投稿前に確認して湿度たけぇなってなって一回全部書き直したンナ
見直すの大事ンナね
ある夜、フルフェイスヘルメットを被った男が、同じくフルフェイスヘルメットを被った男にのされていた。
初撃でヘルメットを破壊され、そのまま意識を失った男を見て、下手人は落胆したように溜め息をついた。
「やはり、今回も偽物……か」
「本物がこんなことをするわけがないでしょう」
「っ!!」
バッと振り向いた男の後ろには、腕を組んだライカンが立っていた。
「……い、いつの間に? これでも尾行には気を張っていたつもりなんだけど……」
「猿芝居はよせ。それと、前にも言わなかったか? 『俺が尾けていたら、見つかるような真似はしない』と」
「……相変わらず、自信過剰なところは変わらないな」
下手人はヘルメットを外すと、その素顔をライカンに晒した。
「やはりお前か……ヒューゴ」
「『やはり』……ということは、最初から俺だと目星が付いていた……そういうことだな?」
「……言動、服装。噂にあった目撃情報が、あまりにも彼に似すぎていた。そこまでの再現度を可能にするのは、お前以外にそう居ない」
「ほう。先程貴様は"猿芝居"と言ったように聞こえたが?」
「……他の奴の目は誤魔化せても、俺からすれば猿芝居に過ぎないということだ」
「物は言いようだな」
どこか柔らかい雰囲気で言ったヒューゴに対し、ライカンは問いかける。
「それで、何故こんなことを? お前の行動により生まれた噂を聞いて、プロキシ様や協力者の方々が動いている。納得の行く理由はあるんだろうな?」
「何故? 言うまでもないだろう。奴はモッキンバードの盟友だ。その盟友の名が汚されるなどということがあれば、俺達の品位にも関わるだろう?」
「……勝手に盟友とやらにしてやるな」
「はっ、よくもまあそんなことを言えたものだな。
「何!?」
あまりのとんでもない発言に、ライカンはヒューゴの肩をガッと掴んだ。
「待てヒューゴ!! 今のはどういうことだ!? オレはそんなことを許可していない!!」
「なんだ貴様!? 少し落ち着け!!」
「もし変なところで名乗られていようものなら大変なことになる!! どういうことか説明しろヒューゴ!!」
「ええい肩を揺さぶるな!! その手を離せライカン!!」
「…………すまない」
ライカンが手を離すと、ヒューゴが咳払いをして口を開く。
「……わかった。一旦この話は置いておくとしよう」
「置かないでくれ。気になって夜も眠れん。下手をすればノイローゼまっしぐらだ」
「そ、そうか……。……別に大した話ではない、俺一人に向かって言ったことがあるというだけのことだ」
「……はぁ。本当に良かった……」
「貴様がそこまで安堵した顔は久々に見たな……」
今まで友好関係を築いた組織を下手に敵に回すようなことはしたくない。それがライカンの想いだった。
「……とりあえず、状況は理解した。この件はプロキシ様にも伝えて構わないか?」
「それに関してはノーと答えさせてもらう。もっとも、いずれ俺の口から伝えるつもりだがね」
「……何故、今はダメなんだ?」
「"本物"が現れたという情報が錯綜している今、奴を捜索する目は厳しくなっている。その勢いを落とすような真似はしたくない」
「……お前、まさか……」
「ああ、俺は奴を見つけたいと思っている。それはお前も同じではないのか? ライカン」
「…………」
ぶっちゃけ既にバカは見つけているのだが、それを言い出せるような雰囲気でもなかった。
「……つまりヒューゴ。お前の目的は、彼の名誉を守ることと、捜索の目を厳しくすることで彼を見つけ出すこと……そういうことか?」
「概ねその通りだ。……単に奴の名を騙っている者が気に食わない……というのもあるがね」
「……ふっ、そうか」
予想通りの理由も含まれていることで思わず小さく笑ってしまったライカンだったが、ヒューゴはどこか訝しむような視線をライカンに向けた。
「……ところでライカン。貴様、やけに余裕そうに見えるな。何か知っているのではないかね?」
「……いきなり何の話だ」
「思えば、貴様の最初の言葉にも疑問があるな」
『……言動、服装。噂にあった目撃情報が、あまりにも彼に似すぎていた。そこまでの再現度を可能にするのは、お前以外にそう居ない』
「先ほどの貴様の言葉は、本物の仕業であるという可能性を一切考慮していないように見える。まるで偽物の仕業だという前提で話を進めているように受け取れるが?」
「……そんなものは言葉の綾でしかないだろ。そもそも、あの言葉の前提は、"本人の仕業ではないと仮定した場合"だ」
「では、本当に何も知らない……と?」
「ああ」
内心を悟られぬよう表情を変えずに答えると、ヒューゴはライカンから視線を外した。
「……ライカン。俺は別に、奴を見つけてどうこうしようと思っているわけじゃない」
「……俺は、ただ──」
『オェッ……け、ケーキ美味しいな、ヒューゴ……』
『……待て、 何故貴様がケーキで吐き気を催している』
『お、同じ状態でケーキを食べれば、少しはヒューゴの気持ちがわかるかなって……』
『同じ状態、だと……?』
『……さっき、腹一杯になるまで……飯食ってきた』
『それは俺とは別種の吐き気だろう!? 馬鹿なのか貴様は!!』
『あ、これホントにやばい……。ヒューゴ、お前いつもこんなのと戦ってたのか……オェッ』
『そんな汚い吐き気と一緒にするな!! まったく貴様という奴は──!』
『……ははっ、本当にバカなやつだな、貴様は……』
「──最後にもう一度、あのバカとケーキが食べたかっただけなんだ」
・イツキ
出番なし
・ヒューゴ
低血糖で甘い物摂取しなきゃいけないのに、甘い物食べようとすると過去のトラウマで吐き気を催す闇を抱えてた人
どっかのバカがアホみたいな記憶でトラウマ上塗りしたので闇解消済み
Fairyの半公式二次創作の擬人化、この作品に出たら受け入れられる?
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無理
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ギリ許容
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大丈夫(気にしない)
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結構アリ
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つべこべ言わずにやれ