ帰るのは大分先になりそうだ」

ウッソだろ?(終わりのないdefence)

 

「君がこれから、いや。今から向かうのは東は東でも...横須賀、だ」

 

ポカーン......って、ファ!?ッ

ど、どう言うことだろう。なんか影が見えただけで俺は横須賀送りが確定したのだが。

 

困惑する俺を尻目にニコニコの中佐は、窓に向かって手招きした。

すると、2、3頭身ほどの小さなヒト...っぽいものがフワフワとやってきた。ェ、なんか飛んでない?

 

困惑に困惑を重ね、もはや放心状態の俺に向かって中佐は、

 

「もう一度問おう。此処にいる者たちが、彼女たち(妖精さんたち)が見えるんだな?」

 

俺のお茶菓子を貪り食ってるこいつらのことか...?

俺が気の抜けたハイ、との返事すると彼はにこやかに口を開く。

 

 

「そうだ。先程、君は確かに『自分ができることがあるなら何でもする』と言ったな」

あ、アレ?この流れって...

 

 

「ェ、ぁ、ハイ、言いました...」

 

俺の言質をとった彼は無情にも続ける。

「ならば一つお願いしよう...」

ちょっと待って助けてください待ってお願いします!!!

 

 

そんな俺の願いは虚しく、宮本中佐はニカっ、と明るく笑い一言。

 

 

 

 

 

「君には、“提督(・・)”になってもらう!!!」

 

 

 

 

 

 

こうして俺は訳もわからぬまま、提督としての教育を受けるため、神隠し被害に遭って早々横須賀へ飛ばされるのであった...

やったね!異例のスピード出世だゾ⭐︎




提督がやって来た世界に淫夢は存在しません。
ハッ、つまりHMが大手を振って歩けるってこと...!?
これが多様性を実現した理想郷かたまげたなぁ(錯乱)


※HM→Hazard Maverick
訳はご自分で...
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。