元人差し指、現ゲヘナ風紀委員会、副委員長です 作:あーるひと
「プギャー」
ヘルメットをかぶった不良が断末魔を口にする、
振り振り下ろした赤い目を肩に担ぎながら呆れたようにフレイアが口にする。
「そこら辺の店襲撃してるの今日で60団体目だぞ???
外郭より治安悪いじゃねえか。」
連邦生徒会長の話で入学式が始まるまで1月ほどなので、
ゲヘナに慣れてほしいという旨があったので観光しているのだが、
テロや強盗、憂晴らしなどに巻き込まれ、5時間ほどで60団体ほど成り行きで気絶させている、
個人を含めたら150は行くのではなかろうか、
「さっき風紀委員会にまたあなたですかっていう顔されたよ、
しょうがねえだろ、見捨てたら目覚め悪いしぃ」
ぐちぐち言いながら歩道を歩くフレイ、
そんな彼の目に、入ったのは1点の古本屋だった
「………本か、あっちではあんま読んだことないしこっちの文化を知るいい機会かもな、
ちょっと寄ってみるか」
(めっちゃおもしれえ!!)
フレイアは古本屋の片隅で本の虫になっていた、
それもそのはず、
フレイアは能力の特異性から余計な知識を獲得して人差し指に反旗を翻さないようにほとんどの娯楽物から隔離させた施設で育ってきたのでフレイの認識している本は教材しかないのである。
本を教材としか認識していなかった、お年頃の少年がファンタジーや推理ものなどの誰かが面白いと思って広まっている作品を見ればハマるのは必然であった
(本ってこんなに面白かったのか、これは俺の好きなものナンバーワンに入るな、メンコを抜いて堂々の1位だ!!)
少し心配である、
「ごめんなさい、少しいいかしら」
本に夢中なフレイアに少女の声がかかる
「ああ、こちらこそすいません」
急に本から目線をあげようとするがその必要がなく、本を下ろせば本人と対面する。
頭には紫色の巻角が生えておりその頭上には本人の顔が2つほど入りそうな巨大な紫色の輪っかが浮いている、
白色の髪は腰の辺りまであるだろうか、
身長は低めで140行くか行かないかであろう、
何よりも目を引くのは腰あたりにぶら下げられている身の丈ほどあるマシンガンだろう、
本来なら反動に振り回されるであろう獲物を所持している少女はキヴォトスでなければ周囲の目線を集めるだろう……………だが、ここはキヴォトスでフレイアは都市のある世界で生活していた。
キヴォトスでは神秘の補助があればある程度どんな火器でも扱えるし、フレイアは身の丈ほどの武器を振るう人間など見慣れていたのである。
なのでこの男、微塵も困惑などしていなかった。
「そこにある本を取ってもらっていいかしら、見ての通り私じゃ届かなくて」
近い未来でこの2人が肩を並べて戦うなど、ここにいる誰もが想像しなかっただろう
想定している舞台は本編から3年目ほど前を想定しております、つまりフレイア君はヒナと同級生になるわけですね。
ちなみにフレイア君の身長が172cmです
身長差あるコンビが好き、(隙、自、語)