「疲れたぁ」
「亡霊さん、慈悲ってないの?」
「ガラクタ共にやる慈悲なんざ無い」
えー理事との戦いの終わらせ方!
まず理事の周りに霧を出します。降参するまで笑い声を聴かせましょう。次に体を霧状にしましょう。攻撃はこちらに当たらなくなるからです。
笑い声を聴かせると相手の体に不調が出るので楽しみながらやりましょう。
「ナキって性格が悪いよね」
「攻撃せずして勝つほど面白い事はないですよ?」
「最低」「ろくでなし」「クズ」「外道」「人でなし」「テロリスト」
「泣きたくなってきた、もう、シャーレに帰る」
「今日はもう、解散かな?」
「明日の朝来るんで今日はもうさよなら〜」
手を羽に変え飛び立つ。
「この体になってから戦闘は楽になったけどなぁ」
体を実体化させなきゃ殴れないのが難点だ。
その代わりこっちは基本霧状の為攻撃を食らう事はない。
「貯金は・・・溜まってきてるし、どうすっかな」
「やる事ないし、寝るか」
別に睡眠は要らない。でも、たまには寝たくなる。
「はぁ、夢か」
今は俺は夢を見ている。
目の前には鳥居があって、奥には神社がある。
「階段が長げぇ」
「来てやったぞ」
目の前には、人?がいる。
「霧纏」
霧纏とは、キヴォトスに来てから自分が使っていた刀の名前だ。
「ようやく来たか!小僧」
身を覚えがある場所なんだけどなぁ?思い出せない。
「階段長くね?」
「それは儂も思う」
「お前は本当に何者なんだよ」
「いやー儂、真名があるんじゃがな?それを口に出来んのよ」
「また、それかよ」
「口にできりゃあのぉ、儂こんなとこから出ていくわい」
「お前が居るせいでモチとムギが寄ってこないんだよ」
「なら、早くそこにある刀壊してくれんか?」
神社にはぼろぼろの刀が納められている。
「お前は、外に出しちゃいけない存在だ」
「そうかぁ?でも儂、外で遊びたーい」
「うるせぇ」
「お?ちょっと待て、小僧」
「あ?」
「ふむふむ、お前さん、儂みたいになってきてはないか?」
「だぁれがテメェみてぇなババアになるかよ!」
こいつは見た目こそ若く見えるが中身がババアだ。
「そうじゃない」
「は?」
「ハッハッハ!そうかそうか、お前さんのような小僧がな、こいつは傑作だ!」
「何1人で笑ってんだ?」
「なぁに、何でも無いさ、だがな?あまり異界生成はやめた方がいいぞ?」
「あ?異界生成?くそ、もう起きる時間か」
「また、来ると良い、今度は酒を持ってこい」
「どうやって持ってくんだよ」
目が覚めた。
「はあー本当嫌になるわ」
電話が鳴っている。
「もしもし?」
「!ナキ!今まで何してたの!?」
「ちょっと寝てた」
「え、寝てたって、そんな事より!ホシノが!」
「今行く」
「先生!ホシノがどうした?」
「これ」
「あ?手紙?」
へぇ、ほーん、ふぅん。
「馬鹿がよぉ、ほんっとにあいつはさぁ昔からそうなんだから」
頭を抱える。
「昔から?」
ドゴォォン!
「何事?」
「多分カイザーが攻めてきたんじゃね?」
「その通りです、PMCが市街地にも攻撃を!」
「居たぞ!対策委員会だ!」
「もぅ、嫌になるよ」
「一般市民にも攻撃しているのかな?」
「多分してるんじゃないですかねぇ!」
「やっぱり」
「埒が明かんな」
「数が多いね」
「先生、対策委員会」
「何よ!こんな時に!」
「ちょっと出てけ」
「は?」
「アレだ、アレ、一般市民の誘導頼む」
「学校を捨てるのですか?」
「いや、俺が残る」
「ん、みんな行こう」
「え、シロコ先輩!?」
「多分、亡霊さんなら、大丈夫それよりも市街地がまずいかもしれない」
「そうだね、うん、ナキここは任せたよ」
「へーい、あっ出る時は裏口からね?」
「何で裏口の事知ってるのよ・・・」
「知ってるからとしか、ね」
数だけは多いんだよなぁ。
「さて、PMCの皆様ー!お元気ー?」
「対策委員会じゃない?」
「さて、クソゲーの時間だ」
掴め、霧纏。
「なんだ?霧だと?砂漠に?」
「絞め殺せ」
「はっな」
ガラクタの山のかんせ〜い
「アッハッハ!もう終わっちゃった」
早くとこ市街地に行かなきゃ。「グラッ」
「流石にきついかー」
霧纏は条件付きで出すことが出来る。
これを使うとクソ疲れる。
「休むか」
その日の夜。
「先生どうしました?」
「君は、黒服を知ってる?」
「はい」
「何ならこないだ雑談しましたよ?」
「えぇ」
「黒服についてどう思う?」
「ルールは破らずに痛いとこをついてくる探究者」
「黒服は開幕からやばいんじゃなくてどんどん逃げ道を無くしてくるタイプの奴」
「ホシノがね、そいつのせいで連れてかれた」
「ほーん」
「反応が薄いね?」
「まぁ、いつかやると思ってたしなぁ」
「それなら、教えて欲しかったな」
「いやー教えたかったんですがねぇ、借りがあるんで無理だったんですよ」
「借り?」
「しかも人の命がかかったやつ」
「そう」
「明日が決戦日だからね」
「でしょうね」
「ちゃんと来てね?」
「俺を何だと思ってんですか?」
「え?人でなし」
「もう、やだこの人」
俺は家に帰る。しばらく帰っていなかったアビドスの家だ。
「流石に持っていくか〜」
鏡は無くなっていた。
「そりゃあ無いわな」
モチとムギがいるんだもん。
大事な〇〇は持った。アイツら驚くだろうなぁ。
「よし、あの馬鹿には説教をしなきゃな」
明日は大変そうだな。