ゼンレスゾーンゼロ×仮面ライダー   作:トンファーエッジ

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デッドプール大好き






番外編②
特別劇場 第1話 見習いの高速


 

 

 

ここに、タバコを吸っている男がいる

 

 

「うぇっ?──おーっと!やぁこんにちは」

 

 

シンが立体交差道路の上に座り、“こちら”に話しかけてきた

 

 

「おかしいなぁって思ってるだろ?番外編の主役もらうために誰にゴマすったかって?」

 

 

誰も聞いてないよ

 

「大きな声じゃ言えないんだけどあの『トンチキエッジ』みたいな名前のやつ!」

 

 

お前ふざけんな

 

 

「知ってるか?日本出身なだけにあいつの日本刀もご立派なんだぜ」

 

 

やめとけそういうのは

 

 

「とにかく、これからアンビーに邪兎屋の仕事を教えてもらうんだ」

 

おい

 

 

「あぁそれと」

 

 

シンが下の道路を指差した

 

そこには一台のバイクと黒い車、それに続いて走行するキャリアカーの姿があった

 

 

「悪党退治もね、デッ◯ー行きまーす!」

 

 

 

あーあ、言っちゃったよ

 

 

 

【HENSHIN】

 

 

【CHANGE MAD HOPPER】

 

 

 

上層の道路から一気に最下層の道路へと飛び降り

 

空中で変身を完了させたシンが下を走っていた黒い車のフロントに着地した

 

 

「あー、やりすぎたな」

 

 

車はひしゃげ、中にいた人が外に放り出された

 

後ろを走っていたキャリアカーが止まり、その上ではアンビーが戦っている

 

 

「シン、突っ立ってないで手を貸して」

 

 

「テメェら!うちの組に手ぇ出したからにはぁ──」

 

 

 

【マスカレイド!】

 

 

 

「生きては返さねぇッ!!」

 

マスカレイドメモリを刺した男の体が変化していき、マスカレイドドーパントへと変化した

 

 

「はぁ...マスカレイドか、強さはホー◯アイ程度だな...」

 

「あのライダーを殺せぇ!」

 

 

道路の真ん中で大声を上げながらマスカレイドドーパントが数十人でシンに殴りかかる

 

 

「そこの“お前ら”、瞬きすんなよ...?」

 

 

【CLOCK UP】

 

 

 

「ぐわっ!」

 

「ぐふッ!」

 

 

クロックアップ状態になったマッドホッパーが敵を制圧していく

 

必死に拳を振るうマスカレイドドーパント達に挑発するように指を動かし、攻撃を誘う

 

まんまと引っ掛かったマスカレイドドーパントの拳を一切無駄のない動きで躱し、反撃のパンチを顔面に叩き込んだ

 

 

「ハァ....つまんね〜」

 

「早くターゲットを急ぎましょう」

 

 

「へいへい」

 

 

アンビーとシンが狙っているターゲット

 

 

それは、とある記憶素子

 

なんでもその中には重大なデータが入っているらしいので破壊してほしいとのことだ

 

 

「それと、ターゲットを狙ってるギャング達を挑発して回るのはやめて。仕事が増えて面倒だわ」

 

「ただ仕事するだけじゃ面白くないだろ?ほら、俺ってばプレイボーイだから」

 

 

「...なにも面白くないわ」

 

「きっとそいつはお前にセンスがないってことだ」

 

「...」

 

 

そこにバイクのエンジンを吹かす大きな音が聞こえてきた

おそらく黒い車の前を走っていたバイクだろう

 

やがて大きなエンジン音は2人の前で止まる

 

 

「えーっと、ごめんだれ?」

 

「...」

 

 

大きな男がバイクから降りた

 

「なんか言ってもらわないと気まずいんだけど〜!」

 

「...」

 

 

「俺はお前みたいなシカトするタイプが1番嫌い」

 

「ちょっと黙って」

 

「嫌だね」

 

大男が懐から赤いメモリを取り出した

 

「まぁ大体予想はついてた」

 

 

 

【トラップ!】

 

 

トラップメモリを親指にある生体コネクタに挿した

 

メモリを挿した男の体がみるみるうちに歪に変化していく

 

やがて男は身体中にトラバサミや地雷を携えたトラップドーパントに変貌した

 

 

「ターゲットを諦めろ、そうすれば命は保証する...」

 

 

「第一声がそれって...お前クラスで馴染めないタイプだろ」

 

「──!くるわ、気をつけて!」

 

 

男がこちらを見ながら、地面に手を当てた

地面に一瞬何かの模様のようなものが写り、消える

 

 

「...?来ないならこっちから行くぜ?」

 

「迂闊に動くことはお勧めできないわ。相手はトラップドーパントよ、罠を使ってくる可能性が高い」

 

 

「だったらどうやって倒すんだよ?今こうしてる間にも俺が挑発したギャング達が──」

 

 

【バード!】

 

 

「邪魔しにくるんだから...」

 

 

アンビーが殲滅したはずのキャリアカーからバードドーパントが飛翔、アンビーに襲いかかる

 

 

【CLOCK UP】

 

 

それを瞬時に察知したマッドホッパーがクロックアップでアンビーを抱きかかえて避けた

 

しかし避けた先にはトラップドーパントが仕掛けた罠があり、マッドホッパーの脚をトラバサミが固定した

 

 

「──!!マジか...!」

 

もう一度バードドーパントが飛翔、今度はマッドホッパーをめがけて空中での突進攻撃を仕掛ける

 

その攻撃を避ける術のないマッドホッパーはアンビーを庇うように背中に攻撃を受けた

 

 

「あぁ!イッテェッ!!!」

 

 

「シン!大丈夫?」

 

「まともに喰らって大丈夫なわけあるか! いってぇ...」

 

 

腰をさすりながらマッドホッパーが体を起こす

 

「まぁ、これで攻略法は見えた」

 

「本当に?」

 

 

「あの鳥野郎、攻撃する時は必ず飛ぶ。たぶんこの地面のトラップは敵味方なんて関係ないんだ」

 

「なるほど、じゃああのドーパントを撃ち落とせれば...!」

 

「そゆこと」

 

 

そうこうしているうちにバードドーパントがもう一度飛翔し、こちらに向かってくる

マッドホッパーはぜクターレバーを一度あげて、戻した

 

 

【RIDER PUNCH‼︎】

 

 

バカ真面目に一直線なその飛行の軌道はよむに容易く、バードドーパントの頭部めがけて拳を振り下ろす

 

その拳が衝突する瞬間、右腕に装着されたアンカージャッキが作動し、バードドーパントを叩き落とした

 

 

叩き落とされたバードドーパントは地面に仕掛けられたトラバサミに動きを封じられながら、トラップドーパントの元へ全てのトラップを起動させながら転がっていく

 

最後に特大の地雷を作動させて爆散した

 

 

「これ、ちょっと都合が良すぎないか?」

 

「気にしなくていいのよ」

 

 

残されたトラップドーパントは地面にもう一度手を触れようとする

 

 

「そうはさせないわ。シン、私がジャンプしたら私の足の裏を蹴って」

 

 

「アレは膝に悪いぜ」

 

「早く」

 

「...へいへい」

 

 

アンビーがその場でジャンプ

その動きに合わせてアンビーの足の裏にドロップキックの容量で蹴りを入れる

 

2人の脚力で、アンビーはトラップドーパントの方へ高速で飛んでいく

 

 

「サンダー!」

 

 

アンビーの電気の帯びたナタがトラップドーパントの全身を切り裂く

 

 

絶え間ない攻撃に、ついにトラップドーパントが膝をついた

全身きついた罠が消えていき、徐々に人間の姿へと戻っていく

 

親指の生体コネクタからメモリが吐き出されて、トラップメモリは割れた

 

 

「案外あっさりだったな、ターゲットを急ぐんだろ?早くいくぞ」

 

 

「ちょっと待って」

 

アンビーがシンを制止した

 

「なんでだよ」

 

 

「ターゲットのシグナルがロストした」

 

 

 






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