でも、「地球さんはレベルアップしました」おすすめです。
『と言うわけで、そうだな、「僕のヒーローアカデミア」の世界にチートを持ってって良い感じに原作展開を破壊してきてもらおうか』
大丈夫かそれおい、ワシも筆者もあのシリーズは体育祭の辺りまでしかちゃんと見てないぞ、というか民度アメコミ世界とか勘弁してほしいんだが。
『大丈夫原作ブレイクすれば原作展開や知識は当てにならなくなるから、で、どんな能力が良いかな?
むしろ原作展開とか気にして強力という設定の能力の筈なのに何故か相手を取り逃がしたり小さくまとまったりされる方が困るしね。
ワンパンマンのサイタマ氏のような個性”作中最強”で全部力尽くで粉砕するもヨシ、
稲荷様は平穏に暮らしたいの個性”神通力”とか、おすすめは祢々切丸で元凶潰しのRTA、
長谷川世界の個性”侵略大帝”(*1)なんかもいいね、全然違う世界なのにかみ合いそう、
ビックリマンの十字架天使にTS転生も良いぞ、よい子ちゃんビームは範囲こそ狭いがちゃぶ台返しにはうってつけだ』
いや十字架天使は何かあのラスボスに個性奪われそうでなぁ、
あと侵略大帝は面白いけどあれ権力欲とかナニカの悪徳が無いと効かないから無効な奴も結構居るんじゃ…いや、能力の割にあそこの連中やってること自体は小さいから行けるのか?
と言うか侵略大帝が行けるならキャプテンオーマイガー(*2)のほうが強いんじゃね?でもあのシリーズだと阪中忠四郎蔵人公(*3)が一番好きです。
『マジカルサイボーグは単に強いだけだから、そう言うのはもう他の神(人)が散々やっててねぇ』
それはそれで世知辛いというか、身も蓋も無いというか。
う~ん、ちゃぶ台返しで良いのならもういっそこう、アレとか?
『お、何か思いついた?ふむ、なるほどなるほど、アレは個性の範疇かなぁ?ま、歴代ゴジラの全能力とかそう言う本人も使いこなせないようなのよりは良いかな?一応今回は在りって事で試してみようか』
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「エッホ、エッホ、エイホホエイホ」
あ~、と、言うわけで転生しました、私の今世での名前は苅間(かるま) 洞窟(ダンジョン)今年6歳になる、見た目は普通か中の下程度の幼児だ、まぁ転生前に比べればコレでも大分見た目はマシになっているんだが、ヒロアカ世界とか、アニメ準拠の美形ぞろいの世界だとコレでも中の下だ。
口調?子供の時分と生前の口調が混ざって変な感じになってるけどまぁ、これはこれでこんなモンだと諦めてる
個性とか言う超能力は一発ネタかつネタバレになるので置いておくとしても、生い立ちも性格もその他も、中々に個性的ではあるとは自負している。
ヒロアカ世界の原作知識は2~3巻分程度の造詣しかない、実を言うと外伝のヴイジランテの方が多分よく知ってる、あっちは古橋先生の原作だから古橋信徒としては必修だったしな。
まぁそんな感じの、飛騨の山奥に有る限界集落に住むキラキラネーム転生者であり、ついでにこの与太ネタの語り部でもある。
今現在絶賛ご近所のお手伝い兼修行中、108段有るお寺の石段を往復しながら掃除中、お寺に持ってく食料とかをでっかいリュック背負って
うん、ちょっと自分の個性に関わることの準備でね、こうかるーく、体を鍛えたいのと家の手伝いしたいと言ったのが運の尽きでね?
こう、あんたらジャンプじゃ無くてサンデーで史上最強の弟子でも育ててませんでしたかというような筋骨隆々としたおじいちゃん達によってたかって拷問、もとい、改造計画立てられてね、なんなんだろうね、こう、うちの田舎に隠居してるご老人達はもうそれぞれなんかの分野を極めた達人しかいないの?詰め込み教育は良くないと思います。
いや、何のかんの愚痴りつつもやるんだけどさ。
この手の転生物って、元がしがない一般人だったりぐうたらだったりするのに、転生後は何か気が狂ったように修行に勉強に邁進するじゃん。アレ絶対怠けたり逃げたりするよねと思ってる。
思っては居るんだけどね、自分のこととなると、発現予定の個性の都合もあってガチで命が掛かっててね、文字通り死ぬ気でやるしかないんですよ、1人だったら無理だったけど、幸い周りにはヤクザやヤンキーなぞ歯牙にも掛けない方々が嬉々として有り難いご指導をね、いやあのジジイどもぶっ殺すとか思うことも良く有るけどでも必要だし望んだことだしなぁ。
と言うわけで、各ジャンルの達人の道を上る、いや達人に続く崖を転がり落ちてる真っ最中ですはい。
「ハッハヒーヒーフッフーヘッヘ、荷物台所に置いときますねー」
寺の裏口から三和土の奥に声をかける。ふわっとする木と埃と煤臭さと、そんなのが入り混じった家の臭い、結構各家ごとに違うんだよねこれ。
どさっと薪と野菜とその他もろもろの日用品をいつもの場所に分けて置いておく。玄関にぽんでもいいのかもしれないが、こういうちょっとした気遣いもまぁ大事っちゃ大事。
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はいそちらにとっては数行ぶり、こちらにとっては数年ぶりの苅間でございます。
絶賛ピンチで逃走中ですので今まで何してたんとかのんびり話は出来ないのですが、雑に言うとAFOだかOFAだかの悪人の方もしくはその手先に襲われております。
曖昧だって?いやだってそこまで読んでないから顔とか設定知らんもん、雑にネットミームで知ってるだけで、梅干し顔とか。
何か予知系の能力でお前の能力危険だしこっそり奪うわ的な事狙ってたらしい、問題はこの村の爺さん婆さんが別世界の週刊少年漫画じみたTATUJINなOTONA達だったこと、侵入に気が付いて逃がしてくれた。
今は山の方で轟音が聞こえてるからドッカンバトル中なんだろう、アンだけの大暴れでもオールマイトとかに比べると可愛いものだってのが怖いが、逆に言うとオールマイトと同格かちょっと強いらしいラスボス相手だとあの方たちでもいつまでもつか、ってもう来たぁ!
なんちゃってな、生憎もう終わってるんだ、アンタラも、俺もな。
何やらスーツ姿の怪人が勝ち誇って言おうとしていたタイミングで、さっき発動した個性の効果が現れ、『ズォオオオオオオオオオオオオオオオオオン!』とでも表現すればよいだろうか、大地が鳴動する。地震の個性か?その程度で、とか言ってるが、まぁ、地震ではあるな。
まぁ、タイトルでピンとくる人にはもうぴんと来てるんだろうが、語らせてもらおうか。
この地震はここだけじゃない、地球さん全体で起こってるんだ、内容はこれから地球さんが教えてくれるから聞いておきな、おっと、気休めかもしれないが、動かない方がいいぜ、ルールを理解できるまでは。
『ふぉおおおお、みんなー! 地球さんはレベルアップしました!』
そんな声なき声が頭に響いたのはその時だ、日本語ではないのに日本語として理解できる、何なら言外の日本語にはないニュアンスまでわかる、わかってしまう。
『それでこれから重大告知を始めます! みんな心して聞いてください!』
と、脳内モノローグに割り込まれる感じで「地球さん」は語り出す。まぁ多分地球全体の人類含めた生き物に同時通訳付きで脳内送信してるんだから、その中の個人の反応を待ってくれたりはしないだろうそりゃ。
これが俺の個性、ちゃぶ台返しの大技「生涯一度だけ、地球さんをレベルアップさせることが出来る」個性だ、滅茶苦茶だろ、地球さんにしか使えないし、使えるのは一度だけ、そしておれ自身には何も恩恵がない。何なら俺以外が奪ってもコピーしても効果があるのは一度だけで対象の変更も拡大解釈もできない、縛りだらけの能力だ。
「地球さん」なる声が語った話は要約すると以下の通り。
・レベルアップにともない新しい理(ことわり)が地球に発生する
→マジックエキスパンションとか武道ルールとかそんな感じの新スキルと舞台情報と新しい遊びかたが追加されたTRPGサプリみたいな物だ、ステータスもオープンできるぞ。
・レベルアップに伴って得た権能で、せっかくのお洒落(自然や都市など)が台無しになる核やヤバい兵器は土に返す。
→地球さんはどうやらお洒落サンのようだ、女の子かな?色々混乱するが、まぁこれは良いだろう。いや世界的には大事件だけどまだこの程度は許容範囲だ。
・マナという新要素を世界法則に本格的に追加する、個性はそのβテスト的な物だった、今後は無個性の人もスキルやマナ進化という形で能力が増えていく
→自分の知る地球さんの世界とヒロアカ世界でちょっと違う気がするが、まぁ個性の扱いとかでこうなったのだろう。
わかりにくいがステータスボードが見えるようになってレベルアップ出来てスキルやジョブチェンジや進化が出来るようになるのだからまぁ、良いことだろう。少なくともチャンスは平等に近くなる。
・ダンジョン出来ます、でも試練だから死ぬ覚悟が居るよ
→やったね。いや、多分ダンジョンがどんな物か分かるまでは原作でも割と大惨事だったはずだが、それでも最終的にはプラスになるはずだ。
・ステータスシステムの解放に伴い、カルマシステムを実装します
→これがさっきの「終わってる」の意味であるが、まぁあとで
・それじゃあ地球さんの発表会を終えます! みんなー、地球さんはやったぞー!
→おめでとうございます(拍手した。その後手を合わせて拝んだ。土地神様の超デッカイ版みたいな認識)
色々混乱はするし原作ブレイクはするが、それでもこれが自分の知るあの世界の理なら、きっと世界は混乱しながらも今よりズッとよくなるだろう。
さぁネタばらしの時間だ。
俺の個性によって「地球さん」はレベルアップした、これは「地球さんはレベルアップしました」という小説の世界設定でこの地球を上書きした形になる、かなり独特の世界で女の子が修羅ったり修行したりダンジョンもぐったりきゃぴきゃぴしたり百合ったりする話(詳しくはぜひ原作を読んでくれ、こんな駄文の100倍は面白いぜ)なのだが、この話にはほかの同ネタにはない特徴があってな。
この地球さんのレベルアップで、先ほどからやばいと言っているのがカルマシステムだ。
これは、その人物のそれまでの行った善悪によって増減するポイントなのだ、何するとプラスで何するとマイナスかは少々面倒だが、ざっくり目出度いことや良いことだとプラスに、悪いことはマイナスになる。情状酌量の余地があったら軽減されたり、しつこく悪事を続けてると加速度的にマイナスが増えたりとかするが、まぁ細かいとこは置いとこう。俺もそこまで覚えては居ないし。
プラスはまだ良い、イベントのトリガーになったりするし、高いに越したことは無いが、それでも個性の強度や前世の上級市民がどうのとか、そう言うレベルの格差にはならない。
けれどこれが、マイナスになると大変なのだ、なにしろ、
・レベルアップが出来なくなる。
・スキル(や個性)が元々の能力関係なく、贖罪の花を咲かすの「花」一つしか持てなくなる。
・レベルアップにより上限値が上昇する(修行して鍛えないと反映されない、鍛錬の効率が上がるだけとも言える)能力の伸びも最低値。
レベルってなんだって?それはダンジョンでモンスターを倒すと上がっていくものさ、とはいえレベルが上がっただけで強くなるわけじゃない、トレーニングの効率が上がるのと、ステータスの最大値が上がるだけだ、だから上がったレベルの文は修行して体を鍛えて能力を馴染ませないと意味がない。
まぁそれはともかく、そのレベルアップの恩恵が実質0になるなど、色々とペナルティが重い、そして一番やばいのが、
・マイナスカルマの状態で更に悪事をすると地獄に落ちる。
のだ、それもカルマログという悪事の歴史を衆目にさらす形で、いや地獄かどうかはわからないが、黒い炎に巻かれて服や装備を残して本人だけが焼き尽くされる、作中描写を見る限りではかなり苦しいらしい。
一応悪事の程度によっては死ななくて済むとか有ったかも知れないが、そこまでは覚えてない、ちなみに連帯責任というか実行者と比べ命令者は更に重いペナルティになるとかそんな感じで色々抜け道は潰されている。
そしてここは個性世界、ヒーローと悪漢が個性と言う理不尽で戦う世界だ、つまり山ほどやばい悪人が居る、それもあんたみたいな(多分)重要キャラに。
動かない方がいいといったのもそのためだ、実装直後にマイナスでもそこから贖罪しようとすればチャンスはあるんだ、そこから追加で悪事を働かなかければ、ってもう燃えてるか、本人が何もしなくても、部下が何ややらかしたら連帯責任で来るからなぁ。
ああ、カルマログは撮っておこう、後で警察に提出しないとな、って長いなぁ、どれだけの悪事を重ねてきたんだこいつ。
うんまぁなんだ。この時点で大惨事が確定しているというか、平和な世界になるというか。
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その後の話をしよう。
悪漢のかなりの割合が初手死亡、ついでにヴィジランテやヒーローの一部や勿論一般の悪人もカルマログを残して消えたらしい。秘密にしてたり上手く悪事を隠して名士と呼ばれていた者も例外なく。
原作だと実際に焼かれたものはそこまで多くはなかったが、こっちはあそこに比べると、民度アメコミと揶揄されるくらいにいろいろアレだからなぁ、多分それよりはずっと多かったと思う。
自分の知る限りではエンデヴァーが引退後消息不明。ステインとか言うヴィジランテは死ななかったけど役目を終えたとかいって自首、同じヴィジランテでも親切マンは何ともなかったらしい、アレ?今は苦労マンだったかな?
当然悪の親玉のあの人やその部下のアレコレもカルマログに、カルマログが確認出来たお陰で捜査が凄くはかどったらしい。
ちなみに原作主人公の居る雄英高校でも名前は伏せられていたが死者が出たらしく、再発防止に努めるとかなんとか、噂に寄れば最初のカルマ減少は微々たる物だったが、常習的に虐めを行っていた為か、在る時期から一気にカルマが減っていたのだとか。ダレナンダロウナショウネンBッテ、ウンワタシシラナイ
宗教や個人的主張で多少かわるだろうが、地球という超デカイ意志からのカルマという善悪の判別から人間は(その他生物も)逃れられず言い訳も効かず、反論さえも無意味で、色々異論はあるだろうが、最大公約数的な悪を仕分けして、カルマログになるか贖罪をするかの二択になる、なってしまう。
そりゃ、悪漢の跳梁跋扈なんか出来ようはずも無い、原作ブレイクも良い所だ、まぁ、世界全体にとっては良い方向に進むだろう、ヒーローにはダンジョン探索という新しい目的も出来ることだろう。無個性の物や弱い個性の物だって、努力次第で新しい地球の中で進化していける。良いことだ。
で、俺だが、まだ贖罪を続けている。なぜって?俺が連続殺人になると分かってこれを起こしたからさ。
このシステムはその意味じゃ平等さ。幸い、幼少期からカルマをため込んできていたし、こうする必要があるってのも情状酌量になったのか、現実的な減少値だったし即死するほどではなかった。
でも地球さんをレベルアップさせたこと自体は評価されてないし、こっちの心がけ次第なのか、助かるために溜めてたカルマ値は本心でボランティアしてる人とかと比べると大して上がってなかった。
以上「地球さんはレベルアップしました」に「僕のヒーローアカデミア」を混ぜたら大惨事になったでゴザル。
まぁあのカルマシステムが投入されたら世のライトノベル系の世界は大体平和になるだろうが。俺神だから干渉されなーいとかいう邪神の類がいる世界はともかく、いやアメコミだと結構ありそうだなぁ。
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苅間(かるま) 洞窟(ダンジョン)
語り部、元ネタを知っていればダレでもよかった。
飛騨の限界集落で職人や人間国宝や達人の老人達を介護しつつ孫のようにかわいがられ、彼ら彼女らの技術をスパルタ式にたたき込まれている。
大工ゴンザレスのぼける前の全盛期の職人技や、鍼灸師(年齢制限無いので免許も取ってる)や一刀彫り、アマチュア無線技師、焼き物染め付け機織り石工忍者、と、一人でTOKIO6人分(AKIOさん込み)の開拓力を有するため、下手な強個性以上の出鱈目な能力を技術として身につけている。
が、それが本文中で生かされることはなかった。
*1 侵略大帝
ヒーロークロスライン(HXL)ほか長谷川裕一作品の幾つかに登場する人物。
それなりに強いが基本的には小物、大帝なのに誰かの部下として登場することが多い。
*2 キャプテン・オーマイガー
ヒーロークロスラインの登場人物ほか、自身を主人公にした短編も存在。
侵略大帝をバイトに雇っている漫画家、桜舞河大将が自らの描く漫画の主人公へと変身したもの
昭和の適当な設定を更に小学生が適当に盛ったような柳田理科夫が発狂しそうな強さを持つ作中でも屈指の能力をもつマジカルサイボーグ、屈指ってだけでもっと強かったりヤバかったりするのも割といるのがあの手のシェアードワールドの怖いところ、大抵の作者はおらが主人公が最強なんじゃをやりたいのだろう。
初期設定でマッハ一万で空を飛び、ヒョードルの一億倍のキック力を持ち、更にレベルアップで能力が100倍以上になり、最終的に光速も超えた。
*3 阪中忠四郎蔵人公(クランド)
ヒーロークロスラインの登場神物、土地神であり担当地域内では無敵の強さを誇る。
というかHXLにはそれぞれのストーリーで最強な奴はやたら多い。
食べ物(他も可か?)を奉納されることで、相手に憑依して力を振るう、力は攻撃よりは封印回復再生等々と実はヒーラーよりだが、割と何でもあり。
筆者はいじめっ子がそのまま作中重要キャラとして登場し続けられるのに耐えられなくて読まなくなった作品でした。でもヴィジランテは読んだ、古橋秀之は神。