ゼンレスゾーンゼロ×仮面ライダー   作:トンファーエッジ

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自転車治った⭐︎


第12話 爆走レース

 

「にゃああ!早すぎるぞ!!」

 

ヴィジョンの息がかかったライダーたちを退け、カリンをホロウ外に送り届けた一行は、爆弾を積んだ列車を止めるためにトライチェイサー2000で列車と並走していた

 

 

「我慢しろ!後ちょっとで列車が減速装置の位置まで来る、そしたら列車の上にイアスを思いっきり投げろ!!」

 

『頼んだよ、猫又!』

 

 

トンネルの中に入り、列車のスピードが落ち始めた

 

トライチェイサー2000と操縦席の距離が近づいてくる

 

「今だ!」

 

「プロキシ、いっけぇ!!」

 

 

猫又に投げられ宙を舞ったイアスは、見事列車の上に着地することに成功した

 

振り返り、サムズアップをするイアスにこちらもサムズアップで返し、あとは列車が止まるのを待つだけだ

 

 

「───、─────」

 

「──?」

 

列車の音でよく聞こえなかった音が聞こえてくる

 

 

 

「ちっ、めんどくせぇな。任務とはいえ、こんな格好をしなくちゃならんとは...」

 

「少しは我慢しろよ、俺だって靴が合わなくて辛いんだ」

 

 

「おい、列車がルートを外れてるって隊長が言ってるぞ!どういうことだ!?」

 

 

中から聞こえてきたのは誰かの話し声だ

 

(──?どういうことだ...?中には誰も乗ってないはずじゃ......、まさか!)

 

「ん?どうかしたのか?」

 

「プロキシがヤバいかもしんねぇ!とにかく列車に追いつくぞ!!」

 

 

またトライチェイサー2000のエンジンをふかし、列車に追いつこうとするクウガ、しかし、運悪く気付いた時には減速装置から外れており、バイクで追いつくのはほぼ不可能だ

 

 

「ダメだ!どんどん引き離されるぞ!」

 

「クソっ!こっちにはブーストなんてないんだぞ!!」

 

列車の背中が遠くなっていく。このままではイアスが連れて行かれてしまう

 

(このバイクに馬力がもっとあれば...!!)

 

 

クウガの隣を何かが横切った。

 

クウガの視界に映ったのはジェット噴射で列車の前に回り込み、列車の勢いを止めるデカいクワガタムシの姿だった

 

 

「な、なんだあのでっかいクワガタ!?」

 

「何が何だかわかんねぇが、これで追いつける!!」

 

 

勢いの落ちた列車に今一度トライチェイサーが追いつく。

 

クウガは緑色の体を赤色に変化させ、トライチェイサーから飛び上がり

 

 

「オラっ!」

 

窓を割った勢いでイアスの耳を乱暴に掴んでいたヤツの顔を豪快に蹴り、中に入った

 

ついでに周りにいたヤツらも一発ずつ殴って気絶させていく

 

中を見渡すと治安局の服を着た人間が大量に乗っていて、全員が武装している

 

おそらくヴィジョンの人間なのだろう

 

「イアスっ、おいで!」

 

「ンナナっ!!!」

 

イアスの方に両手を広げ、名前を呼ぶ。それを見たイアスは号泣している目をモニターに映しながら飛び込んできた

 

イアスを持ったまま列車の外を見ると、いつもと様子が違うトライチェイサーを泣きそうな顔をしながら一生懸命運転しようとしている猫又の姿を見つける

 

 

「なにやってんだ」

 

「あたしだってわかんないぞ!さっきのデカいクワガタがバイクに合体して、勝手に動き出したんだ!」

 

 

(???)

 

なにを言っているかわからないが、今は悩んでいる暇はないだろう

 

列車の中のヴィジョン社員は全員クウガに銃を向け、照準を合わせている

 

「猫又!ちょっと後ろに寄れ!」

 

「でも運転が!」

 

「いいから!」

 

 

指示の意図が全くつかめない猫又は、にゃ゛みたいな声を出しながら目を瞑り、大きく体を逸らした

 

バイクは猫又が操縦しなくとも一定の速度で走り続けている

 

猫又が作ってくれたスペースに列車から飛び出したクウガが乗り込み、ハンドルを握る

 

「ハンドル重っ!!」

 

デカクワガタムシがくっついたトライチェイサーのハンドルはいつもの3倍重く感じられ、方向転換がうまく行かない

 

クウガは全身の筋肉に力を入れて、地面に足をつき、華麗なUターンで、きた道を戻った

 

 

 

 


 

 

 

 

ビデオ屋に戻ってきたリョウジたち、デカクワガタムシはどう足掻いても離れてくれなかったのでそのままガレージにしまうことにした

 

 

「入らない...」

 

「ツノがはみ出てるぞ」

 

ガレージの大きさが限界を迎えてしまった

当然そのままにしておくわけには行かない。駐車場に停めてしまえば明日の朝刊に載ってしまうことだろう

 

リョウジの苦悩をよそにデカクワガタムシはさも当然かのようにトライチェイサーにくっついたままだ

 

 

「あのぉ...すいません....離れてもらえませんかねぇ...」

 

 

どんな手も通用しなかったのだ、もう懇願するしかない

 

 

「いやそんなんで離れるわけ──」

 

デカクワガタムシは静かにトライチェイサーとの合体を解いた

 

「離れた...」

 

 

デカクワガタムシはその場に浮遊したまま飛び去ろうとはしない。

 

よく見ればところどころ機械のようになっているが、これは野生のものなのだろうか?

 

(まぁ....別にいっか)

 

トライチェイサーとデカクワガタムシをガレージに入れ、シャッターを閉めた。

 

 

 

 

気を取り直して、作戦会議と行こう

 

 

 

 

ビデオ屋の工房に入り、各々いつもの位置に着く。どこにいたらいいかわからない猫又は少しの間うろうろしたが、ソファの後ろに落ち着いた

 

 

「猫又、俺らがホロウに入る前に話しておくべきこだったとがあるよな?」

 

「べ、別に隠してたわけじゃないぞ!時間がなくて話せなかっただけ!」

 

 

突然睨みつけられた猫又は必死に弁明する

 

 

「ええと、とにかく!アミリオンの残りの視覚記録を見ればわかるはずだぞ!」

 

アミリオンを持ち上げ、fairyのいるH.D.Dのモニターに押し付ける

 

 

『確認。猫宮又奈の提案を採用し、アミリオンの視覚記録を再生しますか?なお、私は電子の世界にいるため、モニターにアミリオンを押し付けても、効果はありません』

 

「あぁ、その方が手っ取り早いだろうしね」

 

 

『視覚記録のローディングが終了。再生を開始します』

 

 

モニターに視覚記録が再生され、邪兎屋の3人が映った

 





ゴウラムちゃんかわいいねぇ

ここまで読んでいただきありがとうございます!!

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