第十六話もよろしくお願いします。
…女子達がチアリーディングをしていた。…何を言っているんだお前はと自問自答が脳内に広がるがそのまんまだ、食堂で昼食(カツ丼大盛)を食べて出てきたら女子達がチアリーディングをしていた。
…一応自分も男だ、可愛いな等という思いは有る…が、流石に困惑が勝つ。
「…一体どうしたんだ耳郎さん、そんな格好して…」
俯きがちに歩いて来る耳郎さんに聞く。
「…上鳴と峰田に騙された…」
…成程、上鳴君と峰田君が相澤先生の名前を出して女子全員を騙しチアリーディングの衣装を着せたと。
「…その、まぁ…後でキツく叱っておくよ。大丈夫…それで良いかな?」
「…恥ずかしい…!」
…そろそろ峰田君は除籍されるんじゃなかろうか。
上鳴君はまだそこまで罪を犯していないから停学程度で済むだろう。しかしまずは目の前の耳郎さんだ。先程から何を話し掛けても恥ずかしいしか言わない。
「…そんな格好では歩き回る事が出来ないだろう。先生に借りて何か服でも持って来ようか?」
「…それはアンタや先生に悪い。」
「じゃあその格好で服を取りに行くのかい?」
「……それも…嫌…」
…じゃあどうする事も出来な…あぁ…いや、けど…
「…耳郎さん…他人の体操服って着れたりするだろうか?」
「…着れなくもない…けど…?」
「…耳郎さん、これを着ておくと良い。汗臭いかもしれないが、そこは勘弁してくれ…大丈夫、また返してくれれば良いさ。洗濯も不要だ。」
…流石に嫌だろうか。まぁそれはそうだろう、他人がさっきまで着てた服なんて着たくないに決まってる。
「えっ…ちょっ、…なん…で?」
「なんでって…女子があまりそんな格好でうろつくのを見過ごせる程、他人に無関心で薄情では無いからね。
それに耳郎さんは1番の友人だ、益々見過ごせないさ。」
「……アンタ、他の人にもそんな事言ってんの?」
「…?いや、特にそんな事は無いけど…」
「…アンタいつか刺されない?」
…?
『さぁさぁ皆楽しく競えよレクリエーション!それが終われば最終種目、進出4チーム、総勢16名からなるトーナメント形式!一対一のガチバトルだ!!』
…ようやくか。
組み合わせはクジで決めるらしい。
…出来る限り楽に行きたいんだが。
…最初に当たるのは上鳴君か、まぁいきなり爆豪君や轟君に当たるよりかはまだマシだろう。
そして件の上鳴君に声をかけに行く。
「やぁ上鳴君、次の試合はよろしく頼むよ。」
「おっ、不知火!こっちこそよろし…」
「あぁ後そうだ…女子を辱めた件は試合で清算してもらおう。分かっただろうか?」
…良し、頷いているという事はちゃんと理解出来ているという事だろう。
『よーしそれじゃあトーナメントは一先ず置いといて、イッツ束の間!楽しく遊ぶぞレクリエーション!!』
レクリエーションに出るつもりは無い。勝ち上がれたとしたらぶつかるのは恐らく轟君や爆豪君等、全力で挑んでも勝てるか怪しい2人だ。それも最悪2連戦。
…勝てるか?これ?
『サンキューセメントス!ヘイガイズ!!アーユーレディ!?』
『色々やってきましたが!結局これだぜガチンコ勝負!!』
『頼れるのは己のみ! ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ!分かるよな!?』
『心・技・体に知恵知識!! 総動員して駆け上がれ!!』
セメントス先生の個性で作られた特設リング。
四隅には炎が上がりまさに闘技場といった出で立ちだ。
そしてリングに立つは緑谷君と心操君。
どちらも知り合いなだけに両方応援したい。
そして心操君は初見殺しという1点に置いて最強だ。
勝敗がどちらに傾いてもおかしくない、注目の一戦だ。
結果から言えば緑谷君の勝利だった。
心操君も緑谷君を洗脳した所までは良かったんだが…
緑谷君が指1本犠牲に洗脳を解いてそのまま勝利。
あの洗脳って解けたのか。
さて、もうそろそろ控室に行かなければ。
『続いて第3試合!スパーキングキリングボーイ! ヒーロー科、上鳴 電気!』
『対するは!毎種目どころか宣誓でも何かしでかすトップクラスの実力者!不知火 炎星!』
「お前問題児扱いされてない?」
「はっはっは、…例のチアの件、ここでバラしても良いけど?」
「…お互い全力でやろうぜ!」
調子の良い奴め。
『さて、ミッドナイトから合図だ、両者位置について準備はできたようだな!』
『それじゃあ、1回戦第3試合、上鳴VS不知火…
開始だぁ!!』
「無差別放電!130万
加速。
『…おおっと不知火、上鳴の放電に突っ込んだ!不知火も上鳴の首を両脚でガッチリホールドしているが、流石にダメージが大きいか!?』
『不知火が速攻をかけたが…上鳴が読んだのか。なんにせよ不知火は…』
「…凄いな…上鳴君、良い…一発だ。」
「…そ、そそそそりゃぁどうも…?」
筋肉の強張りは時に強固な拘束となる。それに上鳴君は体格が良いという訳ではない。振りほどくのに時間がかかるだろう。
『…不味いな。上鳴は速攻を嫌って賭けに出たんだろうが、必殺の一撃を耐えられたら弱い。』
「言っただろう?女子を辱めた件はこの試合で清算してもらうと…」
「ぁ、あのちょっと不知火?不知火君?不知火様ぁ!?
これもしかしなくても、アレだホラ、投げられ…ちょ、もうちょっと優しくお願いします命だけは
「謝罪は?」すいませんでした何でもします許して
「せーのっ!!」えっちょ待って誰か助け」
「っっっせい!!!」
ドコン!!
『…決まったーーー!!!見るからに痛そうなフランケンシュタイナー!!!脳天からの落下で一撃K、O!!
つーか人で鳴らしちゃいけない音鳴ったけどコレ生きてんのか!?』
『…気絶してるだけ、大丈夫。
…上鳴君、戦闘不能!
勝者、不知火 炎星!!!』
『OK!不知火、驚異のスピードとタフネス、そして華麗な技で上鳴を撃破!!互いに必殺技を出し合ってまさにプロレス!その殴り合いを制した不知火の健闘を称え、
クラップユアハンズ!!拍手頼むぜ!!』
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
これは個人的質問なんですが、皆様が送ってくださる質問や感想への返信はちゃんと読めているのでしょうか。読めているのであれば教えてください。読めていなくても教えてください。
映画版の話も欲しいですか?
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どちらでも良い