~~~~~~~~~~~~~~~~~~ソレカラドウシタ~~~~~~~~~~~~~~~~~~
何とか言う街で吸血鬼禍が起こって、DIOに匹敵するような吸血鬼の上位者が出たらしい、おのれシナリオを修復しようとする世界の干渉め。
ういんどないつろっと?とか言う珍妙な名前の街に行って収束させにゃならん、
どっかで聞いたような気がするから原作でもこの街だったかもしれないが、何せ98で往生した爺の幼少の頃の記憶だ、一世紀弱前のことだから流石にそこまで覚えてねぇわ、ってかこの手の転生物だと「wikiでも脳にあるような」と揶揄される記憶力でその辺覚えてるのも居るそうだが、生憎そう言う恩恵もほとんどナイしなぁ。
さて、ねずみ算式に増える
ツェペリ男爵とかとも相談しつつ対策をとらんとな。
~~~~~~~~~~~~~~~~ジョースター邸 事前準備にて~~~~~~~~~~~~~~
「それで、その、対策として用意された”備品”というのが・・・」
戸惑ったように口を開く応援できてくれた波紋の戦士の人、御免流石に名前まで覚えてないわ。
「そう
「よろしくお願いします」
ほのかに青い光を灯した瞳孔の無い瞳、妖精の目(グラムサイト)と呼ばれるそれを波紋の戦士達に向けて、カコン、とどこか硬質な音を立てて一礼するコートの少女、よく見ればその肌は西洋人形のように滑らかで、滑らかすぎて陶器のようにも見え、手足そして首の、枷にも見える飾りや、フード付きのコートで隠されているが、目をこらせばわずかに見える関節に切れ込みが入っている。
人形のような少女、いや、少女のように作られた人形。
さて、解説しよう(ウキウキ)
作中において、狭義の魔女とは、悪魔と契約して死後の魂を引き渡すことで悪魔の力を借り受ける物のことで有る。
とは言え、悪魔は存在自体が奈落に近しく、ただそこに在るだけで霊的エントロピー、あるいは
そのため
そう、その命がいつか悪魔に支払われるその時まで。
そして、その魂をコピーされ、人形の体に入る事で、本体との
ナンバーはシリアルでも在り、フォーは文字通り四番目に作られたと言う意味である、一ダース程コピーしていくと劣化が許容値を超える程激しくなるらしい。
なお原作では
ではなぜ作中作のM系列を選択したのかというと、彼女達の所属である降魔局(A・S・C)のヤバさが原因にある。
そしてその最終目的は…いやこれはネタバレだからやめとこう。
作られた少女達は、魔女と言われるとおりに相手に取り入る、あるいは取り込み利用するのに都合の良い容姿の
そのためあえて大衆向けの作中作に登場する方を選んだのだ、裏の設定まで反映していない、子供向けの表の顔が強いことを願って。
M系列のオリジナル、
ただでさえ厳しい都市の外ではすぐにその命を終えるはずだが、両親の愛情と努力によってそれなりに幸福に生きていた、が、それも長くは無い。
農村から離れたところを通り積層都市に向かった大型魔獣、それ自体は
ほんの一欠片の悪意はしかし農村一つを感染性の呪詛に沈めて滅ぼし尽くすには十分なのものだった、生き残りは部屋に籠もっていたことで絶
一人では食事もままならない彼女は何が起きたのか理解すら出来ずにゆるやかに弱っていき、周囲の瘴気によって奈落との壁が薄くなっていた事も有って世界を隔てたナニカの意識と接触、無意識の生存欲求によりコレと契約して魔女となった。
後に奈落落ちの予兆を検知して派遣された
いや、
なんにせよ魔女の魔術は情報収集と索敵に極めて有効だ、魔女は人の魂に触れてその思考を読むし、魂の無い原典における吸血鬼とも接触し意思疎通が出来る、JOJO世界の吸血鬼の魂の設定がどちらだったとしてもその判別は容易だ。
まぁ原典の話は置いといて、その生い立ち(せってい)を語って見ると英国紳士達はナニカ熱く納得したようで、ジョースター卿に至っては"あの"拳をぐっと構えるポーズでそれでも君を人として!とか養子がどうとか言いだしで盛り上がっている、うん、おじいちゃん(ワシ)は割とその熱すぎるリアクションに引いたがM4は割と嬉しそうなので良かったとしよう。
いやそれともそうやって好意的に取り入ることが出来る設定を持って生み出されたのかも、恐るべきは降魔局(A・S・C)
~~~~~~~~~~~~~~~目的の街までの移動は車にて~~~~~~~~~~~~~~~~
吸血鬼殲滅隊仕様の利用するスクワッド・バンは、ベースとなった
の、それと比較してもそこまで変わりはない、見た目は大型車両に毛の生えた程度の物だ、この時代に馬車では無く自動車を使ってる?そんな細かいことは吸血鬼を殲滅する事と比較すれば些事だろう。
インターネットも無い次代に遠隔地で現地の情報を収集するのは限界がある上にタイムラグが激しい、事前情報が欲しいのは確かだがザックリ方針を決めたら出来るだけ早く現地に急行した方がまだマシだろう。
運転は俺、助手席にはM4、他の戦士達は後部の座席に詰めてもらっているが、この驚くべき車両やこれからのことについて相談している様子で、まぁ退屈はしていないだろう。
M4は自分の霊体の一部を切り離し、鳥型の使い魔として周囲に放って索敵をしてもらっている。
まぁ、
「隊長、前方のトンネル内に動く死体が2~3体。吸血鬼若しくはその眷属と思われます」
前方を見据えたままのM4の報告、恐らく意識が使い魔の方に寄っているのだろう。
「了解、後ろの方々に戦闘準備をしてもらって、いつでも飛び出せるように。
こっちはこのまま挽き潰すつもりで直進する」
パチパチと天井に付いてるトグルスイッチ群、バットみたいな形のレバーをパチパチする奴、と言えば分かるかな?をオンにしつつ戦闘準備。
ヘッドライトや上部の回転灯を対吸血鬼用の太陽灯モードで点灯、太陽灯と言っても紫外線だけでは無く聖人の光背スペクトルなどから吸血鬼にもっとも効く波長になるようにした物だ、専用の投光車に比べりゃ低出力だが。
こちらの世界の吸血鬼に最適かは不明だが、聖水も効果があった事だし聖なる光が効かないと言うこともあるまい、反射鏡径はそこまで大きくないし一瞬で灰にとは行くまいが、少なくともトンネルの中に隠れている連中を文字通り炙り出すには十分だ。
そのままトンネルに直進したまらず炙り出された相手を気にせずそのまま挽き潰す、一匹しか潰せなかったがまぁ良い、後ろで戦闘の気配が、一匹悲鳴を上げて吹っ飛ばされたな。
普通に全部挽き潰した方が早いのかもしれないが、波紋の戦士達にも戦ってもらわないと経験積めないしな。
まぁ、この後は相手に何もさせずに完封するつもりだが、予定が外れて何かあったときに戦闘経験がなくて、って事になっても困る。
「M4、こいつら以外にこっちの出方を観測している奴がいないか索敵を頼む。
こちらの情報は出来れば渡したくない」
「了解、視界を共有するわ」
M4の、霊体を見ることが出来る
ダークレッドの
この状態だとこちらに
ドアをわずかに開けて盾がわりにしつつ、ストレージから取り出したサブマシンガンをドアの隙間から突き出して岩陰の目標に連射、Eマグと同じ50口径だが、拳銃よりも長大な銃身に刻まれたライフリングでより強力なエンチャントの付いた上に弾数も多い強力な武器だ。
Eマグのエンチャントを「聖属性追加、命中+1D 対吸血鬼にダメージ+2D」位だとすれば、こっちは「聖&光属性追加、命中+1D+1(但しフルオート) ダメージ+1D 対吸血鬼に更に+2D」位か、威力高すぎて相手の体を貫通するんで一瞬から数十秒で丸ごと再生するようなタイプの吸血鬼だと急所以外にはあんまり意味ないのが欠点か。
とは言えその馬鹿げた威力は、相手が盾にしたつもりの大岩を数発でぶち砕いてその奥の小男の首から下を粉々に粉砕してのけた。
脳内のブラッドジャケット隊員の知識がホローポイントは対物に向かないと警告するが、同時に威力のでかさと、エンチャントで魔法攻撃の属性も乗るから行けていると解説する、ほ~ん、そんなモンなのか、まあ良い。
よし、頭が残ったな。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~前哨戦リザルト~~~~~~~~~~~~~~~~~~
「
数珠や十字架を押しつけての簡易確認。声に出しての指さし確認はどんな世界でも割と大切だ。
わずかでも聖光を発するレベルの聖印なら効果がある、じゅう、と、オキシドールに二酸化マンガンを加えたような、焼けるような泡立ちで組織に損傷を与えられる。
視線を合わせることでの呪縛は
と、ちまちまとその性質を確認、わりと猟奇ではあるが、こっちの装備のどれが何処まで有効かが分からないからな、必要な措置だ、周りからはドン引かれているが。
DIOでやっときゃ良かったとも思うが、アイツそんなことするために行かしておいたら絶対どこかで生き延びて遺恨になるからなぁ、アレは速効でメッしてて正解だった、
新婚旅行でタイタニックとかトラウマ過ぎるわ、いまサンプルも手に入ったしコレでよかったと思おう。
大体調べ終わったので脳幹を破壊して聖水で焼き尽くす、出来れば灰も封印したいところだがそこまではちょっと無理か。そのまま洗い流す。
あ、それはそれとしてJOJOが新婚旅行で豪華客船となったらこっそりついて行こう、絶対に。
チェックリストを一つづつ確認するが、やはり波紋か太陽光が一番有効だなぁ、一応銀や聖水ついでに仏舎利やマニ車なんかも効きはするが。
なので、今回の作戦に最も有効と思える物を討伐ポイントで見繕う、人手は、
M4の偵察は霊体であっちに知覚されないのが助かる、都市の地図に人質ってか、多分
夕方になるのを待って都市周辺に見繕った各攻撃拠点に設置式の榴弾発射筒を三つづつ、専用の聖榴弾、物理的破壊力はさほどではないが仏舎利を周囲に撒き散らす事で広く対妖物に使える装備を一箱、レンタルでブラッドジャケットを一人(初期装備付き)、心許ないがポイントがちと足りない、そして対吸血鬼用フルオートショットガンと専用の弾倉をたっぷり。もちろん聖別された銀の6ミリ弾が入った特製のショットシェル、この程度は無いと厳しい、相手がそこまで頑丈じゃ無いからショットガンで済んでるのだけがまだ幸いか。
そして本命、野球のナイターで使うような超大型太陽灯を一基、コレをワンセットにして都市の周囲に死角が無くなるようにかつ残ったポイントと相談で6箇所に設置。
そんなこんなで日が沈み、吸血鬼の時間が始まる、とでも思っているのかもしれないが、残念、こっちが蹂躙させてもらうとしよう。
「
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~はめ殺し~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
初手は6方向からの太陽灯投光器で都市ごと影の出る隙間が無い程に照らし尽くして都市という蛸壺に相手を封じ込める、間抜けにもこっちの動きを察して機先を制するつもりで出てきていた吸血鬼を根こそぎ灰にする。人質を盾にしてても人間には太陽光は無害、とは言わないが日焼けが少しばかり酷くなる程度だから気にせず使いまくれる。
地下の下水などからの逃走についてはM4に確認してもらいつつ発見したら別途対応するが、そんな暇は与えねぇ。
二手目は各方位からの聖榴弾の連続発射。人質のいるところは一応避けるが、仮にいたとしても構わず発射する。
なぁに直撃でもしない限りは人間にはそこまでダメージは無い、吸血鬼に比べれば。
だが、着弾と同時に撒き散らされる仏舎利と共に周囲に伝播する功徳は吸血鬼に限らず闇の者には特攻だ、お陰で
周囲に撒き散らされる功徳で
大体釈尊換算3体分くらいの仏舎利が散布されるのと待って、いまだ続く光と音の乱舞の中をあらかじめ目星をつけた地図を参考に都市に突入する。
罠はあらかじめM4が洗い出してくれたが、彼女の使い魔は不安定で聖榴弾の乱舞で地脈霊脈が滅茶苦茶になっている現在は出すわけにも行かない、代わりにツェペリ男爵のワインレーダーが不意打ちを検知してくれる、どういう原理なんだろうなアレ。
「馬鹿な、このオレサマが、気分が悪いだと!?」
「ああ、光が」
「やめてとめてやめてとめてやめてとめて」
「ああ、フランチェスカ、君を残して行くのが」
「南無阿弥陀仏」
町中の吸血鬼を人質を確保しながら全滅するのに夜明けまで掛かった、ってか仏舎利使ってるせいか仏法下に帰依して成仏してる吸血鬼がいる!?
それはともかくとして、その後の残敵のサーチにもう半日。
結局太陽灯の守備に残しておいた隊員の出番はほとんどなかったから少々勿体ない気もするが、その程度で死亡キャラも生存したまま済んだのだからまぁ良かった。
ああ、その後のジョナサン夫妻の新婚旅行にはこっそり付いてったが、結局何事もなくすんだ。
シナリオの修正力もここまでやれば途切れる、と思いたい。
ま、途切れたとしてもこの後に柱の男達が待ってるんだがな。
あいつらの話までに俺生きてるかねぇ、寿命的に。頑張って波紋覚えるしか無いか。
ブラックロッド(ケイオスヘキサ三部作)の濃厚な文章はやっぱコピーできねぇ…断片だけでもかっこよさを感じていただければ。