受験勉強+資格勉強×2の3正面作戦を遂行中なので許してください。
幸い次話のプロットはできてるので、まだ失踪はしないと思います。
〜場面は提督が着弾する前の話①冒頭へ〜
◆◇◆◇
俺がこの警備府に着任してから、約1ヶ月が過ぎようとしていた。
夜更かしをするとたまに叱られるが、至って平和...
警備府近海の哨戒や護衛任務、あとは専ら訓練に勤しむ日々である。
★
「…〜とにかく今日も異常なし、よ!」
とっても元気な暁チャン。
今日も鎮守府近海は平和です⭐︎
「うむ、ご苦労様。下がってよろしい」
今は通例の近海の哨戒の報告を、暁ら第六駆逐隊から受けたところである。
...お?確か今日はこのあと警備府内の演習があるだけだな。しかも今日の夜間哨戒は他の所の担当か。
「鳳翔さん」
「ッハイ」
毎度そんなに構えなくてもいいんじゃないかな。
「今日この後ってさ、暇だよね」
「え、いや別に暇じゃ...」
少し顔を引き攣らせる鳳翔さん。
「暇じゃ...」
「ないです(即答)」
即答かぁ...
「遊んd...」
「ダメです」
ま〜た始まったよやれやれ...、とでも言いたげな瞳をこちらへ向ける。
「そんな風に言われても困ります。第一あなたは小さくても艦隊を預かる提督なのですから、ドシっと構えていてくださいな。それに、仕事なんていくらでも探せばあるでしょう?」
「いやでも、敢えて遊ぶ...もとい交流の場を設けることで、ここの娘たちと距離を縮めるチャンスかな〜、って思ってさ。仮にも背中を預け合う仲でしょ?」
うるさいとにかく遊ばせろ!俺ほぼ民間人ゾ!
「ダメったらダメです!そういうことは正規の休暇に行ってください」
あの不定期で月イチあるかないかの半休もどきのアレですか鳳翔さん...
ええい、とにかく俺は書類を見るのがイヤなんだ!
そういう俺は最大限の抗議を示す。顔で。
「そんなにむくれたって...ダメ、ですよ...!」
効いてて草。
「とにかく、今日はずっと後回しにしていた遠征シフトの見直しと資源在庫の照らし合わせを〜…」
あ〜、クソ。やっぱダメか...
こんな時に都合よく外せない用事が生えてきたりしないかなぁ...
そんなことを考えて、上の空な俺に喝を入れる鳳翔さん。上官って何だっけ...
「提督〜!聞いてますか?これはあなたの仕事なんですから、後回しにしても困るのはあなたなんでs」
電話君「ヂリリリリリリリリリwwwww」
ファッ!?この番号...司令部から電話来たゾ!
ご都合主義此処に極まれりである。
ガチャリ。俺は鳳翔さんよりも先に、と素早く受話器を取る。
???:『もしもし〜』
...む...?
電話口の向こうから聞こえる、何とも形容し難い胃もたれしそうなほど甘ったるい声...
これって...
もしかしなくても...
『鹿島教官ですか?』
『ピンポ〜ン、当たりです!』
うん、知ってた。
『あっハイそれで何か用事ですか』
『なんか雑じゃないでしょうか...まあ、うん。いいでしょう』
親しみを込めて話しているのだ。雑とは失礼だな。本題あくしろよ(せっかち=!?!?)
『それで、今日電話したのはですね。呼び出しです。大本営から直接来てます』
『えぇ...』
呼び出しって...何かやらかしたか?俺。
心当たりがないので本当に謎である。多分お叱りではない...と思う。
新人の割には頑張ったと思うんだがなぁ...
『「えぇ」じゃありません。と・に・か・く、○月○日
おんどれェ鹿島...鳳翔に続き貴様まで俺に小言を...!(過剰反応)
『はぁ...それはそうと、ちなみに何で呼び出しがかかったのか、理由を教えてくれたりはするんですか?』
(俺に対する情報が)何か足んねぇよなぁ?(TNOK)
『ふふふ...聞きたいですか?そうですか...それなら教えてあげないこともn』
『あ、やっぱ大丈夫です。出発の準備しますので切りますネ』
う〜ん、思ってたんと違う...
割と面倒そうでヤル気が起きないであります教官殿。
『ええ!?チョットマッテ......ああ、そうそう。こっちに来るにあたっては、1人護衛の
『了解です。それではご今度こそご機嫌よう』
『エ、テイトクサンマッt』
ガチャリ
呼び出しの内容が全く伝えられなかったし、最後の物言いが気に食わないが、まあいいだろう。
そんなことより、だ。
俺は、今この時から少なくとも明日いっぱい、この憎っくき書類を目に入れなくて済むことが確定したのだ!
フハハ...勝ったッ!悶絶提督専門調教鎮守府物語・完!
「んふふ...」
どうだ鳳翔よ。言ってた側からこれだからなぁ〜??
「...はぁ......」
どうやら鳳翔も大本営には歯向かえんらしい。観念したようである。てか観念してもらわねば困る。
「...話は聞きました。どうぞ行ってきて下さいませ」
「ただし、くれぐれも羽目を外しすぎないように。体にもお気をつけて、ですよ」
「いや遊びに行くわけじゃないんだけどね?」
そんな俺の声は彼女には届かなかったようである。
「...ところで先ほど鹿島さんがおっしゃっていた、護衛は誰を付けるんです」
あ〜、護衛か...
六駆の奴らは...無理だな。哨戒もあるし、最低限残しておかねば。
なら翔鶴瑞鶴も...厳しいか。あいつらまだ見習い扱いなんだよな。
...と、なると残りは鳳翔さんと...十駆メンバーズか。
?
なんかさっきからチラチラ鳳翔さんが視線を送ってくるのだが...
鳳翔さん?あなたはダメだよ。あなたがいないと
じゃけん鳳翔さんはお留守番しましょうね^〜
「十駆のメンバーから1人連れて行くことを考えてるかな」
「そ、そうですか...なら誰を連れて行くをお考えでしょうか」
肩を落とす彼女。
やっぱ好きなんすね〜...(出張が)
「う〜ん、どうせならあんまり喋ったことない娘と交流を兼ねてってのはどうかな」
「あら、良いのではないでしょうか」
夕雲、巻雲、風雲、秋雲、ねぇ...
こいつらであんまり馴染みのないやつと言えば......
うん、決まった。
「秋雲にしようかな。連れてくの」
理由はいつも液タブ構ってばっかであんま喋ったことないから、以上。
ちなみに十駆のメンバーによると、
しかしまあ、いい機会である。いっちょここらで仲良くなっておくのも良いのではないか。
腹を割って話し合える仲となれば、戦闘面での円滑化も期待できる。
俺は部下とのコミュニケーションを大切にする上司なのだ。
「うん。そうとなれば善は急げだな。ちょっと準備するから手伝ってくんない?」
「はぁ...子供じゃないんですからそれくらい1人でやって下さいな...」
そうとは言っても毎回最後には手伝ってくれるんですよね、分かります。
「アハハわかってるって〜…」
「本当にしょうがない人なんだから〜…」
…
––––そんなこんなで、俺のイキナリ弾丸横須賀出張は着々と近づくのであった。
★
「〜…というワケで、秋雲。君には横須賀についてきてほしいんだが」
演習が終わった夕方、普段そう喋るわけでもない提督に、
どうやら提督は横須賀から呼び出しを喰らったようで、なんでも護衛艦がひとりいるらしく、それに私が選ばれたらしい。
正直何故、提督と特別仲の良いわけではない私が、夕雲や鳳翔さんを差し置いて選ばれたのかはよく分からない。
「ああ、嫌なら強制はしないぞ。上官と2人で遠出というのも厳しいものがあるからな。理解はしている」
「ちょッ....、嫌じゃないよ、全然!むしろ大歓迎。提督ともっと話してみたいと思ってたし!」
「お、おう。そうか、なら良いんだ。よろしく頼むぞ」
提督も不思議なことを言うものだ。
男の人と2人きりで
艦娘...いや、女ならば誰しも夢見るそんなシチュエーション。まあ、大抵は夢は叶わぬバッドエンドまでがセットなのだが...
しかし今回の私はどうだろう。
なんと提督の方から誘われたではないか!逆ナンだよ、逆ナン!
こんな珍しいことはない。答えはもちろんイエスだ。
ああ、旅を想像しただけでも右手が疼いて仕方がない。今すぐにでもペンを取って紙に走らせたい。
出先ではどんな提督が見られるのだろうか。遠出となれば共にする時間が長くなり、そうすれば必然的に普段見られない提督が見られる...
うう...見たい。描きたい。見たい。描きたい。見たい。描きたい。...
...ッハ!こうしちゃいられない、出発は明日の朝にでもとの話だ。早く荷造りをしないと!
普段は使わないけど、夕雲に香水とか借りてみたりして...?ああ、液タブは欠かせないな〜…
「あ〜、秋雲がなんかニヤニヤしてるぅ〜!」
「ホントなのです!」
ふふふ、とにかく明日が楽しみ!秋雲さん、張り切って出撃だー!
◆◇◆◇
「じゃあ鳳翔さん、留守は頼んだ」
ああ 良き天気 心安らかなり
日本の夏 蝉の声 今静かにして
木下に宿れるなり 我が心
その宿れるなりと同じき 安き心にある
行ってきます!!!
<テイトクカッコイイ!!!
...ン?これ死亡フラグとまではいかなくても、逮捕フラグくらいにはなってるか?
いかんいかん...
今回、流石に旅先にまで書類の山は持っていけない。つまり解放の時であるので、極力平和にダラリといきたいのだ。
「ええ、お留守の間のお仕事は任せてください。でも提督、なるべく早めに帰ってくるんですよ?」
う〜む、なんとも頼もしい限りである。普段はお艦な感じのお節介な鳳翔さんだが、やっぱりこういうときは頼りになる!
ボソッ「まあ書類なんて私の権限で捌けるのなんてたかが知れてるので、帰った後がキツくなるだけなんですがね」
「エ、何か言った?」
「いえ、何も。ああ、ほら。時間がきちゃいますよ!秋雲ちゃんも、ほら。気をつけて行ってくるのよ」
何もないなら良いんだよ。うん。
ああ、しかしもうこんな時間か...
なんでも戦争初期に加えられた深海棲艦共による沿岸の艦砲射撃による被害が未だ尾を引き、予定の汽車に乗り遅れたら次に東に向かうのがくるまで何時間かかるかわかったものではないとのことだ。乗り遅れては大変である。
「そうだな。ホラ秋雲、行こうか」
「りょうか〜い!秋雲さん、出発〜!」
「気をつけて〜!」
見えなくなるまで律儀に手を振る鳳翔さんを後にして、我々は横須賀へと向かうべく駅へと歩みを進めるのであった。
★
汽車くん(2回目)「シュポシュポポォ〜〜〜www」
★
汽車くん♂からのケツへの猛攻に堪えること約10時間、我々はやっとこさ横浜の駅へ到着した。
「ぅう〜...私、体がガッチガチだよぉ〜...イテテ」
「あぁ...全く、辺境の勤務というのも考えものだな...」
我が6号警備府は、横須賀に行くにも呉に行くにも、舞鶴に行くにも、とにかく距離が遠く...まあ端的に言えば交通の便が終わっているのである。
まあお陰で今日のような
「朝に出たのにもう日が傾いてるねぇ〜」
「ああ、まあ今日のところはこれで終わりだからな。さっさと休んで明日に備えよう」
「はぁ〜い...」
流石に次の日がアレなので前日は遊べない。
...まあ色々理由をつけて滞在を伸ばすつもりなので、遊ぶ時間はあとでたんまりあるからな。気を落とすことはないゾ、秋雲。
「...それにしても、初めて見るものばっかりで歩いてて飽きないねぇ」
現在駅から宿に徒歩で移動中であるのだが、先程からやたらと秋雲がキョロキョロしていると思ったら...そういうことか。
「あぁ、秋雲はあまり警備府から出たことがないのか」
彼女ら艦娘にもイチオウ休暇というものはあるのだが...
実際のところは、不定期であったり、半日休暇のような形であったりするなど、ゆっくりと外出するなどは難しいものになっている。
「休暇、もうちょっと増やせるように頑張るよ」
「うぇっ、いやその...嫌味とかじゃなくて、ホントに珍しいものばっかりでさ!」
あ〜、描きたいなぁ〜...、とかさっきからぼやいていた秋雲。
「...あぁそうだ、せっかくここまで遠出したのだからと思って、用事が済んだら君を少し街へ連れていきたいと思っているんだけども...」
サボり仲間は多ければ多いほど良い、はっきりわかんだね(責任の分散)
「ええっ、いいの!?」
思いの外食いつきが良くてお兄さん嬉しいヨ。
その代わり、鳳翔さんにはナイショだぞ⭐︎
「普段頑張っている君たちへ、ささやかな労いだよ」
...そうなると留守番してる娘たちにも何かか考えないとなぁ...
「〜♪」
......
...
◆◇◆◇
「ひぇ〜...」
「おぉ...」
移動日から日を跨ぎ翌日、我々は指令通り
<ンアー!赤煉瓦の建物がデカすぎる!!
隣の駆逐艦が驚きのあまり高速戦艦にジョブチェンジしそうになるのも頷ける。
「提督...ここ、入って良いんだよね...」
「ゴクリ...ああ、そのはずだが...」
こうも厳かな雰囲気を醸し出されると、足を踏み入れるのも躊躇われる。
しかし時間な遅れるのはマズいので行くしかないのだが...
「秋雲や...覚悟を決めて行こうではないか...」
「う、うん...」
テクテク...
★
「…ーこちらに長官がいらっしゃいますので、お入りください。それでは私はこれで//」スタスタ
「...了解です。ありがとうございます。助かりました」
鎮守府内を道案内してくれた軍人(♀)に別れを告げ、我々は長官室の扉を前に息を呑んでいた。
...ン?なんかあの軍人去り際に紙渡してきたぞ?なになに...
『tel→090-114-514』
ふむ、tel...?ああ、tellの書き間違えか。“tell”は“伝える”という意味で、いきなり文頭に来ているから命令文か?そして矢印で指された数字...
つまりこの数字を長官に伝えろと言うことであろうか。
全く、頼みがあるなら口頭で言えば良いものを...奥ゆかしさも行き過ぎれば考えものだな。
...ふむ、まあ良かろう。
しかし、こんなこと考えていたら多少緊張が解けてきたな。隣の秋雲は...
秋雲「カチン...コチン...」
駄目みたいですね(諦め)
「お〜い、秋雲よ。大丈夫そうか?」
「ぅう...平気だよォ...」
もうこれ以上長官を待たせるのはマズいと思うので、もうそろそろ入らねばならない。
...しかしここまで緊張するのは意外だったな。彼女の知らない一面を知れている、連れてきて正解だったか。
「...無理はするなよ。そろそろ時間がマズい、部屋に入ろうか」
「了解〜、スーハースーハー」
秋雲には悪いが、そろそろ行かせてもらう。
コンコン
「––––入れ」
「「失礼します、第6警備f」」
2人の言葉は遮られる。
「堅い挨拶は、いいかな」
いいのか...
「ハッ」
...長官は女性か。しかも若いな、30代前半といったところだろうか。
想像していたような堅物の爺さんとかせよりかは随分と話しやすそうだ、これは嬉しい誤算。
「まあ、掛けてくれたまえ」
そう言って彼女は向かいのソファを勧める。どうやら護衛の秋雲も一緒に、とのことだ。
「「失礼します...」」
お、そうだ忘れんうちにさっきの紙について伝えておこう。確か番号は...
「あの、長官...114、514...?」
「?」
「?」
「失礼しました...」
??なんか違ったっぽい。恥かいたわ...
「...え〜と、良いかな?今回君らをここに呼び出した要件についてなんだが...鹿島から聞いているかね?」
「ッス〜、聞いてない(しそもそも聞く気すらなかった)ですね」
「...そうか、すまないね。後で鹿島には話しておこう」
あっ...鹿島さんすいません、南無三!笑
「さあ、本題に移ろう。私が君を呼び出した理由...2つあるのだが、まずそのひとつ目...ただ単純に興味があったからだ。君という人物の顔を一度見てみたかった」
はえ〜...
「お言葉ですが長官。自分自身、貴重なお時間をわざわざ割いてまで顔を見せるような人物ではないと思うのですが...」
「...ふっ、そうでもないさ。私は今日、君の顔を見れて良かったと思っているよ」
なら良いんですけどね...
鹿島のようにただ意味もなく呼びつけて「顔が見たかっただけですぅ〜チラチラ」とか言っているようにはとても見えない(突然の暴露)
なんとも食えない人だ。
「...君の目には奇妙に映るかもしれないがね、私としては一般的な知見に基づいてのことだと自負しているよ。まあ、本人や近くにいるものにはよくわからんかもしれんがね。ただ、君の顔を見たかったというのが一番の本意かな」
う、う〜む...ますます分からん。まあ、俺が顔見せて彼女が満足するなら良いのではないだろうか(諦め)
「そうですか...理解できるように精進いたします」
「ハハハ!全く、面白い。やはりそこらのとは一味違うな。面白い奴だ、ふふ...頑張ってくれたまえ」
そんなに面白かったかな...
「は、はぁ...」
ええと、俺は何と比べられてるんですかね...
精進とか勢いに任せて言ってみたは良いものの、全くもって理解できるビジョンが浮かばないんですが。
「ふう...悪い悪い。話が逸れたな。そうだ、呼び出した理由の2つ目だったな」
「スーッ......これまた私用というか...まあ公的なものではあるのだがね......君も、四日市の石油コンビナート群については知っているだろう」
そりゃあ知っているさ。
日本有数の石油関連の工業地域で、さらに内海に隣接するおかげで深海棲艦の攻撃から逃れることができた唯一の主要工業地域でもある、んでしょ?(教本原文ママ)
ちなみになんでそんな目が泳いでるんですか?
「まあ、なんだ。フネは油がなければ動かせんだろう?そういうことで彼方には我々、頭が上がらんのだよ...」
チラッチラッと視線を送ってくる。やめろ、情け無い。それでも長官か(憤怒)
「それで、だな...当然コンビナート群のお偉いさんと我々軍上層部はそれなりに繋がりがあるワケなんだが...最近、少しばかり面倒なことを
あっ、ふーん...(察し)
「...で、我々は何をすれば良いのでしょうか?」
「おお、話が早くて助かる。まあ、単純に哨戒だな。沿岸を、形式だけでも良いんだ、頼みたい」
「はぁ...了解です」
コンビナート群に一番近くて一番暇そうな我々に白羽の矢が立ったんですねぇ(名推理)
「後々正式な命令書を人を付けて送らせるから、よろしく頼んだよ」
人を付けて...?まあありがたい、のか?
いや、書類だけ送ればいい話だろうが!(豹変)
あまり記録を残したくないんでしょ?
こりゃ多分癒着だな。知らんけど。
「...」
「そう難しい顔をしてくれるなよ...増員くらいは送るから」
「...ユチャク...」
「...」
「...」
...
◆◇◆◇
秋雲「私空気じゃん!」
◆◇◆◇
後半になるにつれどんどん情けなくなっていった長官との対談が終えた我々は既に、全ての用事を完了していた。
これが何を意味するか...
「秋雲よ...」
「うん、提督...!」
「お楽しみの!」
「時間だ!」
「「YO!!!」」
「「YEAHHHHH!!!!!」」
...ザワザワ...シッ!ミチャイケマセン...
...う〜ん、路上で叫ぶのは違ったかな!
斯くなる上は...!
逃げるんだよ〜ん
「行くぞ、秋雲!」スタコラサッサ
「うわ、提督待ってよ!」トテトテ
★
...
「うわぁ〜スゴい!パラダイスだよ、提督!」キラキラ
「そりゃあ良かった」
––––現在我々は、秋雲の熱烈な希望により、“スイカブックス”なる本屋へとやって来ている。
マンガ、ラノベ、果てには同人誌...様々なジャンルが網羅されており、非常に満足度が高い。これは秋雲が行きたがるワケだ。
にあくまでも秋雲が行きたがったから来ただけである。いいね?(念押し)
...うわっ、艦娘同人誌コーナーなんてあんのか...
国の守護神をなんだと思ってんだよ...検閲しなきゃ...(使命感)
ウェ、駆逐艦特集!?流石に倫理的にダメだろ...パラパラ
へぇ...なんか十駆メンバーの本をよく出してる作者がいるな。...オータムクラウド先生、か。
なんか妙にリアリティがあるな...
この本とかどうだろう?どうやら風雲本らしい。
【実録!「私の本、買って...?」自ら務めた売り子のアンなとこ...】
...再現度高すぎだろこれ。こんなの毎日近くで見ていないと書けないんじゃ......気のせいか。ハハハ!
艦娘の同人作家なんている訳ナイナイ(笑)
え〜と、そんで次は...鹿島コーナーか...妙にデカいな。
(無言のスルー)
おお、こっちは重巡のコーナーか。これなら合法k
「...ナンデ...」
「!?」
背後から聞こえた背筋の凍るような低い声。
...イヤに聞き覚えがあるように感じた。
そして俺が振り返れば、俺の感覚が誤りでなかったことがすぐに分かった。
「...って、鹿島教官か。びっくりさせないでくださいよ」
そこに立っていたのは練巡・鹿島であった。
「あら、ごめんなさい!
ダウト。
鹿島、貴様が偶然を装って外出中の俺とエンカウンターしたのは、兵学校時代に始まって今回で46回目だ。
ハァ...平日の昼間から何やってんですかねぇ...(ブーメラン)
「それにしても...提督さんもこう言うお店に来るんですね」
その理論だと君もアレだと思うんだが...
( ㅍ_ㅍ)ジト-
「...」...メソラシ~
なんだよ!(かぼちゃマスクハイジャッカー並感)
...
そんな、まるで野良猫の睨み合いの無言の空間がしばらく続く中、突如として切り込んでくる者がいた。
「…〜アレ?提督、その人は?」
渡りに船とはこのことか。
なんとも素晴らしいタイミングで秋雲がやって来た。
「ああ、秋雲。もう欲しいものは見終わったのか?」
「うん!会計済ませたとこだよ。悪いねぇ〜付き合わせちゃって」ツヤツヤ
手提げがパンパンなところを見るにかなりの大戦果なようであるが...
「...アラ。なんだか私、提督さんのこと誤解しちゃってたみたいです!テヘペロ」
ふぅ...とりあえず鹿島からの誤解(誤解!)を解くことには成功したか。
「ああそうだった。秋雲、紹介するよ。こちら俺が横須賀兵学校時代にお世話になった鹿島教官だ」
「こんにちは!香取型練習巡洋艦、2番艦の鹿島です!秋雲さん、
(?獣の眼光)
「ヒェッ...よ、よろしくお願いします」
おいおい、うちの秋雲が怖がってるじゃないか!
t悔い改めてtもらって、どうぞ(文法的に正常な用法)
「それにしても提督さん、いつになったら一人前になって鹿島を迎えに来てくれるんですか〜?」チラチラ
おいバカ、秋雲に目線を送るんじゃない。うわ、秋雲も対抗すんなよ...
やめてよね、生々しい...
やくそくしましたよね〜とか言ってる鹿島。
フン、口約束で確証を得たつもりになるななんて(笑)
アッでも秋雲の様子が変なのでやめてくださいオネガイシマス...
「て、提督は忙しいから迎えにいくのは大分先になるんじゃないかな〜?」
「あら、そうなんですか?提督さん」
「それに、提督には警備府のみんながいるからさ。提督は今のままでも寂しくないよね!」
「キキギ...でも結局提督さんは、最後には私の元へ帰ってくるんですよ。ね、提督さん!」
ええい、夕雲みたいなこと言いやがって(1敗)
どうしてお前らは話を面倒くさい方向へも連れ込みたいようだな。
しかも会話が飛躍し過ぎだろ。ちょっとご都合主義に頼りすぎた感、ありますあります...
ああ艦娘はやっぱり可愛いなぁウンウン...(現実逃避)
「提督!」
「提督さん!」
「提督!」
「あなた!」
あな↑た↓だとふざけんじゃねえよ提督さんだろォ!?
馴れ馴れしくしやがってよぉ...(豹変)
「...あ〜、まあ忙しいことは事実ですね。長官から少し仕事をいただいて、しばらくは暇はしなさそうってのがホントのとこなんですが...」
「まあ兎も角鹿島教官...俺がまだ一人前と言えないことは自分自身が一番よく分かってるつもりですので、胸を張って自分は艦隊の提督だと言えるようになるまでには時間がかかるかもしれませんね...」
「...ええ、分かりました。鹿島、いつまでも
ここで重要なお知らせ。なんか想い人を健気に待つ女性の美談みたいになってるが、そもそも俺は鹿島を迎えに行くなんて言ったことはナイ。
主語のない会話って危険だね...(戒め)
そんな人生における大切な教訓を俺が学んでいると、鹿島なにやらは時間を気にし始めた
「...あら、もうこんな時間!長官から何か用事があるそうなので、私はこれで失礼しますね!それじゃあ提督と秋雲さん、さようなら♪」
「「サヨウナラ〜」」
......
...
嵐は過ぎ去ったのだ・・・
★
嵐「呼んだ?」お帰り下サイ...
★
鹿島と別れた我々は、引き続き内地の視察という名目で町ブラを敢行していた。
これでもこの国戦時中なんだぜ...
今の日本割とピンチだって話、する?
Q:(YES/NO)
A:(NO)
そう、残念。ならまたの機会に...
「あ゛〜提督ぅ...歩き疲れたよォ」
思えば彼女らは艦娘。ここまで地に足つけて歩き回ることもそうないのか。
「ウ〜ン...まあ仕方ないわな。ちょっと早めだけど帰るか?」
「えぇ〜!?帰るの...私的にはどっかで休憩したらまた復活すると思うんだけど」
は、はあ...しかし休憩するといってもなぁ...カフェとか入るか?しかし目に入る範囲では見当たらん。
どっかの公園のベンチにでm...
「あ、提督」
何かを見つけたのだろう。隣を歩く少女は見た目相応の幼さで目を輝かせながら指を刺す。その先には...
煌々と輝く看板。そして、城のような様相を呈す外壁にはハッキリと
【♡HOTEL QUEEN♡】
の文字が。
そして聳え立つ看板には【休憩:4000円、一泊:6000円】と...
ラ ブ ホ テ ル や ん け !!!
「提督!休憩だって、休憩!」
ラブホはさすがに、マズいですよ!(社会的制裁の危機)
「......スーッ...あ、秋雲?あそこはちょっと、な。他の所を探さないか?ホラ、休憩だけで4000円はちょっと高いしさ」
「え〜?でも他のカフェとか行っても結局それくらいかかるんじゃない?ぶっかだか、だっけ?」
チィッ、小難しい言葉を...!
「イヤでも...」
ニヤリ「......それか提督、何かいけない理由があるの?」
...ン?なんか一瞬口角が上がったような気が...いや、そんなことはどうでもいい!
クッ...クソ、こうなったらダメな理由をしっかり説明するか!?
いや、駄目だ。年頃の女の子に俺が到底やり切れるとは思えない。
「うわ、キモ...」とか言われたら死ねるし...
ああ~逃げられない(カルマ)
「...」
「ていとく〜!疲れたってばぁ〜」
...
「...しょうがないなぁ〜(震え声)」
「やったぁ♪」
ええい、絶対何もしないからな!絶対!
僕はロリコンじゃない(決意)
なので僕は違います(半ギレ)
「提督、何ブツブツ言ってんの...?早く行こ!」
––––そう言って俺の手を引く秋雲。ああ、こんなに元気なんじゃないか...
遠い目をした俺と秋雲なのであった...
◆◇◆◇
こうして俺は、
提督の明日はどっちだ!?(逮捕or逮捕)
次回、“提督反撃!そして日米開戦へ...”(大嘘)
デュエル、スタンバイ!!!