元人差し指、現ゲヘナ風紀委員会、副委員長です 作:あーるひと
『三匹とも同じとこにいますよ』
「………俺はたちの悪い冗談はきら………」
いや、待てよ?
終末の条件は、3匹が同じ空間にいる時そのうち2匹が合体の意志を示した時だったっけか?
その"3匹が同じ空間にいる"の定義は何だ?
3匹が同じ空間にいる定義が3匹が近くにいるとお互いに認識できている…だとすれば………
「もう1つ質問だ鳥どもは、お互いを認識できているのか?」
『ご推察の通り、お互いを認識できていません』
認識できていない………この世界に貼ってある認知フィルターもどきのせいか?
確かに罰鳥は良いとしても他二匹はちょっと青春にいていい存在じゃない
認知フィルターのような力があるならば
その存在が、元からいないように振る舞うこともできるはずだ………となれば
「鳥が1箇所にいても終末が起きる心配はない?」
『そうです、少なくとも現在は終末は起きません』
「あんたが本当のことを言っている確証は?」
『あなたならば嘘か何かに反応する道具でも持っているでしょう?それを使っていただいても構いません』
嘘発見器があっても、嘘ついたやつを殺すようなやつしかないって知ってて言ってるな?
自分から死にたがる狂人でもなければ、これに関しては嘘ついていないか。
「……………つまり俺が必死こいて探してたのはあんま意味ない?」
『結果論で言えばそうなります』
「オレノキチョウナヤスミガァ」
『まぁ………はい……ご愁傷様です』
「まぁ変なこと警戒しなくて良くなったし、あいつらの仲引き裂かなくて良くなったからいいんだけどさぁ………
もうちょい早く言ってくれてもよかっただろうがぁ」
『私には言う義理がありませんし、貴方が一つの事に集中している方が私的には良いので』
「それは私は悪人ですと、自己紹介してるようなもんだが?」
『あなたは正義のつもりなのですか?』
「少なくともお前よりはな」
『となれば、消えているのは人格形成する少し前ほどまででしょうか』
「次の質問に行っていいか?」
『どうぞ』
「なんで鳥共がいる?
今から直接引っ張ってきたとしてもただのコギトになるはず、
幻想体が世界に生まれるためには、人を媒介にする必要があるだろう?
誰が犠牲になった?」
『答えは"誰も犠牲にしてはいません"です
そんなことしては先生に顔向けできませんから』
「じゃあどうしてあいつらがいる、その言い方的にお前が作ったんだろ?」
『ええ、専門的な話になりますので簡潔に伝えると、
幻想体は人間の持つ情報や記憶によって形となる器を形成する為、情報を入れた器を用意することによってある程度目的の幻想体を狙って抽出することが可能になりました、
………最も本物とはだいぶ性能差が開きますし、私が作ったからと言ってもガワを作っただけなので幻想体がどうなってるかも分かりませんし、エンケファリンも生成しません、EGOを抽出することもできません、もちろん死んだらそこで終わりです、
この技術によって崇高に至れると思っていたのですが………宛が外れてしまいました………
ということで私の研究に協力していただけませんか?
体のデータを取らせてもらうだけで結構です』
「断る」
幻想体うんぬんは作者の解釈設定です、公式設定ではありませんご注意ください