先生視点
「・・・」
「ねぇ、先生」
「言わないであげよう」
「でも!」
「セリカちゃん、あの人の為です、言わないであげましょう」
「ん、こんな結末はよくある」
「私はちょっと可哀想だと思います」
今、目の前では悲しい戦いが繰り広げられている。
私は戦いが始まる前に思った。あのテロ紛いの攻撃無しでシキがホシノに勝てるのかと。
「もう、よくないですか?シキ」
「・・・」
「あなたじゃ私には勝てません」
「・・・」
「諦めてください」
「・・・」
「ふふっ、何も喋れないですか」
「・・・」
「ホシノ?」
「先生?どうしたの〜」
「考えてみよっか」
「?」
「どうやったらさ」
「地面に埋まった人から返事が返ってくるのかな?」
シキは開幕と同時にホシノと言い争いをしていた。
「テメェなに後輩置いて学校やめてんだ!」
「あなたこそ私たちから離れていったじゃないですか!」
これならまだ良かった、うんまだ良かったんだよ。
「ホシノお前1年の時から背伸びてねぇなァ!」
「!あなたこそ人として成長してないですねェ!」
「「あ゛ぁ゛!?」」
こんな感じに子供の争いが起きた。
戦いの結果?言い争いが終わってすぐにシキが沈められた。
「ホシノォお前、俺を殺す気か?」
「いや、あなたは殺したところで死なないでしょう?」
「死にはしない空間作ったけどさ、無かったから死んでたぞ?」
そんな物あるの?
「あーそっか、うん、俺、負けたんだな」
「えぇ、これで私が2勝1分1負けです」
「ちゃんと覚えてんのな!」
シキ視点
あぁ、クソッ負けてしまった。
勝たなきゃいけない戦いだったのに。
どこでしくじった?ホシノを馬鹿にしたことか?アビドスに来たことか?先生に会ったことか?それともアビドスから去ったことなのか?
「あ゛ー゛クソッ上手くいかないな〜」
「逆に上手くいくことなんかあるんですか?」
「まぁ、無いわな」
「はあ〜本当に嫌になるわ」
「そっか、これでシキはアビドスに戻るんだね」
「いや、帰りませんが?」
「待て待て待て!お前ら銃を構えるな!先生!あんたも止めてくれ!」
「シキ?何で帰らないんですか?ここが貴方のホームですよ?」
「いやさ、考えてみ?」
「俺が居なくなったら困るの先生だぞ?」
「あ!仕事放り投げて来たの忘れてた・・・」
「えぇ!?先生?何しているんですか・・・?」
「後俺は亡霊さんとして活動するぞ?」
「?もう、隠す意味無いんじゃないの?」
「俺って昔にやらかして生徒に命狙われてたんですよ」
「誰に?」
「紅茶を飲むタイプのゴリラ」
「本当に誰!?」
「何で俺は面倒事減らす為に亡霊さんってまだまだ名乗りますね」
「俺の事は亡霊さんってシャーレでも呼んでくださいな〜」
「全身黒い霧のまま?」
「それが一番楽なんですわ」
「シキ」
「どうした?ホシノ」
「おかえり」
「!ハハッあぁ」
「ただいま」
ちなみに実体化してるシキ君の耐久値は紙です。なのでホシノと殴り合って勝てる訳ないんですね。