第4回戦ホカベンvs寄成ギョウの試合はホカベンのLOでギョウが自動的に勝者となった。正直なところギョウの行っていることは完全に常軌を逸しているため他のみんなは信じられないものを見る目をしているが俺からしてみればこんなのまだ優しいほうだろう。いやいや何言ってるんですかと言われそうだが前世で出会った絶望神だったりダーツを経験してる身からすればコンボまでターン数がかかってる分まだマシなほうだと言えるだろう。実際、ホカベンはダイレクトアタック一歩手前までいってたし。
まあそれとは関係なしに彼のデュエマに限っていえば好きな部類ではある。さっきの孔明と違い、デュエマだけ真剣にプレイしてるのがわかるしその上で勝利しているのであれば俺は文句はない。もちろん言動等はクズ以外の何者でもないが。
白熱したデュエマ甲子園は第一回戦が全て終了し帰宅する流れとなった。会場の熱気も徐々に落ち着き観客たちは明日の試合も楽しみといった様子で会場を後にして行った。
「今日は疲れたなあ」
俺は大きく伸びをしながら1人帰路についていた。最後に会場を後にしたため人っ子1人見かけないがそのおかげで後ろからつけてくる気配にはすぐに気づくことができた。
「俺に何のよう?寄成ギョウ。」
姿を現したのは今日の試合でホカベンをLOに追い込んだ暫定腐れ外道の寄成ギョウだった。
「いやあ気づいておったんか。さすがコジローくんを下しただけあるわあ。今日の試合も見事やったで。」
「そんなこと言うためにつけてきたわけじゃないだろ?」
「これはかなわんなあ。そこまでお見通しっちゅうことか。なら単刀直入に言うわ。ワイとデュエマしてくれへんか?」
この提案に俺は少し驚いたがすぐにその言葉の真意を読み取った。ようは強者は早めに潰したいってことか。
「別にいいけど一つ聞かせて。なんで俺なの。俺よりルシファーの方を警戒した方がいいんじゃないの?」
「ルシファーくんは後でお相手する予定になってるから心配いらへんよ。それに結局のところルシファーくんも勝太くんと本質は同じや。ああいう人らは扱いやすいからなあ。けど、あんたは違う。誰ともつるんでおらんしデュエマもめっちゃクレバーや。あんたの方がよっぽど厄介やわ。」
正直なところ断ってもいいのだが断ったところで素直に返してくれそうにないのはわかりきっているため俺はギョウの申し出を受け入れデュエル場所の毒々植物園に案内されていった。
毒々植物園の温室に用意されたデュエル台に到着した俺はカードをセットしようとしたがちょうどこいつを試すいい機会だなと思い今日使ったデッキとは違うものをセットした。
「別に今日使ったデッキでなくともかまわない?」
「ああ別にそこんとこは好きにしてくれてええで。別に公式戦やるっちゅわけじゃないんやからな。(それに大会で使ってたデッキの概要は把握したしなあ。)」
ギョウもカードをセットし終えたようでついにギョウとのデュエルが始まった。
「「デュエルスタート」」
ギョウ ターン2
「薫風妖精 コートニーを召喚や。ターンエンド」
「(コートニーはマナゾーンのカードをすべての文明として扱うカード。悠長してられないな。」
ディナ ターン2
「呪文 メンデルスゾーン。効果で山札の上から2枚を表向きにしてドラゴンを全てマナゾーン
に。ターンエンド」
ギョウ ターン3
「呪文 フェアリー・ミラクルで1枚マナゾーンへ。か〜ら〜の〜自分のマナゾーン全ての文明が
あるのでさらにもう1枚や。ターンエンド」
ディナ ターン3
「呪文 決闘者・チャージャー。効果で山札の上から3枚表向きにしその中のボルシャックと名の
つくカードを全て手札に。」
捲れたのは『ボルシャック・栄光・ルピア』、『ボルシャック・ロマネスク』、『ボルシャック・ドリーム・ドラゴン』
「2枚を手札に加え残りを山札の下に。さらにさっきに手札に加えたボルシャック・栄光・ルピア
をバトルゾーンに。効果で1枚マナゾーンに置きそれがドラゴンならもう1枚マナゾーンに。
ターンエンド。」
ギョウ ターン4
「まずはボアロジーを召喚や。効果で1枚マナゾーンに置き全文明あるのでさらに1枚。二体目を
召喚して2枚マナゾーンへ。ターンエンドや。」
ディナ ターン4
「(ギョウは10マナ。恐らく次のターンにデッドマンを召喚してニガアブシュームを展開。返しの
ターンで大型クリーチャーを出して龍解するつもりか。だが今は我慢だ。)」
「呪文 超英雄タイム。コートニーを破壊。さらに決闘者・チャージャーにより3枚を表向きにす
る。」
『光鎧龍 ホーリーグレイス』『地封龍 ギャイア』『竜王神 ボルシャック・バクテラス』
「バクテラスを手札に加え残りを山札の下に置く。ターンエンド。」
ギョウ ターン5
「えらい地味なターンやったなあ。ワイもそろそろ動き出させてもらうでえ。
まずは呪文 巨大設計図。効果で山札4枚を表向きにしてその中からコスト7以上のクリーチャー
を全ぶ手札に加える。」
『永遠のリュウセイカイザー』『龍覇 ザ=デッドマン』『精霊龍王 ヴィヴロス・ヘブン』
『黒神龍デヴォリューション』
「全部手札に加えるわあ。か〜ら〜の〜デッドマンを召喚や。登場時効果で超次元ゾーンから
侵攻する神秘 ニガアブシュームを展開。次のターンで終いや。ターンエンド。」
ディナ ターン5
「次のターン。何悠長なこと言ってんのさ。俺のドラゴンを舐めない方がいいよ。
ボルシャック・ドリーム・ドラゴンを召喚。こいつはマナゾーンにドラゴンが4枚以上あれば
コストを3少なくして召喚できる。効果でデッドマンをタップ。そのままデッドマンに攻撃する
とき革命チェンジ。来い竜王神 ボルシャック・バクテラス」
ボルシャック・ドリーム・ドラゴンと入れ替わって登場したのは太陽そのものを思わせるような風貌をした光り輝くようなドラゴンだった。
「バクテラスの登場時効果で山札の上から4枚見る。その中からバクテラス以外のアーマードを
全て場に出す。」
『光鎧龍 ホーリーグレイス』『ボルメテウス・サファイア・ドラゴン』
『ボルシャック・ボルジャアク』
「これらのカードを全て場に出す。その後ドリーム・ドラゴンの効果で山札の上から1枚目を
表向きにする。それがドラゴンならタダで場に出せる。」
山札から捲られたのは・・・・地封龍 ギャイア
「ギャイアをバトルゾーンに。効果処理が終了し攻撃中のバクテラスでデッドマンを破壊。
続けてボルメテウス・サファイア・ドラゴンでシールドをTブレイク。ブレイクされたシール
は直接墓地送りだよ。」
「チっ!」
「ホーリーグレイスでシールドを攻撃。さらに革命チェンジ。音響の精霊龍 ラフルル・ラブ、
登場時効果で次の相手のターンの終わりまであんたは呪文を唱えられない。Wブレイク」
捲れたのはデーモン・ハンドにホーリー・スパークだがラフルル・ラブの効果で発動はできなくなっていた。
「ボルジャアクでダイレクトアタック」
こんにちは。天久伊織です。
投稿が遅くなってしまいお詫び申し上げます。課題やらバイトやらで忙しく登校できませんでした。今後もこのようなことがあると思いますがそれでもいいよって方は温かい目で見てくれると幸いです。
また、誤字脱字やデュエルシーンでおかしなところがあれば気軽に報告してください。