滑稽のフォーカードだぜ
『期待の新星!仮面ライダーマイス!』
ごろごろしながらインターノットのニュースを見漁るリョウジの目に新しい仮面ライダーの情報が入ってくる
「新しい仮面ライダーか...」
そこにはネズミのような姿をした灰色と青色のライダーの画像も貼られていた。
どうやらこれがマイスの姿らしい。
リョウジはその姿に僅かな違和感を覚える。
「ベルトを腰に巻いてない...」
マイスのベルトは腰ではなく胸に巻いている。
前代未聞のベルトの装着方法にリョウジは驚きを隠せない
「リョウジ、起きているかい?」
アキラがドアを開けて部屋に入って来た
「んあ?兄ちゃんか、何?」
「インターノットに依頼が入ったよ。今回の依頼は可愛い弟を頼りたくてね」
「んで、どんな依頼なんだ?」
ホロウの中に入ったクウガはイアス(アキラ)に話しかける
「今回の依頼はホロウにある物資の運搬が終わるまで、護衛してほしいとのことでね。簡単だろう?」
「ここは、クリティホロウだぜ、簡単すぎないか?」
軽く準備体操しながら答えるクウガ
「そうとも限らないんだ。今回邪魔してくるのはエーテリアスだけとも限らないからね、物資を狙うホロウレイダーだって警戒対象だ」
「なるほど..」
依頼の内容を確認しているところに依頼人と思しき人が近づいてくる
「今回は依頼を受けてくださってありがとうございます!!これで店をオープンできます...!!」
「ハイ...!任して欲しいっス!」
サムズアップしながら依頼人に声をかけ、依頼がスタートした
物資の位置はホロウの比較的浅いところにある。そんなに苦労はしないだろう
「何の店を出すんスか?」
「喫茶店を開こうと思ってて、そのための食材やアンティークがホロウに落ちてしまったんです...!」
「食材か...じゃあちょっと急ぎましょうか」
食材などの生物は侵食を受けやすい。急ぐに越したことはないだろう。
「超変身」
赤い体が青くなり、クウガ ドラゴンフォーム に変身した
依頼人とイアスをヒョイと持ち上げ
「舌噛まないよう気ぃつけてくださいね」
空高くジャンプし、廃ビルの上を次々飛び乗って移動していく。
「この辺っスかねぇ?」
「ハイ!確かこのあたりに...ありました!食材も無事です!」
そこにはかなりの大きさの箱が2つ積まれていた。
「それはよかった。じゃあリョウジ、ここからが本番だよ」
片方が食材だとして、もう片方はアンティークだろう。そうなるとアンティークの方はかなりの重さになるはずだ
長期戦になりそうだ
「わかってるって」
台車に箱を乗せて依頼人がそれを押そうとするも
「んー!!ふーん!!!...だめです動きません...」
「大丈夫っスよ、俺が運んでくんで」
「すみません、何から何まで...」
台車を押しながらホロウの中を進んでいく。この調子でいけば食材は侵食を受けずにすみそうだ。
「おい!そこのお前ら、ここを通りたければその物資を置いていけ!」
まぁそんなにうまくいくはずがないだろう。
道の傍から想像通りのホロウレイダーが出てきて脅しをかけてきた
「渡すわけないだろ...頭たりてないのか?」
「何だと!?」
猟銃を向けてくるホロウレイダー、撃たせる隙も与えずホロウレイダーに接近して銃を奪って蹴り飛ばす
奪った銃をドラゴンロッドにして追撃していく
腕、腹、背中、足、腕、頭、
「ま、待ってくれ!わかった、ここで死ぬ気はない!見逃してくれ!」
急所ギリギリでドラゴンロッドが止まる
「じゃあ早く行った行った。目障りなんでな」
「ヒィイイイイイイ!!」
悲鳴を上げながら蜘蛛の子を散らすようにホロウレイダーは走り去っていった
「まぁこれで流石に妨害は終わったか....
クウガ一行に影がかかる
.....な」
後ろを見ると小型から大型まで、多様なエーテリアスが並んでこちらを見ていた
「これは...逃げたほうがいいかも...」
「見て!ホロウの中で誰かがエーテリアスに追われてる!」
「はいはい...そうですねお嬢様。」
「...助けに行かないの!?」
「ハァ...どうしてすぐ私の仕事を増やしてしまうのですか...?」
「おわアアアアアアアアアアアアアアア!!」
クウガは依頼人とイアスを抱えて台車を押し、エーテリアスの攻撃を避けながらホロウの出口に向かい走っていた
『リョウジ!出口までもうすぐだ!!!』
「すみません!すみません!私が戦えたら!!」
未だかつてない究極のマルチタスクにリョウジんの脳はキャパオーバー寸前だ。
「キシャァアアア!!」
タナトスが不意打ちを仕掛けてくる。
その不意打ちに反応し切れずクウガは転けてしまった。
イアスと依頼人がコロコロ転がり、台車は横転して中身のアンティークが出てしまった
このままではまずい。
運良く食材の方は出て来ていないが、このエーテリアスの量だ
もしかしたら荷物を諦めて逃げるべきかもしれない....
ブォオオオオン
エーテリアスの奥からバイクの音が聞こえてくる
「誰だ...?こっちに来ないほうがいい!!こっちはエーテリアスが──」
【interaction...】
「変身!!」
【mouse!ネズミチーザー!】
デュラハンのコアをバイクの前輪で破壊し、バイクに乗った灰色と青色のネズミの仮面ライダーが姿を表した
【Myce!】
マイスはクウガの前でバイクを止め、バイクから降りる
その姿をエーテリアスたちは威嚇しながら見ている
「よぉ、困ってるみたいだな。」
「お前...誰──あ、マイス、だっけ...」
「そ、早くいきな、それ運ぶんでしょ?」
マイスは手をしっしっと動かし、逃げるよう促してくる
「いや、いいのを一発もらったからな、返さないと気が済まねぇ」
首をゴキゴキと鳴らしながらマイスの横に立つ。
「超変身!」
クウガの体が青から赤に変わる
「じゃあ、いくぜ!!」
一斉に駆け出し、お互い次々にエーテリアスを倒していく。
素早い動きで敵を翻弄しながら確実にエーテリアスを追い込んでいくマイス
それに対してクウガは一撃一撃に全力を込めてコアを破壊していく。
あっという間にエーテリアスが片付いていき、残るは不意打ちを仕掛けて来たタナトスのみ。
「さっきはよくもやってくれたなぁ...」
【EGG SEED!!】
【mouse!】
足を大きく開き、腕を広げる
「これで決まりだ...」
助走をつけて大きくジャンプ
【separate!!】
マイスの周りに青い回し車のようなものが現れて、その中でマイスが走っている
高速回転する回し車からマイスが発射され、タナトスのコアに向かってクウガとマイスのダブルライダーキックが炸裂する
タナトスは数十メートル吹っ飛び、爆散した
「よし、兄ちゃん、依頼を再開しよう」
『わかった、すぐ出発しよう。食材が傷まないうちにね』
「マイス!、ありがとな!!」
「おう!」
マイスはバイクに乗って来た道を引き返していった
その後、ホロウの脱出ポイントに到着。
依頼人が台車を押して店まで行けなさそうだったので、見かねたリョウジが店まで運んで行ってあげた。
その帰り道
「ん?何だこれ、卵...?」
黄色の枠のようなものにハマった赤色の卵(?)のようなものをリョウジは拾った。
卵の真ん中にはクウガのマークが書かれている。
「あー!ライドエグズ!お兄さん、それ俺のなんだ!」
後ろから少女を連れた青年が現れた。どうやらこの卵の所有者らしい
「あぁ、すまねぇな...?」
リョウジは青年にクウガのマークが書かれたライドエグズを手渡した
「俺たち、どっかで会ってたか?」
「え?」
「いや、ごめん、変なこと聞いた」
それを聞いた青年と少女は不思議そうに首を傾げ、帰っていった
「あのお兄さん、不思議なこと言ってたわね」
「あの人の言うとおり初めてじゃない気がするような...」
「まさか、また新しい不可思議!?」
「帰りますよ、お嬢様」
「おっ卵半額じゃん...」
その日の夜ご飯はリョウジの買ってきた卵で作ったオムライスにすることにした
リョウジは今日の依頼の大変さも相まっていつもよりオムライスが美味しく感じ、思わず子供らしく笑い、賑やかな夜を過ごした
お、お、お嬢様アアアアアアアアアアアアアアア!!
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
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(お試し)マイスの変身音声は?
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かっこいい!
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普通
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ビミョー...
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マウス!ネズゥミチーザー!マァイス!