「なぁ、ホシノ?少し手合わせしてくんね?」
「急すぎません?・・・まぁ、いいですが」
黒いモヤとの一件から三日が経った。
事情は説明したか理解はされなかった。
まぁだよね、だって鏡からなんか知らん奴出てきましたー!って言われても信じる事は出来たとしても理解をすることは難しい。
「この腕にも慣れてきた」
この腕に対しての評価はよくわからないが正しいと思う。腕としての機能はほぼ失ったが便利にはなった。なったんだが!戦闘の際少し大変になってしまった。いちよう刀を握る事は出来る、がこの腕は意識しなければ腕の形を保つ事が出来ない。黒い霧状の"ナニカ"だ。嬉しい事に腕を変幻自在に操れるようになった。具体的に言うと、某Fateの作品に出てくるハサンの宝具みたいな感じに出来たりする、とは言っても心臓は取れない。後黒い霧を盾のように使ったりなどさまざまな使い方ができる。
「ほんっとにその腕、厄介ですね・・・!」
「だろ?まぁ、手合わせはこんぐらいにして作業に戻ろう、流石に疲れた」
「今日はユメ先輩が面倒事を持ってくると思うか?」
「流石に持って来ないでしょう?だって買い物に行くだけですよ?」
「じゃ、俺は持って来るにジュース一本賭けるね」
「では、持って来ないにジュース一本」
「まっ、流石に持って「ドガァン!」マジィ?」
「どうやら賭けに負けてしまったようです」
「まぁ、ラッキー?でいいのか?」
「「とりあえず」」
「制圧するか」「制圧しましょう」
「よぉし!物資を置いていけ!グズども!」
「あなた悪役向いてますよ」
「褒めてないだろ」
戦闘終了後。
「ユメ先輩、今度はなぁにやらかしたんです?」
「ユメ先輩怒りませんので話してください」
「え、えーとね」
どうやらユメ先輩は不良たちに意図せずに喧嘩を売ったらしい。
内容はこうだ。
「私の後輩たちはあなた達なんかに負けないからね!学校を攻め落とせるならやってみな?」との事だ。
「ユメ先輩、信頼してくれるのはありがたいんだが・・・なぁ?」
「信頼する結果が私達が疲れると言うものなんですよ」
「こりゃあ、過労死待ったなしですよ」
「うぅん、ごめんねぇ、2人ともぉ」
「大丈夫ですよユメ先輩!」
「先輩は学ぶだけ学んで問題を起こす人って信じてるんで」
「フォローしてる?」
「「してると思うますか?」」
「ひぃん、2人に馬鹿にされてるよぉ」
そんなこんなで楽しい一日はなんども過ぎた。
しばらくが経った頃。
「昨日は休みだったからトリニティのクッキーとケーキ買ってきちゃった、2人は喜んでくれるかなぁ」
ちなみにトリニティに行くとゴリラと戦う羽目になる為命がけだ。
「おっはよーございまーすぅ?」
なんかホシノが俯いてる?腹痛か?
「ホシノ〜ユメ先輩はどうし「構わないで下さい!」・・・すまん」
「構わないでくれと言われても何があったか話してくれ」
「だから!構わな「話さんとずっと付き纏うぞ」・・・わかりました」
「実はさっき、ユメ先輩と言い争いになったんです」
言い争い!?2人が?
「ユメ先輩が悪いんです!」
「・・・」
「ユメ先輩はいつも問題を起こします!その度に私達が力で解決する、反省したかと思えば別の問題を起こす!いい加減遊ばないで「もう、いいよ」!そうですか」
「なぁ、ホシノ」
「・・・何ですか」
「ここアビドスで一番頑張ってる人って誰だと思う?」
「私とシキでしょう」
「俺は」
言わなければユメ先輩がどれだけ頑張っていたのかを。
「俺はそう思わない」
「は?」
「それは、どうしてですか?」
「だって、ユメ先輩は"先輩"なんだぞ?俺らよりこの学校にいた、先人だ」
「それがどうし「ユメ先輩は1人の時からずっと頑張っていたんじゃないのか?」!」
「それでも!」
「大丈夫だ、俺もユメ先輩の肩を持つつもりは無い」
「は?なら、何で?」
「お前はユメ先輩の努力を否定するつもりか?」
「だったら何ですか?誰が頑張ろうと結果が!「もう、いい黙ってくれ」・・・」
「お前とは話が合わないみたいだな?はぁ、それなら力で話し合おうぜ?」
「正気ですか?」
「あぁ、正気だとも」
「私に勝てないと分かっているでしょう?それなのに「やらなきゃ分からんだろ?」・・・そうですか」
正直な話、勝てる気がしない。それでも。
「表ェでな!小鳥遊 ホシノ!」
「いいでしょう」
「はぁ、朝からやんなるよほんと」ザッザッザッ
一歩また一歩と。
「なら、降参しますか?」ザッザッザッ
戦いが始まる準備が進む。
「馬鹿言うな、降参する訳ないだろ?」
「
「
「いいんですか?あなたの勝ち筋でしょう?」
「いいんだよ、今回はただの決闘だから」
「決闘は神聖なものだから」
「そう、ですか」
「よし、準備は出来た」
「では」チャキッ
「その前に」
「?」
「俺のこだわりがあるんだ」
「?こだわりとは?」
「今回みたいなガチな戦いをする時は俺は名前を名乗るんだ」
「私もしましょうか?」
「しなくていい、これは俺が気を引き締める時の動作だから」
「わかりました」
「てな訳で改めて自己紹介だ」
「俺の名前は真逆 シキ」
これも言わなければ。
俺が俺である為の魔法の言葉。
「ただの一般人だ」
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