リョウジくんは一体どうなっちゃうんだ〜〜!?
『まもなく、依頼人と助手2号がホロウの出口に到達します』
猫又と共にホロウを出たリョウジは変身を解除せずにヴィジョンの爆破解体本部のステージの上に立った
目の前には猫又が呼んだ最高責任者、サラが立っている
「アンタが今の責任者?あたしたちの要求は簡単──爆破を中止して閉じ込めらられた住民たちの救出を約束すれば、こいつを返す」
「はっ、簡単に言ってくれるわね。あなた達の言うとおりにして、我々ヴィジョンはこの件をどう申し開きすれば?」
「それは簡単だ」
クウガが口を開いた
「こんな筋書きはどうだ?『ヴィジョンは11年間行方知れずだった仮面ライダークウガのベルト、アークルを回収した。』」
「──!」
一瞬サラの顔がピクリと動いた
「確かに、そのベルトには価値があるわね。わかったわ交渉に応じましょう。」
思ったよりもスムーズに交渉が進んで面食らう猫又だったが、サラの後ろから1人のシリオンの男が姿を現したのを見て様子のおかしさに気づいた
「でも、そのベルトは装着者が生きているうちは外れないのよね...あぁ!この人に外してもらいましょうか」
男は片手を空高く掲げた
すると、どこからか金と黒色のゼクターが飛来する
そのゼクターは自ら男のゼクターブレスに装着し、男の体に装甲が形成されていく
【HENSHIN】
【CHANGE BEETLE】
男は金色の仮面ライダー
仮面ライダーコーカサスに変身した
「仮面ライダークウガ、貴様は私が処刑する...」
コーカサスはゆっくりとクウガの方へ歩いてくる
クウガはそこから一歩も動かず、ただコーカサスを見つめている
永遠にも思える時間が過ぎ、コーカサスはクウガの目の前までやってきた
ゼクトクナイガンを斧のようにして持ち、クウガに向かって振りかぶる
そこに猫又が割り込んだ
猫又ではコーカサスのパワーには打ち勝てず、猫又は片膝をついた
その膝は地面と擦れ、血が滲んでいた
「そんなの聞いてないぞ...」
「猫又...」
「クウガが死なないといけないなんて聞いてないぞ!!」
猫又が叫んだ
「あら、どうしたのかしら?今更交渉破棄?」
コーカサスがサラの方に目を向けた
その目には何か期待のようなものを孕んでいる
「なら仕方ないわね。2人とも、あの住民と一緒に死になさい」
その言葉を待っていたと言わんばかりにコーカサスは斧を振りかぶり、猫又に向かって振り下ろした
その斧を今度はクウガが手で受け止め、コーカサスを睨む
受け止めた手からは血が垂れている
「交渉は破棄しねぇ....だが、こいつには手を出すな」
猫又の方に守るように手を出した
「それは約束しかねる...」
コーカサスの拳がクウガの腹へと突き刺さり、クウガは吹っ飛んだ
その衝撃でパールマンの入ったゴミ箱が倒れ、パールマンは気を失った
「クウガ...!」
「ぐっ...クソが!」
クウガはゆっくりと体制を立て直し、もう一度猫又の前に立った
「これは...1番マズいことになったな...!」
『これは....急がないとリョウジが危ないかも知れない!みんなこっちだ!』
イアス(アキラ)率いる一行はデッドエンドブッチャーを倒した後迅速に対応できるように
fairyが導き出した座標に向かっていた
あたり一体は雨雲に覆われ、激しい雷雨とエーテリアスがシンたちを歓迎した
「何もねぇな、あのデカブツは本当にここに?」
「でかいのはいないわね、チビばっか」
「いや、もうそこに来てるはずだ」
すると、エーテリアスたちは瓦礫の中へと逃げるように入っていった
「あら?雑魚たちが逃げてく」
「...来るわ」
「デカブツね?」
「BGM」
アンビーの予想外の回答にニコとシンはずっこけそうになった
「「はぁ???」」
「映画なら悪役のBGMが──」
「フッフッフ!安心しろアンビー!俺はスターライトナイトに必勝法を教わった!」
ビリーが一同の前にたち、必勝法について語り始めた
「悪役相手にルールは無用!開幕必殺キックだ!10秒で倒せば、BGMが流れる隙なんてねぇ!」
ビリーが喋り終えた直後、雨雲の下で何かが光った
「ビリー!!」
間一髪でマッドホッパーが間に入り、飛んできたものをキャッチ
そこには人工物でつぎはぎに作られた大きな槍のようなものが握られていた
「お、俺の予想が読まれた!?」
「危うくエンドロールが流れるとこだったじゃない!」
「さてはスターライトナイトのファンだな!?」
大きな落雷と共に巨大なエーテリアス「デッドエンドブッチャー」が現れた
大きな体に似つかわしくない素早さでマッドホッパーの手から槍を奪い取り、ぶん回してきた
一同は持ち前の機動力で後ろに飛び退き、ビリーも体制を立て直す
「さぁ来い、決着をつけてやる」
グオォオオオオオオ!!!
デッドエンドブッチャーはその挑発に大きな叫び声で返事をし、マッドホッパーに槍を投げつけ、それと同時に高く飛び上がった
「ふっ!!」
投げられた槍を拳で弾き、空から拳を振り下ろしてくるデッドエンドブッチャーを躱わす
【CLOCK UP】
クロックアップで距離を詰め、デッドエンドブッチャーの頭にストレートを打ち込む
並のエーテリアスならこの一撃で消滅するはずだ。しかし、デッドエンドブッチャーは大きくよろけただけで、大ダメージと言った風でもない
「アイツッ...コアに蓋してやがる!」
「マジかよ!?じゃあアイツには弱点がねぇってことか?」
「いいえ、必ず勝機はあるはずよ」
約10tにも及ぶそのパンチ力をまともに受けたデッドエンドブッチャーは体制を一時的に崩したものの、槍を拾って、こちらに向かってきた
「またくるぞ!!」
槍を振り回し、グルグルと回りながらこちらに近づいてくる
それをアンビーとマッドホッパーは回避し、もう一度攻撃を仕掛けるが
デッドエンドブッチャーは大きく体を逸らしてアンビーの攻撃を躱し、大きな手で掴み、マッドホッパーに投げつけた
「ぐっ!!」
投げられたアンビーと衝突し、マッドホッパーは壁に打ち付けられてしまった
「アンビー!!」
「この野郎っ!これでも食らえ!」
ビリーはデッドエンドブッチャーの頭に向けて弾丸を放つが、それをよんだデッドエンドブッチャーは腕でそれを防ぐ
「オラァ!!」
ビリーの方へ注意が向いた隙にマッドホッパーが懐に入り込み、腹部へ集中攻撃していく
不意打ちを受けたデッドエンドブッチャーは体制を大きく崩し、槍を落とした
「今だ!」
マッドホッパーの掛け声で一斉に攻撃を仕掛ける
攻撃していくうちに腕についた結晶や、コアを蓋していた外殻が剥がれていく
マッドホッパーはゼクターレバーを上げる
【RIDER JUMP】
上空39mまで飛び上がり、拳を構える
【RIDER PUMCH】
上からコアを殴り潰すように拳を振り下ろした直後、地面に大きな衝撃が加わり、舞った砂塵で何も見えなくなる
「やったか...?」
それは言わないお約束である
マッドホッパーの拳はデッドエンドブッチャーのコア付近から歪に生えた腕によって防がれていた
マッドホッパーは握りつぶされそうなところをすんでのところで飛び上がり躱した
グルルルァァァアアアア!!
先ほどよりも大きな声で雄叫びを上げるデッドエンドブッチャーにそこにいる全員が震え上がった
「マジかよ、まだあんのか!?」
ライダー辞めます! ダメ〜!ペチーン
ここまで読んでいただきありがとうございます!!
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