ゼンレスゾーンゼロ×仮面ライダー   作:トンファーエッジ

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自転車壊れたぁ!!


第11話 丸鋸と翼馬

 

電車を切って出てきたカリンに聞きたいことがたくさんあるのはリョウジだけではないはず

 

 

「カリンちゃん、ほんとにただの家事代行業者?」

 

リンが我慢しきれずに聞いてしまった

 

「すみません、その...弊社は幅広い分野でビジネスを展開していまして、中にはホロウ関連の業務もあるんです....」

 

 

(幅広いにも限度ってものが....)

 

ホロウに関係する職は数多とあるが、家事代行会社までが手を出しているとは

 

 

「そうだっ...調査員様は先をお急ぎなんですよね...!き、きっと道中お役に立ちますので、どうか私をホロウから連れ出してください!お、お願いします!」

 

 

「あんたたちはどう思う?この子が電車を壊してくれたから、迂回する必要はないよね」

 

「まぁ、そうだな」

 

『あぁ、僕も猫又の意見に賛成だ。彼女を連れて行くのはいいけど、一応見ず知らずの人だからね、お互い、話したくない事情もあるだろう』

 

「カリンちゃん、あたしたちについてきてもいいぞ!その代わり、余計なお喋りはナシ、それでもいい?」

 

「はっ、はい!」

 

 

こうしてカリンを一時的に同行させることとなった一行は引き続き電車を止めるため、ホロウの中を進んでいく

 

道中でくわすエーテリアスや怪人たちを倒して行くが、先ほどからカリンが一言も喋っていない。

 

と、そこにメトロゴブリンとサテュロスが何匹か乱入してきた

 

サテュロスの突進を猫又の方に軽く殴り飛ばしメトロゴブリンとの距離を詰める

 

メトロゴブリンにはたくさんの道路標識が刺さっている。

 

高くジャンプしそのうちの一本を勢いよく引き抜き、後ろから蹴り飛ばす。

 

「グォオオオ!!」

 

激痛に悲鳴を上げながら転がるメトロゴブリン

 

その隙にクウガ ドラゴンフォームに切り替え、道路標識をドラゴンロッドに変える

 

「クウガの色が変わった...?それに、道路標識が武器に!?」

 

猫又は初めて見るリョウジの超変身に驚いている

 

そのままドラゴンロッドでメトロゴブリンを殴りつけていく。

 

ちょうどカリンはサテュロスを片付け終わったようだ

 

「カリン!!」

 

「...!」

 

メトロゴブリンの土手っ腹にドラゴンロッドで突きをかまし、カリンの方に飛ばす

 

「...」

 

飛んでくるメトロゴブリンをチェーンソーでコアごと真っ二つにしてしまった

 

「カリンちゃん...すごいな!」

 

「....!」

 

 

「あのさぁ」

 

「...!?」

 

 

「あぁ...ごめん、怒ってるわけじゃなくて、ただ、なんも喋んないからなんかあったのかなって」

 

「い、いえ、先ほど猫又様が余計なお喋りはナシとおっしゃいましたので....」

 

 

クウガは猫又を見つめる

 

「いや、別に一言も喋っちゃダメとは言ってないぞ!」

 

「そうなのですか?すみません...勘違いしていました...」

 

なんだ、カリンちゃんってば天然なんだから──

 

 

 

【CLOCK UP】

 

 

 

「──っが!!!」

 

何者かが目にも止まらぬ速さでクウガの腹に一撃を入れた

 

 

『リョウジ!!』

 

 

不意をつかれたクウガは何メートルか飛ばされ、すぐに体制を立て直すも次々と攻撃を撃ち込まれ、体力を削られて行く。

 

突然攻撃が止み、クウガに影を落とした

 

猫又とカリン、イアス(リン)がクウガに駆け寄る

 

「お前がクウガか、新エリー都の為、ベルトを回収する。」

 

「どっ、どうして仮面ライダー同士で攻撃を...?」

 

そこにはスズメバチを模したライダー

 

仮面ライダーザビー ライダーフォームがいた

 

「市民は下がっていたほうがいい、命が惜しいならな。」

 

 

いや、それだけじゃない、ザビー以外にも3人のライダーがこちらを見ていた

 

 

「姉ちゃんたちはどっか行ってて、こいつら多分今の俺じゃ敵わない...!」

 

『でも!!』

 

 

 

【CLOCK UP】

 

 

 

ライダーが一斉にクウガへと襲いかかる

 

「──っ!!」

 

もうダメだと思った瞬間、黒い拳がライダーを吹き飛ばして行く

 

 

「おいおい....!こんなに楽しそうなことしてんだ、呼んでくれよなぁ」

 

 

「お前は....!なんで...」

 

 

なんとあの時の黒いライダーがクウガを守った。

 

吹き飛ばされたライダーは衝撃でクロックアップが解除されて行く

 

 

「説明は後だ...、今はこいつらを戦っちまおうぜ!」

 

 

吹き飛ばされたライダーが次々の立ち上がる。

 

「貴様は国際指名手配の...まぁいい、ついでにあいつのゼクターも回収しろ!!」

 

ライダーたちが各々首やら指やらを鳴らしながら近づいてくる

 

国際指名手配という物騒な単語について聞いている暇はないようだ

 

 

 

【CLOCK UP】

 

 

 

戦いの火蓋が落とされた

 

黒いライダーはドレイク、ヘラクス、ケタロス3人を相手にしているにも関わらず、劣勢には至らず、互角以上に戦っている。

 

対するクウガはザビー相手に苦戦していた。

 

当たり前だ

 

クウガに高速移動をする手段はない

 

ザビーの連続攻撃を捌ききれず、着実に追い込まれている。

 

必死の反撃でストレートを打つも、かわされ、逆にキックで吹き飛ばされてしまった

 

追い討ちをかけようとするザビーから距離を取るため、後退りするも背中が壁に当たってしまう

 

(考えろ...考えろ....)

 

 

打開策はないか?

 

 

 

黒いライダーの方向から、ドレイクゼクターが合体されたドレイクグリップが転がってきた。

 

どうやら早速1人片付けてしまったようだ

 

(銃...?銃...じゅう...この感覚前にも...)

 

 

またリョウジの頭の中にイメージが流れ込んでくる

 

 

ボウガンのような武器を持ったクウガが見える。

 

動かず、敵の攻撃を待ち、一瞬の油断を狙って引き金を引く

 

 

空を飛んでいるグロンギが落ち爆発した。

 

 

 

爆風がリョウジに吹くと同時にリョウジは現実に戻された

 

「クウガ様!しっかりしてください!」

 

意識が戻った時、カリンとイアスがクウガの前に立ち、ザビーから庇ってくれていた

 

 

「忠告はしておいたからな...」

 

【RIDER STING】

 

 

ザビーゼクターの背部にあるフルスロットルを押し、トドメの一撃を構えている

 

 

クウガはカリンとイアスを押し除け、ザビーを睨みつける

 

 

「きゃっ!」

 

『クウガ!』

 

 

ザビーゼクターの先端部「ゼクターニードル」にタキオン粒子が収束し、鋭い針が出現

 

正面からライダースティングを打ち込もうとするザビーに対しクウガはどうしてか動かない。

 

ライダースティングがクウガの首に刺さる寸前

 

 

クウガはライダースティングを済んでのところでかわし、ゼクターニードルが壁に刺さって抜けないザビーの顔面にストレートを打ち込んだ

 

ザビーは突然の攻撃にバランスを崩し、地面に転がる

 

即座に落ちているゼクターグリップを手に取り

 

 

「超変身!!」

 

 

青いクウガの体が光に包まれ、緑色に変化する

 

手に持っているゼクターグリップもペガサスボウガンへと変化し

 

リョウジはクウガ ペガサスフォームへと変身を遂げた

 

 

「返せよ!俺のドレイクゼクター!!」

 

 

ドレイクの返信者と思しき人が泣きそうな声で懇願してきた

 

「悪いね、貰って行く」

 

 

「小賢しい真似を...!」

 

ザビーが高速でフェイントをかけながら攻撃に機会をうかがっている

 

リョウジはその場にしゃがみ込みザビーの出方をよむ

 

(見分けろ、本当の攻撃のタイミングを...)

 

 

クロックアップ中のザビーの足音はまるで大量の人が走り回っているようで聞き分けるのは困難だ

 

(考えるのをやめるな....、背後には壁、攻撃を仕掛けられるのはクロックアップ中でもせいぜい10メートル前後...今あいつはそれよりも少し離れた位置にいる。つまり本当に攻撃を仕掛ける時は必ず俺の半径8メートルまで迫ってくるはずだ...)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そこだ!」

 

 

クウガはペガサスボウガンの弓をひき、トリガーを引く

 

 

ボウガンから放たれた矢はザビーのゼクターブレスに直撃し、ブレスを完全に壊すことに成功した

 

ザビーはブレスが壊れたことによって変身解除、ザビーゼクターは変身者を嘲笑うように飛んでいった

 

 

「貴様...!よくもこんなマネ──ぐはっ!!」

 

「一回黙れ」

 

 

クウガはザビーの返信者を蹴飛ばし気絶させた

 

黒いライダーも戦闘をすでに終えていて、変身者は軒並み地面で伸びていた。

 

「クウガ、やるねぇ!でもつまんない、あんな戦い方じゃセンスに欠けるね」

 

 

「黙れ、てかお前誰なんだよ!襲ってきたこいつらはなにもんなんだ!」

 

「質問が多いガキだなぁ...一つずつ答えるぜ?」

 

黒いライダーはベルトからゼクターを外し変身を解除した

 

中から背の高い男が姿を現した

 

 

「俺はシン。仮面ライダーマッドホッパーだ」

 

 

シンと名乗った男は続けてこのライダーたちがどんな存在なのかを説明し始めた

 

どうやらこいつらは爆破解体に巻き込まれる予定の人を逃さないために配置されたZECTという部隊に所属するライダーたちらしい。

 

巡回中にクウガたちを見つけ、奇襲を仕掛けたのだろう

 

『待って、爆破解体に巻き込まれる予定の人?それってどういう...』

 

「その続きはそこの猫ちゃんから教えてもらうんだな、俺は帰ってガキと遊んでやらなきゃなんねぇ...ふぁあぁ、じゃあな」

 

シンはでかいあくびをしながら歩き出した

 

「指名手配ってどういう──あ!おいっ、待て!」

 

クウガは頭を引っ叩くも、振り返ることなく行ってしまった

 

 

『猫又、何か隠してるの?』

 

「それはちゃんと後で説明するから!今はとにかくカリンちゃんを送り届けて、電車を止めよう!」

 

「まぁそれもそうか、邪魔が入ったから結構時間も押してるし」

 

 

『ここより、130mほど離れた場所にホロウの出口があります。そこでカリンの依頼を達成するのはいかがでしょう』

 

 

『じゃあそうしようか』

 


 

 

 

その後、fairyのルート通りにカリンを出口まで送り届けてあげた

 

「あの、本当にありがとうございました!調査委員様のお力がなければ、カリンはきっとこのホロウを永遠に彷徨っていました!」

 

 

「それはお互い様だぞ!カリンちゃんのチェーンソーのおかげでずっと時間を短縮できたんだから!」

 

「ゴタゴタしちまってすまねぇな。こっちも助かったよ、ありがとう」

 

「いっ、いえ!こちらこそ...」

 

カリンはイアスとクウガのことをじっと見ている

 

「その...ボンプのホロウ調査員には初めてお会いしました!それに、こんな仮面ライダーに返信される方は初めてで...。よろしければ、お二人の名前を教えていただけませんか?今後、従業員一同でお礼に伺いたいんです!」

 

「あぁ、俺は──」

 

「わー!!き、気にしないで!ホロウでは持ちつ持たれつ、でしょ?機会があればまた会おう。元気でね、カリン!」

 

 

また自分の立場を考えず、人に情報を与えてしまうところだった。遮ってくれたリンに感謝しながらカリンに手を振る

 

「バイバイ、カリンちゃん」

 

 

 

『さぁ、僕たちはもう一仕事残っているよ』

 

「さっさと終わらせちゃおう!」

 

 

まだ爆薬を積んだ列車を止める任務が終わっていない

 

一行は線路の制御装置の場所まで駆け足(フルスロットル)で向かった

 

 

 

 

 




学校始まったんで、投稿頻度が落ちちゃうかもしれません。できる限りのことはやるんで待っててもらえると嬉しいです

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

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