俺がモンスターを狩り続けて数時間。
体力が限界を迎えてきた。
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クエスト
〈“死神”〉
“魂”を集めろ
達成度:410/423
制覇報酬:???
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「もう少しだ」
俺は眠ってしまいそうな疲労感の中、ナイフを、モンスターに、振り続けた。
モンスターに、モンスターに、モンスターに、
モンスターに――――――――――――――――――――――――
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「ん、んー」
ここはどこだ?
はっ、まさか俺、寝てたか?
寝落ちしてデスしたりしたらクエストどうなるかわかったもんじゃねぇぞ!
クエスト大丈夫なのか?
体の感覚が鈍いな、、、
頭の下に何か感触がある。
枕か?
俺って、昨日クエストを終えて寝たっけ?
目を開けると、そこには。
『ん、起きたか』
『ははははは、お前、魂を集め終えてここにきたと思えば、すぐに寝おって』
俺の前には――――――――――――――――――――――――
黒髪の短髪、瞳は切れ長で、強い意志が宿っているように見える。
背は小さく、華奢で、小中学生ぐらいか?
俺を見て、“死神”はニヤリと笑っていた。
「うわぁ!」
驚いて俺は飛びのいた。
無理もない。俺はコミュ障なのだ。急に美少女なんぞと話せる気がしない。
『なぜ驚く。なんだ、この俺の姿に怖気付いたのか?』
いやさ、驚いたというか、俺、コミュ症なんだよ。ましてや女子となんて話せるわけないだろ。
『ん?お前、コミュ障とやらなのか、難儀な性格だな』
そういやこの“死神”、心読めるんだっけか。
ってさっき寝てた時の頭の下にあったのって―――――――――――
『喜べ、俺の膝枕なんてお前が初めてだ、はははは!』
うぎゃーーーー!
心臓止まるって!
無理無理無理免疫ないんだからやめてくれ!
『ははははははは、いちいち反応が面白いやつだ』
『まぁ喜べ、お前は試練を越してここへと来たのだから』
ん?俺ってクエスト終えてたっけ?
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クエスト
〈“死神”〉
“魂”を集めろ
達成度:423/423
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寝落ちしてて気づかなかったがクエストクリアしてるじゃねーか!
長かったな、、、寝てた時間も含めると、、、6時間か。
1日の4分の1も使ってんのか、まぁあまり上手くない俺だったからか。
まぁそれでも、これで制覇報酬ゲットだな!
「って、制覇報酬ってなんなんだ?」
『まてまて、そう焦るな』
『“死神”の力を与えれる者を探しておったといっていただろう?』
『お前に、俺の“死神”の力の一部を与えてやる』
これで、これで俺は、強力なスキルを得れる!
初層を抜けて、初心者から抜け出せる!!!
『お前がこの力を使いこなせるかはわからんが、、、俺の試練をこえ、俺が認めた者だ。使いこなせなければ困る』
「わかった。俺は“死神”の力を使いこなしてやる」
『ははは、俺は現世に干渉できないと言っていただろう。だが、力を与えたものを通して干渉することができるようになる。せいぜい死ぬな。俺を楽しませてみせろ』
「言われなくてもそのつもりだ、“死神”」
俺は力強く答えた。
“死神”は満足したように頷き――――――――――――――――――
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俺は、初期リス地にいた。
「あー、俺はなにしてたんだっけ」
思考がクリアになる。
えーと、クエストで“魂”集めて、“死神”に会ったんだっけ。
で、、、そうだ!“死神”の正体が美少女でびっくりしたんだった!
でも俺、最後らへんは普通に喋れてたな、、、口調か?
「そうそう、報酬のスキルだ」
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prayer name:ヒイト
〈status〉
Lv.1
HP:100/100
MP:50/50
STR:25
VIT:15
AGI:15
INT:25
DEX:20
LUK:200
〈skill〉
【属性魔法Ⅰ】
【短剣術Ⅳ】
【回避術Ⅱ】
【幸運者Ⅱ】
【加護の光】
【守護の光】
【底力】
【殺戮】
【神眼ー死ー Ⅱ】
【即死魔法Ⅰ】
〈equipment〉
【始まりの杖】
【始まりの短剣】
【始まりのローブ】
【始まりの靴】
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なんか物騒なモン増えてんな、、、【即死魔法】?
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【神眼ー死ー Ⅱ】
モンスターの“魂”を見ることができ、相手のHP値を見ることができる。
また、即死魔法の発動確率を2%上昇させる。
【即死魔法Ⅰ】
発動すると即死する魔法が使える。
また、即死が発動するのは5%である。
MP消費100、HP消費50
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「こんな感じの能力か、思ってたより弱い、か?」
今の俺じゃMPが足りないしな。
ってちょっと待て、俺ってモンスター倒しまくったのに、
なんでレベルが上がっていないんだ?
『それは【神眼ー死ー Ⅱ】の効果だ』
「うわぁ!」
周りの人の視線が痛いいいい。
(なんでお前が話しかけてくるんだよ?)
『お前を使って現世に干渉できると言っただろう?』
干渉ってこういうことだったのかよ!
『【神眼ー死ー Ⅱ】の効果があってな、経験値を得られないというものがあるのだ』
はぁ?ならゴミスキルじゃねぇか!
『ゴミだと?この俺の力がか?説明はまだある』
『経験値を得られない代わりに、
という効果がある』
ゑ、レベル上限無視!?最新層は毎回レベル条件があるのにそれを無視できるってことか!?
『その代わりずぅーーーっとレベル1のままだがな!』
それでも強くね?
倒した数だけステータスポイントが貯まるってことは、、、
『もちろん今、お前にポイントは貯まっておるぞ』
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〈status〉
Lv.1
HP:100/100
MP:50/50
STR:25
VIT:15
AGI:15
INT:25
DEX:20
LUK:200
status points:211pt.
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本当に増えてやがる!
この数字は“魂”の数の半分か?
『そうだ、死神は“魂”を刈って力を得るからな』
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〈status〉
Lv.1
HP:100/100
MP:150/150
STR:35
VIT:15
AGI:15
INT:25
DEX:20
LUK:300
status points:1pt.
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こんな感じだな。
『お前、まだ気付かんのか』
ん?まだ何かあるのか?
『本当に気づいていないらしいな』
『お前、所持品を確認していないようだな』
何か俺にくれたのか?
俺はアイテムボックスを開いた。
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【死神之衣】
HP+100
〈付与能力〉
【死齎】:装備者に攻撃した場合、極小確率で次の攻撃に即死効果を付与する。
【不可壊成長】:破壊不可。ステータスの上昇によって成長する。
【神器-死鎌-】
STR+10
【魂喰】:自分のステータスをキルした相手のステータスを戦闘中1%上昇させる。
【不可壊成長】
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えぐくね?ぶっ壊れじゃねぇか。
確率とはいえ面白い力だな。
『ははは、理解したようで何よりだ』
『そろそろ時間だな、さらばだ』
そう言って“死神”の干渉は切れたようだ。
そういえばもう一つあったな。
幸運者はどうなってんのか。
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【幸運者Ⅲ】
LUKが100につきレベルⅠ。
レアドロップ・隠しダンジョン発生率・スキルの発動確率が上昇。
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おえーい。
効果が増えてるぜ。
スキル発動確率ってことは即死の発動確率も上昇か?
「ふふふ、ははは、これで俺は初層を抜けれるぜ!」
言ってから気づいた。
初層程度で止まってた俺弱すぎじゃね?
でも、そのおかげで“死神”に会えたしな。
±0だ。肯定的にいこう。
「まぁ小手調べだ。スキルの性能を試すにはちょうどいいだろーな」
俺は初層のボスが待つ場所へと、向かった。
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