そしてこの小説は不定期投稿となります。ご了承下さい。
薄暗い部屋の中、幾つものモニターに
『実技試験』の映像が流れていた。
それを見るのは雄英高校の教師陣、つまりヒーロー…
その中で試験官として選ばれた者達だ。
映像を見る目的は、不正等が無かったか、誰がどの位ポイントを獲得してるのか…そして
一般には公開されていない、『
救出ポイント、ロボットの破壊ではなく他人の救助時に加算されるポイント。ヒーローとしての素質…己を顧みず人を助ける精神性と信念の強さ…を見分ける目的で設定されている。勿論この判断基準を見抜いて点数の為に人を助ける者も出るだろうが、それはそれで問題無い。それを見抜ける程頭が回るというだけだ。
ポイントの採点も終わり、2つのポイントの合計点がモニターの1つに表示される。そして別のモニターには、3人の受験生の姿が写し出されている。
1人は凶悪な顔でロボットを両手からの爆破で破壊し続ける続ける金髪の少年。
1人は終始おどおどしながらも、0ポイントのロボットに向かって特攻した緑髪の少年。
1人は手足から噴射した炎でロボットを焼き、0ポイントのロボットの動きを止めた少年。
「救出ポイント0で2位とはなあ…後半他が鈍っていく中で派手な個性で敵を引き寄せて迎撃し続けた。タフネスの賜物だな。」
「対照的に…ヴィランポイントが0で救出ポイントが60ポイント。アレに立ち向かったのは過去にも居たけど…ぶっ飛ばしちゃったのは久しく見てないね…」
「しかし妙な奴だな…自身の攻撃の反動で莫大な負傷とは…まるで発現したての幼児だ。」
爆豪勝己と緑谷出久、2人は対照的な評価点を持つとして注目、比較されていた。
「対して1位の彼…どちらのポイントも高水準で稼いでいる。周囲を良く見ていて、個性の制御も上手い。救助も合格点で圧倒的な相手に突っ込まず動きを止めるに留める。それでいて筆記試験の成績も申し分ない。文句無しの主席合格だ。」
「…にしても、こんだけの個性制御、何処で身につけたんだ?」
「分からん。プロヒーローの家の出という訳でもない。もしかしたら才能か?」
「そこは我々が立ち入る所ではないだろう。能力と人格に問題が無いなら、我々はそれを受け入れ育てるだけだ。さて次の…」
議論はまだ続く。
…遂にこの日が来た。目の前には分厚い封筒、相手は雄英高校。恐らく合否判定だ。…だが中から出てきたのは小さく平べったい円筒形の機械。
戸惑いながらも机の上に置き、
『私が投影された!!』
「うぉっ」
日本が誇るNo.1ヒーロー、オールマイトの姿が映し出される。ホログラムか何かだろうか。
そうして自分が驚いている間にオールマイトは幾つかの事を語ってくれた。
まず合否判定。これは文句無しの合格。しかも主席で。
…主席で?
どうやら、あの実技試験ではロボットの撃破で手に入るポイントとは別のポイント…救出ポイントなるものが存在していたらしい。
そしてあの最後の時、0ポイントロボットの足止めや女子の救助によってそのポイントが加算、それで主席合格という名誉を得ることが出来た…らしい。
全然知らなかった。
ちなみにポイント合計点は100ぴったりらしい。凄い。
そして2つ目、なんとオールマイトが雄英高校の教師になるらしい。そんなマスコミの特ダネ確定の情報をさらっと話すから一瞬どういうことか分からなかった。
その後は情報量が多すぎて殆ど聞いていなかったが、
『来いよ、不知火少年…ここが君の、ヒーローアカデミアだ!』
の一言が聞けたからまぁ良いかと思う。
…取り敢えず、親と中学校に連絡しなければ。
その後親と学校の教師全員が発狂していた。
主人公のプロフィール
名前 不知火 炎星(しらぬい えんせい)
身長と体重 182cm/79kg
容姿 少し長め(耳下程度)の黒髪 目つきが少し悪い 細マッチョ
性格 自身を過小評価し、他者を過大評価する傾向がある。
誕生日 8月16日
血液型 A型
趣味 スマホゲーム、読書、筋トレ
個性 「炎」手足から炎を出せる。単純だが空中飛行や攻撃の加速等、応用の幅が広い。弱点として使い続けると身体に熱が溜まる。