頑固爺のちゃぶ台返し   作:ニャンニャン丸

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今回は没ネタ
かっこいいんだけどその世界以外に持ち出されても、ってのはある。
シンカリオンやマイトガインを他の世界に持ち出されても現地の鉄道管理局と絶対ぶつかるしまともに運用できないだろう、とかそういうの。


テイク5_(没)リリカルなのはにブラックロッド

 見えるし触れるし立てるし飛べるし、なんなら好きなイメージ作れるけど基本は認識できない謎空間にて、結局イメージで周囲固めるのも面倒なので謎空間のままで話を進めていく。

 話はまぁ大体まとまり、じゃぁどういう設定で行こうかという話になったときに、彼?彼女?はあっさりと爆弾を投下してくれた。

 

『と言うわけでチート付き転生、そうだな、リリカルなのはの世界なんかどうだろう』

 

「無理ゲ」

 

 思わず声が出る、どうせ心を読むんだから発声の必要もないんだがな。

 (筆者も)原作知らんぞ、二次創作くらいしか。むしろ前身のエロゲ(とらいあんぐるはーと)の方がまだ攻略本とか読んだことあるんで知ってるまである。

知ってるかい?エロゲ版ではスピンオフ主人公なのはのエロシーンが公式からでてるんやで。

 

『大丈夫魔法的なチートを上げるから。好きだろ。ブラックロッド』

 

「無理ゲ」

 

 思わず声が出る。(二度目)

 ええと、それはブラックロッドという伝説の書籍に記載された能力とか、かの魔道書にちなんだ能力とか、いや大好きってか聖典だけどさ。

 

『タイトルのネタになった魔道特捜の装備と能力を上げよう』

 

「無理ゲ」

 

 思わず声が出る。(三度目)いや、何故無理ゲなのかは知ってる人では無いと分からないと思うが。

 

 ちなみにおたずねしますが呪文編纂機(スペルコンパイラ)は?

 

『公安に設置されてるね』

 

 黒杖特捜官としての身分や権力は?

 

『公安が保証してくれるよ』

 

 その公安は?

 

『行き先の世界に無ければ無いですね』

 

 恐くて可愛い妖術技官(ウィッチクラフトオフィサー)は?

 

『降魔局に申請して貸し出してもらって下さい』

 

 神託版の情報や妖物魔物の分析については?

 

『降魔局と情報連携して下さい』

 

 その降魔局(A∴S∴C)はどこに?

 

『行き先の世界に無ければ無いですね』

 

 最大の能力である名前のない状態については?

 

『自我が無くなってよいのであればどうぞ』

 

 せんたくしはあるんだ、わーやさしー

 

「って無理ゲやねーか!!」

 

思わず声が出る。(四度目)

 

呪力増幅杖(ブースターロッド)妖精の目(グラムサイト)自在護符(ヴァリアブルタリスマン)拘束服(せいふく)もあるよ』

 

 最低限公安と連携しねぇと真価を発揮しねぇよ!!

 せめて転生先の場所とシリーズは?うろ覚えだが二次創作ネタなら確か後期の海とか陸とか空とか権力争いしてた時期なら、一般魔道探偵としていける可能性がワンチャン

 

『そこにも行けるよ、ちゃんと無印の最初からだからあとはがんばり次第』

 

 地獄かな?

 

 と、さすがにわからん読者(?)のために、簡単ではあるが解説しとこう。

 魔道特捜官、もしくは黒杖特捜官、通称ブラックロッドは、同名の小説、ブラックロッドに登場する主人公の一人(一本とも言われる)である。

 達人(アデプト)以上の魔術的才能を持つ物に後述の特殊な処置を行い、魔道特捜(刑事的な存在)に仕立て上げた物である。

 舞台となるケイオスヘキサにおいてはトップクラスの権力を持つ、いや、権力そのものである。

 彼(?)らは自分を持たない、戸籍からその存在は抹消され、更に名前に関しては徹底的に削除され、公安が管理のために便宜上つけている番号さえもコードΩ、トップシークレットに位置づけられている。

 コレは世界崩壊の可能性を持つ危険な魔神や呪物と同等の扱いである。

 更にその装備と体内に刻印された多重の精神拘束によって徹底的に、そして執拗なまでに「自分」を消され、公安の捜査のためだけに存在し、活動する、人の形をした司法で裁判で処罰である。

 彼らは自身の恣意を持たず、ただ必要によってのみ活動する、ゆえに絶対に間違えない。

 彼らは自分を特定しない、何本(人)集まってもブラックロッドはブラックロッドである。

 彼らは個人を定義しない、ゆえにあらゆる呪術、魔術によって補足されず、魅了も混乱も恐怖も高揚も持たない。

 自分が無い事が最大の特徴であり武器である、ゆえに個体名は存在せず、手に持つ象徴的な杖、呪力増幅杖(ブラックロッド)の名前(?)で呼ばれるし、作中でも自我を持ったがゆえに罠に落ちて廃棄されたブラックロッドが存在する。

 なのにそれ転生主人公(転生前の自我が語るキャラ)にするって何よ!!

 

 更にその装備にも言及しよう、

 制帽の額には妖精眼(グラムサイト)を持ち、霊的な物についてはコレで確認する、ブラックロッドは肉眼では無く相手の本質で判断する。

 額の松果体には妖精眼(グラムサイト)とも連動したチップが在り、コレで公安局と交霊(チャンネル)しリアルタイムで捜査状況を共有し、妖精眼(グラムサイト)で検知した物についても公安のデータベースから鑑定結果を共有される。

 

 右手には権力と権威の象徴であり、名前の無い彼らに対する代名詞としての呼称である巨大な呪力増幅杖(ブースターロッド)、通称「ブラックロッド」をもつ。

 コレは魔法の杖であり、魔力呪力を増幅する補助具であり、同時に言霊を脳から組み上げ高速詠唱する言霊のテープレコーダーで在る。

 公安に設置された作中で最高性能を持つ呪文編纂機(スペルコンパイラ)とも連動し、状況によって必要な効果、属性を持った呪文をほぼ一瞬で編纂させてコレを行使できる。

 つまり警察官の手帳で在り一瞬で装備(呪文)を変えることが出来るストレージでもあるのだ。

 

 左手に刻印されたディスプレイフィルムである自在護符(ヴァリアブルタリスマン)補足(ホールド)呪壁(シールド)抗死(アンチデス)など必要に応じて多目的な防御印形を展開する強力な盾である。

 

オプションとして降魔局(A∴S∴C)から読心能力を持つ魔女(の使い魔)妖術技官(ウィッチクラフトオフィサー)、をレンタルし捜査のパートナーとすることがある。

 

 他にも細かな装備は多々あるが、主だった物はコレだろう、そしてこのうち自在護符(ヴァリアブルタリスマン)以外の装備は公安と降魔局(A∴S∴C)の存在が前提となって初めて成立する物である、つまり他の世界に持って行っても痛いコスプレ野郎だし、その魔力も単純な出力では波動砲と揶揄されるかの管理局世界のごん太ビームとは比べるべくもない。

 作中の描写を見るにこちらの呪文。呪弾(ブリット)はせいぜい銃弾か機関砲弾くらいだろう。

 通常弾でも半物理、半霊体の属性でおよそほとんどの存在に有効性が期待され、多様な属性や分裂拡散誘導と、公安のサポートがあれば属性変更などで多少は相手へのメタになるのだが、それでも多分出力が違いすぎて厳しい。

 

Q:要するに?

 

A:転生前に詰んでる

 

 呪術とか呪式発声(ハードヴォイス)とか多分あっちの世界に無い技術もあるから使いように寄るかもしれないがそう言うのは原作知識(なのはを見たこと)のある人で無いと多分生かせないしな。

 いや、ブラックロッド自体は作中では恐るべき捜査官で在り暗殺者でもあるかなり強いキャラ(?)なんだよ。

 多重精神拘束(ゲアス)によって歩く公安と化しているゆえに捜査も逮捕も、刑罰までも単独で行え、しかも「絶対に間違えない」

他者からの賄賂も脅迫もハニートラップも一切が無効、ゆえに感情や欲求では無く必要と法によってのみ行動するため「絶対に間違えない」

 戦闘能力そのものも上記のように必要に応じて装備の設定と呪文を差し替えることで高いしアデプト(達人)以上の能力が保証されている。つまり戦術レベルでも「絶対に間違えない」

 捜査能力も呪式発声(ハードヴォイス)で相手の魂に直接詰問することで本人が忘れていることも強制的に喚起させる。虚偽や黙秘すら許されない、すなわち「絶対に間違えない」

 そして高い魔術、呪術的知識による対応能力。

 ソシャゲ辺りなら人権キャラ確実だ。

 仮に逆、時空管理局(なのはのせかい)混沌六芒(ケイオスヘキサ)の何かをロストロギア(だっけ)として回収しに来たとしたら、公安と降魔局(A∴S∴C)のサポートを受ける黒杖特捜官(ブラックロッド)には相当に苦労するだろう。

 逆であるのなら、だが。

 

 まぁ要するに、

 

 「無理ゲ」

 

 再確認して思わず声が出た。(五度目)

 

『まぁそんなわけで頑張ってねー』

 

 うぉいもちっとなんかこうないんかってか無理ゲだってゆ~とるやろぉぉぉぉぉ

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~ソレカラドウシタ~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 頑張りました。

 マイコンと電卓とそこらの廃材を使って低速だけど呪文編纂機(スペルコンパイラ)を作ったり、でも通信ができないので事前に作って杖に入れてくしかなくて、これならその場で俺が作った方が早いわぁ!ってなったり。

 街中フル装備で動いてるところを見られて通報されたり。

 

 もらったもん全部なかったことにして一般人として生きれたら良かったのかもしれないが、こういうのはたいてい巻き込まれるからなぁ。ってかなんか見たことある幼女(俺も当時は幼児だったが)居るし、なんか二次創作でよく見た喫茶店とかあるし。

 でも街がきれいで明るいのはアニメ世界だからかね、ぶっちゃけ物語本編(おおさわぎ)以外では凄い過ごしやすいいい街だ。

 

 勿論巻き込まれた、頑張った、でも基本は役に立たなかった。そらそうだ。

 ちょっと役に立ったのは、なんか不治の病っぽい魔女さん助けたあたりか、なんであんな不幸が降りかかるのかと思ったが、妖精眼(グラムサイト)で見たら嫉妬か何かでなのか呪われてたので呪詛返しをかけたら話が通じるようになったので、多分原作よりはましな展開になったのではなかろうか。返された呪詛がどこに行ったのかは知らんが、まぁちょっとした意趣返しにはなったろう。

 

 今は魔力や霊体を見ることが出来る目や、彼らからすれば超古代の魔術/呪術体系からの発展の可能性、ってことで研究所のようなところにオブザーバーとして所属してる。

 技術的には古臭いが、その分彼らにはない発想とかでいろいろ便利なものが出来てきたらしい、こっちの装備もバリアジャケット化して、死に能力だった公安とのアクセスの代わりに時空管理局と連携できるようになったし。

 あ、才能自体はあったらしいがね、これでもAランクだ、Adept(たつじん)だからAな、ってやかましいわ!

 

 まぁ、原作キャラとは離れてしまったが、何とか軟着陸は出来たんじゃなかろうか。

 チートとか俺つえーとか原作キャラとイヤンバカンな事とかそういうのは全くなかったんで、二次創作だとしたら没だろうけどな。




 というわけで、メタを張ってないとそうなるよね、という話。
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