お金貯まったからホロウレイダー辞めるわ   作:イグアナ

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休みの日だからって調子に乗って2話投稿とか何考えてるンナ(自戒)
先の構想ふわふわなのにこんなことして絶対お前このあと更新ペース落ちるだろンナ(自戒)





32話:これ何の話?

「もー!何よ! また偽物だったの!?」

 

 机を叩いて不満を露わにするニコを、アンビーはハンバーガーをもっきゅもっきゅしながら見つめていた。

 

「もぐもぐ……違ったなら仕方ない。……んぐ、また探せばいいわ」

「調査帰りに二人してハンバーガー買い食いしてんじゃないわよ!! 別にいいけど!!」

「もぐもぐもぐ……」

「あんたに限ってはハンバーガーに夢中で喋りもしないじゃない! ……別にいいけど!!」

「……こう見ると、親分って割と寛大だよな……」

「ニコ優しいもんね」

「ビリー、猫又(そこの二人)、何か言いたいことでもあるの?」

「「いや別に」」

 

 口を揃えて言った二人を見て、ニコは溜め息をついた。

 

「まったく……どこほっつき歩いてんのよアイツは……」

「たまーに目撃情報出てくるのがニクイよなぁ。フルメットのことだし、案外そこら辺でのほほんと歩いてんのかもしんねーぜ?」

「それじゃ必死こいて探してるあたし達が馬鹿みたいじゃない……!」

「そもそも、なんでニコはそこまで必死にあの人を探してるの?そこでハンバーガー食べてる二人ならまだわかるけど」

「……色々あるのよ、あたしにも」

「色々だってよ色々」

「どんな意味が含まれてるんだろうねぇ〜」

「聞こえてんのよその二人ィ!!」

 

 ニコがそう叫ぶと、ビリーと猫又はわざとらしく騒いで、逃げるように部屋から出ていった。

 

「……まったくもう、あの二人は……」

「「……ごちそうさま」」

「二人同時に完食って……。なんというか、ホント姉妹って感じよねあんた達……」

 

 言いながら、ニコは二人に資料を渡す。

 

「あいつの捜索は一旦中断。ちょっとした儲け話が入ってきたから、明日あんたら二人とプロキシでちゃちゃっと片付けてきて。プロキシ(向こう)にはもう話は通してあるから」

 

「「了解」」

 

「頼んだわよ。アンビー、ツイッギー」

 

 

 


 

 

 ライカンさんから連絡があった。本物のフリをして偽物を潰して回っていたのはヒューゴだったらしい。

 

 なんでも俺の名誉を守るためだとか。あ、ありがてぇ……。

 

 今頃どっかでケーキもっしゃもっしゃ食ってんのかな。低血糖気味らしいし、甘いもんたくさん食べて元気で居てほしいもんだけど。

 

 てかヒューゴがもっしゃもっしゃは無いか。パクパクかな。パクパクもヒューゴには合わんか。これ何の話?

 

 なんて下らないことを考えていると、店の扉が開く音がする。

 

「いらっしゃいませー……!?」

 

 入ってきたお客さんを見て、顔に出そうになるのを必死に抑えた。

 

 なんでアンビーとツイッギーがここに……? いや、前にニコも来てたし、可能性は0じゃなかったけども……。

 

「貴方が新入りの……。あの、プロ……店長先生は居るかしら?」

「店長、先生……? ああ、アキラさんとリンさんですか?」

 

 アンビーがコクリと頷く。プロキシ兄妹以外にも先生って呼ぶ人が居るんだな……。

 

「ちょっと待ってくださいね。今呼びますから」

 

 こんなときのために用意された、レジカウンターに置いてある呼び出しボタンを押すと、すぐに2階からアキラさんが降りてきた。

 

「待たせてすまない、二人とも来てくれたんだね。ニコから話は聞いている。少し奥で話そうか」

 

 アキラさんに促されるまま、アンビーとツイッギーが店の奥に入っていく。

 

 店の奥や2階は居住スペースにもなっているということで、基本的には入らないよう言われているのだが、今みたいに特定の人達は奥の部屋に入れてもらえるのを見ることがある。

 

 もしかして、俺も二人とある程度仲を深めれば入れてもらえたりするんだろうか。いや、そのために仲良くなるってのもなんか不純だな……。

 

 奥の部屋に入れるのに何かしらのルールがあるのかもしれないが、一旦気にしないことにしておく。アキラさんとリンさんのことだし、悪いことしてるわけじゃないだろう。

 

 ……それにしても。

 

「元気そうだったな、ツイッギー」

 

 拾ったばかりの頃と比べたら見違えるように元気になった。あの様子だとアンビーとも相変わらず仲良くやれてるみたいだし、問題なさそうだな。

 

 ニコがアンビーを拾って、俺がツイッギーを拾った。俺かニコのどちらかが悪人なら、きっと話はややこしくなっていただろう。アンビーとツイッギー(あの2人)の出生的な意味でも。

 

 懐かしいな。旧都陥落以来ずっと一人暮らしだったから、ツイッギーを拾ってからしばらく俺の家で一緒に暮らしてたときが、新エリー都における唯一の誰かと共に生活した時間だった。

 

 別の言い方をすれば、俺が家でヘルメットを外せなかった期間とも言う。風呂に入るときには流石に外してたけど、それ以外の時間は付けっぱなしだったので、それなりにキツかった。まあ、それを差し引いてもあの生活は楽しかったけども。

 

 最終的にはツイッギーはアンビーと一緒に居るべきだろうってことで、ツイッギーの身柄は邪兎屋預かりになった。二人の間にあったらしいわだかまりも解消した後だったし、何よりツイッギーはアンビーの隣にいるときが一番輝いて見えたから。

 

 その時点で俺達の共同生活は終わって、俺は念のため引っ越した。将来的に隠居するつもりなのに家バレしてたら意味ないしね。

 

 でもツイッギーにめちゃくちゃ怒られた。『思い出を壊された』って。……まあ、確かに何も言わずに引っ越したのは申し訳なかったと思う。きっとツイッギーも、あの家に愛着を持ってくれていたんだろうな。

 

 ……ちょっと思い出に浸りすぎたかな。よし、切り替え切り替え! 今日も一仕事頑張りますか!






◆イツキ
少しの期間ではあるが、ツイッギーと一緒に暮らしてた。
エーテル侵食が進行する前に助けたので、ツイッギーは今も五体満足で生活している。そこだけはナイス。あとは全部ダメ。


◆ツイッギー・デマラ
絶望の淵に居たところを拾ってもらった。あのときの生活は大切な思い出になっている。

邪兎屋に引き取られた後、久々にイツキの家を訪ねたらもぬけの殻になっていて一瞬呼吸が止まった。

その後二度とこんなことするなとブチギレた。
二度としないでって言ったわよね……?(ブチギレ)


◆アンビー・デマラ
原作通りニコに拾われ、そのあと紆余曲折あってツイッギーと和解。

和解後はツイッギーにハンバーガーをこれでもかと布教し、今では姉妹揃ってハンバーガー屋の栄誉会員の証であるヘアクリップを付けてペアルックにしている。内心ニッコニコ。
ツイッギーとフルメットの様子を見てニヤニヤしてたら、とある一件で自分も沼に引きずり込まれた。

◆11号
アンビーとの誤解解消済。
たまにツイッギー、アンビー、11号の三人でお出かけしているところが目撃されているとか。
アンビーとツイッギーのペアルック羨ましいなぁとか内心思ってる。
とある一件でフルメットに恩義がある。

Fairyの半公式二次創作の擬人化、この作品に出たら受け入れられる?

  • 無理
  • ギリ許容
  • 大丈夫(気にしない)
  • 結構アリ
  • つべこべ言わずにやれ
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