アレスの娘、オラリオへ行く。   作:さけちゃずけ

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第六話 あざとさMaxキューティー看板娘

闇派閥の本拠地から帰宅後、ピュラーはすぐに入浴して身体がポカポカになった。寝巻き用の着物に着替えて、何やら騒がしくなっている玄関に行くと、女神イシュタルの眷属がいた。

 

父が言うには「ピュラーは絶対あの女神には近づくな」らしいので、相当激ヤバな女神だと推測される。

 

何故彼女たちが来たのかと言うとただの牽制だった。激ヤバ女神の店はこの歓楽街随一の最大派閥であるため、最近人気になっているうちの店に釘を刺しに来たらしい。

 

「女って怖」と呟いたら「アンタも女でしょ。これぐらい慣れなさい」と先輩に言われた。その後、相棒に食事を用意して就寝した。

 

 

翌日の正午。ピュラーは闇派閥から頂いた書類と「ターゲットの情報を引き抜くことができませんでした。違う方に任せてほしいです」という手紙を直接Wに渡した。Wは急にやってきたPに驚きつつ、褒美としてボーナスをあげた。彼または彼女は、Pが金欠であることを知っていたのだ。

 

オカマは知らない。

 

 

これから目を見開き放心するほどの情報という名の爆弾をPが手渡したことを。

 

 

 

そして、ダイダロス通りに大穴ができたことに関して、ピュラーは自身がその原因だと知らない。

 

 

 

 

あの最硬金属を壊すほどの力を得た話を語るのは、またの機会に。

 

 

 

 

————————————

 

 

 

数日前に闇派閥の本拠地を訪れた私は、マリウス君と父宛てに手紙を書いていた。

 

父との手紙交換はずっと続けている。父からの分厚い返信を読むことが好きだ。何故かと言うと多くの神様たちの秘密を書いてくれるから。ロキという男神は女神になろうと性転換しようとした話がお気に入りだ。神って行動力凄い。

 

1年も居たらお友達ができた。特に、仲の良い女の子のお名前はシル・フローヴァ。彼女に絡んでいた不審者をカリオンが猫パンチで倒したことがきっかけである。彼女はどうやら結構前からカリオンに餌付けしていたらしい。

 

相棒がきっかけで始まった交友関係は意外と続いた。彼女に「豊穣の女主人」というアルバイト先を紹介されたので、もっとお金を貯めるために雛菊のシフトが入っていないときに、仕事をした。炊き出しの手伝いは給料なしだが、大変そうなので手伝ってる。

 

ここ最近、困っていることは、豊穣の女主人から帰宅する際、変な狂信者っぽい人たちに絡まれることだ。「危ない勧誘お断りです」と言っても逆にキレ散らかしてくる。手荒な真似はしてこないが、大変迷惑である。ミア店長に相談したら「諦めて透明人間として扱いな」と言われたので、今は透明人間フィルターをかけてフル無視してる。

 

 

「ピュラー、あーん」とゲテモノ手料理を食べさせようとしてくるシルちゃん。

 

「え、やめて。私のこと殺したいの?もっと食材を大切にしよう」

 

「ピュラー、ひどい!私貴方のために精一杯作ったんだよ」

 

「と言って約1年が経ちましたが、全く料理スキル上がってないね」

 

「もう!揶揄わないでよ!」

 

「とりあえず、食材の切り方から一緒に学ぼうね」

 

「(ぷくっと頬を膨らませる)」

 

「そんな古典的な怒り方は私には効かないよ」

 

 

 

という会話をした日には、複数の信者にグチグチと言われた。意味わからん。

 

恐らく彼らはシルちゃんガチ恋勢だと思われる。いや、それ以外考えられない。変な狂信者ではなく、ただの「嫉妬深いガチ恋勢」だった。シルちゃん、軽率に誰かを堕とすのは控えるべきだと思う。

 

 

「ピュラーの手料理食べたい(うるうると上目遣いをする)」

 

「……何が食べたい?」

 

「卵入りカツ丼!」

 

「朝ご飯なのに結構ガッツリ食べたいんだね」

 

 

という会話をした際には、私たちにもカツ丼食べさせろと言われた。客としてまたおいで、月1で店長がカツ丼を作ってるから。ガチ恋勢たちは、私とシルちゃんの行動をすべて見ているようだ。ずっと視線を感じるし、あの人たちが厄介なストーカー予備軍っぽいので、シルちゃんを守るためにも気を付けないと。

 

他に悩んでいることと言えば、シルちゃんが私の面を剥ぎ取ろうとしてくる事と、フードを被ったシルちゃんに似てる美人な女神に「貴方、私の眷属にならない?」に定期的に勧誘されることだ。父の「美人な女神に絡まれたら、すぐに逃げなさい。絶対変なこと企んでるからな!」という言葉を思い出し、勧誘は毎回断っている。

 

何故か初めて勧誘された日から、日替わりで変なエルフ2人組「美人な金髪無口エルフ(女)と褐色銀髪厨二病エルフ(男)」や「ツンデレ属性っぽい黒髪猫耳(男)」、「連携が凄い四人兄弟」に追いかけられるようになった。

 

仕事と情報収集で疲れてるのに、毎回執拗に絡んでくる。彼らを撒くのに一苦労をかけているので、面倒である。特に、撒くのが大変な黒猫獣人はどこか既視感のある視線を向けてくる。

 

それはシルちゃんガチ恋勢を相手している間によく感じる、姿を見せない誰かからの視線だった。もしや、黒猫獣人は、シルちゃんと美人な女神のストーカー予備軍なのか?普通2人も、日を変えてストーキングをするのか?

 

まさか、シルちゃんとシルちゃんに似ている女神は関係があるのかな。

2人は雰囲気が似ているようで似ていない。

 

……これ以上は面倒なことになりそうなので、考えないでおこう。

 




今後の展開に関してお手伝いして頂きたいことがあります。
主人公のピュラーを最終的にどちらのファミリアに所属させるかで現在とても悩んでおり、読者の皆様のご意見を参考にさせていただきたいです。候補としては、ヘスティアファミリアか、フレイヤファミリアです。
どちらのルートも面白そうっ……!と頭を抱えております。
よろしければ、下の投票にてご意見を教えていただけると大変嬉しいです!

ピュラーはどのファミリアに所属するか

  • ヘスティアファミリア
  • フレイヤファミリア
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