Q「スーペリアと遥が戦ってる際の心情を述べよ」
A「ドラゴンボール超でブロリーと戦ってるときのベジータ」
第14話
遙の全身から躊躇が消えた。
本人はそれを意識していない。
ただ、先ほどまで確かに存在していた僅かな――けれど致命的なズレがなくなった。
いつの間にか河川敷から橋のたもとまで戦場が移る。
「今度は本気でいきます!!」
「来い」
地面を踏み込んだ勢いを腰から肩へ伝え、そのまま真正面からスーペリアへ叩き込んだ。
ドガッッ――!
受けた腕がわずかに沈み、足元の砂が靴底の下で削れる。拳そのものは止めた。それでも、伝わってきた衝撃までは完全に殺せなかった証拠だ。
「……ようやくか」
本人にその自覚は一切なかっただろうが、
これまでの遙は純粋な力だけを見れば、せいぜいがスーパーソルジャー程度に過ぎなかった。
蜘蛛の力を得た者としては、あまりにも低い。
そして、今の一撃でようやく届いたのだ。
スパイダーマンと呼ぶに相応しい、最低限の水準に。
(だが、……その程度なら問題はない。)
加減をやめた。それは確かに、先ほどまでとは別物だ。一撃の重さも、速さも、以前の彼女とは比べものにならない。
しかし、それだけだ。
重くて速いだけの攻撃など、いくらでも捌ける。
事実、2度目の戦闘も明らかにスーペリアが優勢だった。
が、―――――止まらない。
「うぐっっ!」
遙の攻撃を半歩引いてかわし、そのまま返しの前蹴りを叩き込む。
蹴り飛ばされた遙は、しかし勢いを殺さず空中で身をひねるとそのまま壁へ着地して受けた衝撃を脚に溜め込む。
次の瞬間、壁を蹴った。
自らの身体をバネとして、受けた蹴りの勢いすらも推進力へと変える。
「おりゃああっっ!」
一気に間合いを詰め、跳び蹴りを炸裂させた。
両腕を交差させて受ければ、地面に足がめり込む。
――重い。
先ほどまでとは、明らかに違う。
弾かれた遙は宙で姿勢を立て直し、着地と同時にまた地面を蹴った。
止まらず、迷わない。
拳を流されれば身体を回して肘へ繋ぎ、距離を取られれば糸を飛ばして、自分から間合いを詰め直す。
通用しない度に、動きが変わる。
同じ攻め方を二度としなくなっていた。
しかも、その変化が速い。
遙は見ているのだ。
身体の運び方を。攻撃から次の動作へ移る流れを。先ほど自分が叩き伏せられた、あの一瞬の間合いの詰め方までも。
………何でもすぐに覚えてしまう子だ、とは聞いていた。だが、聞くのと見るのとではまるで別の話だな。
遙が踏み込みと同時に地面が爆ぜる。
腰から捻り込まれた脚が大きく弧を描き、側頭部に迫る。
回し蹴り。
それは、自分が見せた動きを完全に模倣していた。
……まともに受ければ危ないか。
タイミングを合わせ、後ろへ跳んで避ける。
――ブオオオッッッッッ!!!!
踵が眼前を猛烈な勢いで通過し、その速度と威力に内心で唸る。
――スタッ
着地したスーペリアは思わず確かめるようにマスクの頬へ指をやった。
わずかな引っかかり。
その瞬間、スーペリアの指が驚愕に止まった。
…っっ!…………まさか!?
遙もまた、その光景に目を見開き思わず呟いた。
「ほんとに……当たっ……た」
それから、確かめるように自分の手を見つめる。
そしてその顔には
笑みがこぼれていた。
***
自分の攻撃が初めてこの人に届いた。その瞬間、胸の奥が熱くなった。
――そういえば、こんな気持ちは久しぶりだった。
私は昔から、何をやってもすぐにできた。
勉強も、運動も、何でも。
一度できれば、次は誰よりも上手くなる。
できることが増えるのは、最初は嬉しかった。
でも、いつもすぐに追いついてしまう。
気づけば、誰も隣にはいない。
だから、いつからか――できることにも慣れていた。
それなのに。
今は、まだ届かない。
全力で動いても、次から次へと新しい課題が出てくる。
さっきまでできなかったことが、今はできる。
それでも、この人にはまだ追いつけない。
次はどうする。
どうすれば届く。
考えるたびに、身体が勝手に動きだす。
もっと。
もっと、この人と戦いたい。
――こんなに楽しいのは、初めてだった。
***
口の端がほんのわずかに持ち上がっている。
その顔をスーペリアは正面から見てしまった。
先ほど、地面に膝をついて泣いていた少女の顔ではない。
恐れていたはずだった。自分の力を。人を傷つけることを。
だからこそ、彼女は拳を止め続けていたはずなのだ。
だが……その恐れは、今、どこへ行った。
乗り越えたのか。
それとも――ただ、楽しさに塗りつぶされのか。
背筋を、冷たいものが走った。
(前者であればいい……だが、もし…)
そこまで思考したところで遙が再び攻め込む。
迎え撃つ。
腕同士がぶつかり、互いの身体が弾かれる。距離は開いたはずだった。だが遙は、着地の勢いをそのまま次の踏み込みに変え、即座に間合いへ戻ってくる。
右へ逃げれば、そちらへ回り込む。
フェイントをかければ、3回に1回は見破ってくる。
正面から受ければ、力ずくで押し込もうとする。
最初は、掠ることすら出来ていななかった。
それが今では、避けるだけでは済まなくなっている。
そして、スーペリアは一歩、自らの意思で後ろへ下がった。
ほんのわずかな後退。
しかし、戦いが始まってから一度も許していなかったはずの距離だった。
遙はそれに気づいていない。
ただ目の前の相手を越えるため、さらに踏み込んでいく。
スーペリアはそれを迎え撃ちながら、動きを観察していた。
まだ粗い。無駄も多い。技術だけなら、到底完成してはいない。
それでも――速い。
戦っている。その最中に強くなっている。
そして、その勢いはまだ止まっていなかった。
マスク内の機械音声が淡々と告げた。
『警告。対象速度、戦闘開始時比で28パーセント・打撃出力、34パーセント上昇。上昇は継続中』
抑揚のない声。
スーツに組み込んだ補助AIの報告、事前の想定を大幅に超えた故のアナウンスだ。
――知っている。
口の中でそう返し、迫る拳を掌で弾いた。腕が痺れる。今のは、明らかに受けきれていなかった。
『推奨。スーツ機能の一部解除』
「まだ早い」
『対象の成長速度は、当初の予測を上回っています。現行設定での勝利確率、67パーセント』
「……67」
低く呟いた声に、わずかな苛立ちが滲む。
先ほどまでなら、その数字は九十を超えていたはずだった。
次の瞬間、遙の蹴りが脇腹へ迫る。
(間に合わんっっ!!)
スーペリアは身を捌きながら、短く告げた。
「ッ……解除しろ」
『了解。戦闘モード――起動』
スーツの内側で、カチリと何かが噛み合う。
視界に映る情報が瞬時に整理され、遙の動きが先ほどまでとは違う精度で捉えられていく。迫る蹴りの軌道を見切り紙一重でかわした。
そのまま軸足の内側へ潜り込む。
渾身の掌底が遙の腹部へ突き刺さった。
――ドゴォンッ!!
「――がっ……!」
もはや手加減はしていない。
常人がまともに受ければ、間違いなく致命傷となる一撃だった。
衝撃で遙の身体がくの字に折れ、そのまま後方へ吹き飛ばされる。
地面に落ちても勢いは止まらず、砂利と草を削りながら滑走し橋脚へ背中から叩きつけられた。
――バキィッ!!
コンクリートに亀裂が走り、一部が大きく崩れ落ちる。
スーペリアは追撃せず、その場から遙を見据える。
「……想像以上だったが……これで、終わりだ」
そう判断した。
しかし――。
草や瓦礫が、わずかに揺れた。
両手を地面につく。
身体を起こす。
そして――立ち上がった。
「……馬鹿な(今の一撃は、確実に入った。威力も、角度も計算通り。十分なはずで)
……立った、だと……?」
信じられないものを見るように、スーペリアは遙を見つめた。
腹部を押さえ、呼吸も乱れている。足元も完全には安定していない。
それでも、立っている。
……ありえない。計算が合わない。
あれだけの威力を受ければ、少なくとも数分は動きを止めるはずだった。
なのに、目の前の少女は――。
遙が顔を上げた。
その目を見た瞬間、スーペリアの表情が凍る。
目が、死んでいない。
いや――今までよりも、ずっと輝いている。
「……まさか」
低く呟く。
彼女は今の一撃を、ただ耐えたわけではない。
威力が上がったこと。
回避のキレが増したこと。
自分の攻撃をどう捌かれたのか。
そのすべてを、身体の中で処理して、
そして――また、強くなっている。
拳が来る。流す。
肘が来る。身を捻ってかわす。
肩、膝、糸。外す、外す、外す――
速度を上げたのは、こちらのはずだった。
それなのに遙は追いついてくる。より短い時間で。
『対象の数値上昇、依然継続。全機能の解除を推奨』
「いいから黙っていろ!」
思わず声が荒れた。
こちらの世界へ跳ばされてから、急場しのぎで組み上げたAIだ。まだ学習もろくに進んでおらず、戦闘中に気の利いた報告を期待できるような代物ではない。
だが、その気の利かない報告が正しいことだけは認めざるを得なかった。
余裕が、なくなっている。
遙が糸を放つ。
糸がぴんと張り、彼女はそれに身体を預けるようにして地面すれすれを滑ってきた。
低く、足元を刈る軌道だ。
跳んで避けた――その後
もう一本の糸が下から伸びてきた。
遙はそれを掴むと身体を反転させる。その勢いのまま跳び上がり先回りをしていた。
――読まれた。
最初の攻撃は、跳ばせるための誘導だった。
「……うぐっ!」
――ドゴッ!!
蹴りが腹部にめり込んだ。
肺から空気が抜ける。
背中が橋脚へ叩きつけられ、コンクリートが鈍く鳴った。視界が白く弾け身体から力が抜ける。当然、その隙を遙は見逃さなかった。
躊躇はない。
全身の力を拳へ乗せている。そこに、これまでのような力の抜ける気配は微塵もなかった。
避けようと身体を動かすも、間に合わない。
背後は壁。
逃げ場もない。
――当たる。
拳が顔面へ向かってくる。
スーペリアは、どこかスローになった世界の中でその軌道をはっきりと認識していた。
『勝利確率、12パーセント。第二段階、および戦闘補助機構の全開放を、強く推奨します』
AIの声が、ひどく遠く聞こえた。
(わたしは……負けるのか)
高校生の少女に。
蜘蛛の力を得て、まだ日の浅い少女に。
口元が、ほんのわずかに歪む。
可笑しかったのか。
自分の情けなさに呆れたのか。
もはやスーペリア自身にも分からなかった。
だが、それはすぐに消えた。
頭の中で、ひとつの言葉だけが妙に引っかかったからだ。
――負ける。
「……私が?」
その現実を、ようやく言葉にする。
「この私が……負けるだと?」
いや、ありえない。
認められるものか。
これまで積み上げてきた知識も、技術も、経験も。
それらを、この程度の年端もゆかぬ少女に上回られるなど――。
「……ふざけるな」
拳が―ぎり、と音を立てるほど握り込まれ
「ふざけるなっっ!!」
今度は、はっきりと怒気が滲んだ。
「世紀の大天才。オットー・オクタビアスが
――このようなところで!!!子蜘蛛相手に負けるものかッ!!!!」
『――承知しました。全機能開放』
『スパイダーアーム、展開します』
その直後、背中で装甲のロックが一斉に外れた。
ガシャンッ――!!
クモを思わせる四本のメタルアームが、背中から勢いよく跳ね上がる。
拳と金属の脚が衝突する。
互いに一歩も譲らない。
いや――譲れない。
そこから先、二人は自分の出せる限界までぶつかり続けた。
***
――それから十数分後
夕陽はほとんど沈みかけ、河川敷には静けさが戻っていた。
周囲には砕けたコンクリートが散らばり、いくつもの足跡と蜘蛛糸が残っている。
その中央で、遙は地面に倒れ伏していた。
スーペリアは、そんな彼女を黙って見下ろしている。
背中では、四本のメタルアームが駆動音を響かせながら、ゆっくりと折り畳まれていった。
***
飛騨遙。
能力を得てから、まだ一ヶ月程度。
それでこの強さか。
今の時点で身体能力、反射神経、耐久力は私以上。何より厄介なのは、戦いながら相手の動きを学習していく、その異常な速度だ。
戦いの序盤、彼女が攻めあぐねていたのは力だけが理由ではない。
経験がない。
技術もない。
そして何より、自分の力で誰かを傷つけることを恐れていたからだ。
だが――その枷が外れた瞬間、すべてが変わった。
戦いを知らないはずの少女が、こちらの動きを見て、真似て、修正していく。そのたびに身体が適応し、動きが洗練されていく。
今でさえ、この強さだ。
ならば――このまま経験を積み、戦い方まで身につけ、肉体が成長すればどうなる。
いや、問題は彼女の強さだけではない。むしろ、気にかかるのは精神のほうだった。
困っている人間を見れば助ける。危険な状況なら、自分が傷つくことも考えずに飛び込む。
今の戦いにしても、私に指摘されるまで力を加減するほどだ。
人を傷つけることを好む人間ではない。
むしろ、心根は優しい。
だからこそ、厄介なのだ。
彼女には自分が他者より上にいるという感覚がある。
自分のほうが賢い。
自分のほうが強い。
自分ならできる。
ならば、自分がやったほうがいい。そんな考えが、あまりにも自然に出てくる。
本人はそれを傲慢とも身勝手とも思っていない。
それが危うい。
彼女は他人を見下している。
だが、それは相手を馬鹿にしているという意味ではない。自分のほうが優れているという事実を、あまりにも当然のものとして扱っているのだ。
――かつての自分と同じだ。
自分の判断が正しい。
自分のほうが合理的だ。
他人に任せるより、自分が決めたほうがいい。
他人が何を望んでいるかより、自分が考えた未来を優先する。
それを、正義だと思っていた。
そして、自分が間違っていたと知った。
だからこそ分かる。
飛騨遙は善人だ。
誰かを救いたいという気持ちも本物だ。
だが、善意だけでは人間は正しくならない。
力を持つ者が自分の正しさを疑わなくなったとき、その善意は、簡単に他者への支配へ変わる。
まして、この少女の場合――。
これほどの力を持つ彼女を止められる者が、この世界に存在するのか。
少なくとも、私が知る限りでは―――
いない。
X-MENも、アベンジャーズも存在しない。日本の警察や軍隊では、彼女に追いすがることすら困難だろう。
ならば――。
今のうちに、芽を摘んでしまえばいい。
彼女がさらに強くなる前に。自分を特別だと確信する前に。
それは、合理的な判断だった。
拳がゆっくりと握られる。
本人が何を望むかなど、考える必要はない。
守るべき未来を、自分が正しいと判断した方法で選ぶ。
――かつての自分が、そうしていたように。
スーペリアの表情から感情が消える。
怒りでも、憎しみでもない。ただ、冷静な計算だけが残っていた。
この少女を殺せば、少なくとも一つの危険な可能性は消える。
だが――遥の細い首に指をかける寸前で、手が止まった。
…………本当に、これでいいのか。
自分はかつて間違えた。そんな自分が同じ選択をまた繰り返すのか。
スーペリアは答えを出せないまま、ただ目の前の遥を見つめていた。
「……先生?」
しばらくして、倒れていた遙がゆっくりと目を開ける。
ぼんやりとした視線がこちらを捉える。
「……終わったんですか?」
「…………………………ああ」
長い沈黙の末、その一言だけ返す。
遙はそれを聞くと、小さく息を吐いた。
その表情に怯えの色はない。
むしろ、妙に嬉しそうだった。
先ほどまで死闘を繰り広げていた相手を前にしているというのに、そこにあるのは警戒ではなく、尊敬と信頼だった。
やがて遙は起き上がろうとわずかに身体を動かしたところで
「……んしょ……っ、……んんぐぐ……っ」
――ドサッ!
諦めたように力を抜いた。
「……もう動けないんですけど」
「見れば分かる」
「じゃあ、助けてください」
「自分で立て」
「無理です」
どうやら、本当に自分を信用しているらしい。
こんなにも無防備だとは。
先ほどまで敗北を予感させた相手とはとても思えなかった。
「……はぁ」
肩の力が抜けた。
殺すべきという考えも、今は不思議なほど遠く感じる。
ならば――。今すぐ答えを出す必要はない。
時間はあるのだ。その答えが出るまでは近くにいよう。
この力をどう使うのか。
これから何を選び、どこへ向かうのか。
「……仕方あるまい」
「……仕方あるまい?」
不思議そうに聞き返してくる遥に手を差し出す。
「掴まれ」
「っ……はい!!」
遙は嬉しそうにその手を取った。
そして、立ち上がろうとしたものの、やはり脚に力が入らない。二、三度試してみても身体がふらつくだけで、まともに立つことすらできなかった。
「……先生」
「何だ」
「……すみません。やっぱり背負ってもらってもいいですか?」
「…………………………」
スーペリアは呆れたように息を吐くと、遙に背を向けて腰を落とした。
「乗れ」
遙は素直に背中へ身体を預ける。
両腕が首に回り、背中越しに体重がかかってきた。
「……重くないですか?」
「この程度で音を上げると思うか?」
――嘘だ。
正直に言えば、かなりきつい。
先ほどの戦闘で受けたダメージは、遙よりも大きい。身体のあちこちが痛み、呼吸するだけでも肋骨の辺りに鈍い痛みが走っている。
それでも、弱音を吐くつもりはない。
教師が、生徒に負けたなどと思われてたまるものか。
「……疲れました」
「当然だ。あれだけ殴られればな」
「でも、楽しかったです」
「……そうか」
「先生、すごく強いですね」
遙は嬉しそうに笑った。
「私、あんなに強い人初めて見ました」
返事はない。ただ、少女の身体を支えながら黙って歩き続ける。
「……先生」
「今度は何だ」
「……ちょっと、怖かったです」
「……そうか」
「でも……頑張りました」
遙は少しだけ顔を上げ、背中越しにスーペリアを見つめる。
「……勇気、出したんですよ?」
その瞳が何かを期待するように揺れる。
「私、ちゃんと強くなれましたか?」
スーペリアは、ほんの少しだけ間を置いた。
「……よくやった」
「えへへ、……もっと褒めてください」
「調子に乗るな」
「えー……もう一回だけ」
「……………………………………………よくやった」
「ふふふっっ」
遙は、すっかり機嫌をよくしていた。
そのままスーペリアの背中に身を預け、鼻歌でも歌いそうな顔で背負われていく。
「まったく……」
呆れたように呟きながらも、スーペリアは歩みを止めなかった。
まだ、この少女には足りないものが多すぎる。
だが――。もはや、それを身につける時間まで奪うつもりはなかった。教師として、彼女が自分と同じ道を歩まないようにする。
それが、今の自分にできるせめてもの償いなのだから。
実は遥は強いよという話。
今回はスーペリアが勝ちましたが、もう少し時間をかけてたら結果は逆でした
遥は出展元のサムライスパイダーでサノスと戦ったこともある。
そして、スーペリアも正義の味方ではありますが、中身がドクターオクトパスという点もまた紛れもない事実。
どうしてもこういう側面が漏れ出ちゃいます。
原作だと街中にドローン放って監視社会やろうとするくらいガチの人、色々あって反省したけど。
遥を観察しながらだいぶ迷ってた。
でも何だかんだでメンターになってくれる優しいい人。
お気に入り登録・感想・評価を頂けるととても嬉しいです。
もし貰えたらエタる可能性が大幅に減少します。なんなら、この作品じゃなくてBNDの感想でも大丈夫オッケーなくらい感想欲しいです。