「手伝うって言ったんですが、ちょっと調べ物があるんで一旦抜けますね」
「分かったよナキ」
「後これ」
「何このボタン」
「押したら俺のスマホに位置情報送られるボタン」
ミレニアム製のものだが作った人がアレなので心配しかない。
「なんかあったら押してください、飛んでいきますんで」
「おっけー」
「「「「???」」」」「亡霊さん、飛べるの?」
「おん」
「こんな感じにね」
手を羽に変化させる。
「よっと足は無くていいか」
「亡霊さんって本当に人?」
「人じゃないよ〜人にはこんな事できないからね〜」
「じゃあね〜」
シャーレに帰んなきゃな〜ユメ先輩怒ってるかな?
「結構面倒な事に巻き込まれてたなホシノ達」
「カイザーかぁ、厄介だな」
実のところカイザーのガラクタ共からスカウトがよく来ていた。
まぁ、面倒そうなので断っていたがな。
正直今の手持ちもとい影法師召喚で対抗はすることは可能だ。だが被害が相当でるはず。一番まずいのが先生とアビドス生とユメ先輩を巻き込むことだ。奴らは何をするにも自治区に対して被害を出すはずだ。それに、誰かが捕まったら終わり。勝ち目の無い戦いになる。下手したらキヴォトス中が敵に回る可能性もある。せめて、鯨の名前が分かればなぁ。
「あー!くそ!作戦考えんの苦手なんだけどなぁ!」
「手遅れになる前になんとかしなきゃな」
到着した。
「ユメちゃん様〜お元気〜?」
「あ!ナキ君!」
「スンマセンちょっと面倒事に巻き込まれてました」
「・・・具体的には?」
「爆発」
「だ、大丈夫なの!?」
「大丈夫じゃなかったらここに居ませんよ」
「とりあえず今日は休んでいいよ」
「あらら、お優しいことで?」
「流石に怪我人に働かせる訳にはいかないからね」
「ユメちゃん様、多分先生が帰ってくるの結構時間かかるぞ?」
「先生って何してたの?」
「うーん、アビドスの借金問題を解決しようとしてた」
「それ、聞かせて」
「多分カイザーが面倒事起こしてる」
「やっぱりカイザーかぁ」
「だよねぇ、あそこのガラクタ達はいつでも邪魔だねぇ?本当に嫌になっちゃう」
「いっそのこと喧嘩売りに行きます?」
「あはは、まだダメだよ?」
すぅ〜この人、今まだって言ったぞ!?俺が居なくても喧嘩売るつもりなんじゃないか?
「じゃ、今日は休ませてもらいますね〜」
「また、明日ね〜」
先生視点
「ねぇ、ホシノ?」
「?何かな?先生?」
「君に聞きたいことが一つあったんだよね」
「先生どうしたの〜そんなシリアスなシーンで「ホシノ」はぁい」
「で、何かな?先生が聞きたいことってさ」
「真逆 シキって誰か知ってるよね?」
「うへ〜誰かな?その人?おじさん初耳だよ〜」
「真逆 シキ、アビドス生徒会に所属している子だよね?」
「どこでそれを知ったのかな?」
「ハハッそんな事より」
「真逆 シキについて教えてくれない?」
「先生」
気になっていた。アビドスの事を調べた事がある。
「真逆 シキはね?2年前に死んじゃったんだよ」
「死んだ?」
「そう、死んじゃったの」
ホシノは力無く笑う。
亡霊さん視点
「先生俺の事ホシノに聞くつもりだろうな」
もちろん1年生の時の事だろう。
「いっその事、帰りたいな」
帰ってはいけない、化け物が大切な人の元へ行ってはいけない。
まぁ、ユメ先輩とは働いているがな。
「ユメ先輩、ホシノ、俺はどうするのが正しかったんだろうな」
答えは返ってこない。
はずだった。
「帰りたいのなら帰ればいいのではないでしょうか?」
「黒服様や、久しぶりだな?」
「おやおや、私に様付けは要らないと言っているでしょう」
依頼を受けている内に相手に対して様付けが癖になった。
「そうかい、黒服、で!何のようだ?」
「クックック、少し雑談をしようと思いましてね」
「・・・酒は飲まんぞ俺」
「私が飲みます」
「ツマミなんかあったか?あーこれぐらいか」
「ほれ、サラミ」
「ありがとうございます」
「俺は炭酸のジュースとジャージで」
「最近、どうですか?」
「まぁ、楽しいよ、そっちは?」
「まぁまぁです、今回は一つ話題を持ってきました」
「話題?」
「先生についてです」
「馬鹿」
「クックック、辛辣ですね?」
「あれは、優しすぎる」
「えぇ!彼は優しすぎます!それも笑ってしまうくらいには、ね?」
「確かにな」
「そして、あなたのようです」
「え?」
「貴方も優しい方ですよ」
「俺少し前にテロ攻撃したばっかなんだか?」
「それでも、あなたは他人の為に戦ったでしょう?」
「それは」
「あなたは先生のような聖人にはなれない」
「・・・」
「あなたには面白い物が混ざってますからね」
「?」
面白い物?こないだの必殺技か?
「すまん、黒服呼ばれたわ」
「そうですか、ではまた今度話しましょう」
「あぁ」
先生視点
「カイザーばっかだね」
「ほんっとに嫌になるわ!」
軍事基地、ちょっとどころか相当怪しいよね!?
「それにしても、数多いね」
「はぁはぁ」
「絶対絶命?」
「囲まれちゃったねー」
まぁ、まずいよね。
「侵入者が来たと思ったらアビドスとはな」
ナキの真似をするとしたら切り札は切った。後は待つだけ。
「な、何よコイツ」
「まさか来るとは思っていなかったが、まぁいい」
話長いなぁ。
「っておい!貴様!聞いているのか!」
「あ、あぁ、おやつは300円まででしょ?」
「な、何を言っているんだ?」
「先生?疲れてる?」
「ちょっと話が長くてね?」ピピッ
「ハハッそうだね、話が長いよね〜」
「アニメってすごいよね」
「急に何の話だ?」
まだだ、まだ笑うな。
「そのキャラはね、主人公じゃないんだけどね?とっても可愛らしいキャラなんだ」
「何が言いたい?」
「用はね?」
「あなた達じゃ勝てない相手がいるんだよ」
「ふ、フハハ!何だ?そこに居る小鳥遊 ホシノの事か!?それがどうした!この数相手に何が出来る!」
「先生〜おじさ「違うよ」うへ!?」
「切り札はもう切っているんだよ」
「その切り札とやらは一体何かな?先生」
「決闘でもしないかい?そっちが勝ったらこの子達を好きにしなよ」
「先生!?」「なん、で?」
「ハハ!良いだろう!相手はだれだ?さっさとかかってくると良い!」
「それじゃあ、叫ばせてもらうよ」すぅ〜
「やっちゃえ!バーサーカーってね?」
ドゴォォン!
「俺ってどちらかって言うとキャスターじゃない?」
「面白い事言うね?ナキ」
亡霊さん視点
「あそこか」
「あら?なんかきてる?」
私が叫んだら来て?
「やっちゃえ!バーサーカーってね?」
ドゴォォン!
「俺ってどちらかって言うとキャスターじゃない?」
「面白い事言うね?ナキ」
「にしても、呼ぶの早くない?先生」
「じゃ、頼んだよ」
「亡霊か」
「あらあら、カイザー理事様じゃあ!ないですか!」
「知り合い?」
「嫌になるぐらいには」
「このコインが落ちたら開始ね」
「ふん、いいだろう」
「勝負は1対1、ルールは援護射撃や仲間に対して脅しになるような行為は禁止」
「理事様がそんなくだらない事しないよな?」
「しなくても勝つに決まっている」
「そういえば先生」
コインが空に舞う。ゆっくりと少しずつ。
「何かな?」
下に落ちて行く。
「今からやるのが決闘でしょ?」
口から笑みが溢れてくる。
「任せてくださいな、こちとらそれが本職なんでなぁ!!」
コインは地面に付いた。
「知ってるよ、だから決闘を仕掛けたんだよ」
先生は笑っていた。
ちなみに前回亡霊さんが暴れました。チナツちゃんは笑い声で気絶したので怪我は一つもありません。イオリはちょっとトラウマになるぐらいにはボコされましたとさ。