【奈落家】丁寧な暮らしをしようとする奈落
■キャプション
実際、魚市場は月1のマグロの解体ショーとかやる時でないと一般客は入れないようです。
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■まえがき
いつも読んでいただき、ありがとうございます。
※ 奈落家のいつもの設定確認
・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回は魚市場なんですが、しくじっています。)
・奈落家の服装は、原作通り。
・奈落さんと分身たち皆生存していて
人見蔭刀に仕えて
皆一緒に人見城に住んでいる設定です。
・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(残暑厳しい夏)
ストーリーのジャンル:コミカル・ほのぼの
(pixivにも同時に投稿)
では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。
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蔭刀に本物の新鮮なお魚を食べさせて
元気にさせたいと奈落。
さっそく、早朝に悟心鬼が魚市場に行かされることになった。
季節は夏。まだ残暑も厳しい。
このクソ暑いのに魚市場はやっているだろうか?と
思ったが、ここのところ
台風の影響で天候も悪く、気温も低め。
もしかしたらワンチャン……。
グーグルマップで見ると、
わりと内陸部だが存在はしているし、
一応、朝4時から営業しているようだ。
コメントや載ってる画像からして
一般客も買えそうな感じがする。
しかし、朝4時は暗過ぎる。
今の時期、5時が日の出である。
4時は早いが、5時よりも遅いと
買う魚の鮮度にも影響するだろうし、
5時ちょうどくらいが活況だろうと踏んで
行くことにする。
そして悟心鬼は朝4時前に奈落に叩き起こされ、
さして何か用意することもなく、4時20分出発。
少し暗いがだんだん明るくなってくる。
街灯で照らされ、大きな道路はそれなりに明るい。
少しくらい暗くても魚市場にも
ライトくらいあるだろうと気にせず、
ドシドシと徒歩で進む悟心鬼。
もし早過ぎたら近くのコンビニで
時間をつぶせば良いと寝ぼけ頭で思っている。
それなりに辺りが明るくなってきたところで
魚市場に到着。
しかし、門前には一般車両入場禁止の白地赤字看板が。
おそらく歩きでも一般客は入場NGだろう。
奥には工場のような巨大なテントの建物があるが、
これから何かが起こりそうな雰囲気は
今のところ一切無い。
しばらく周辺を歩いて時間をつぶして
もう一度来て遠目で見てみるが、
従業員もほとんどおらず、客もいない。
静かで魚市場が開催されるような活気は微塵も無い。
魚臭さもゼロ。
悟心鬼は5時過ぎまでねばった上で
帰ろうとするが、
「ぐぐぐ、このまま手みやげ無しじゃ、
ぶっ殺されるのが関の山か……」
悟心鬼は帰って叱られる覚悟を決めるため、
セブンイレブンでモンスターを買って飲んだ。
最後の晩餐のような心地だったが、
ねっとりと甘い黄色い鮮やかなエナジードリンク味に
炭酸の強いシュワシュワ感が爽快だった。
値段がスーパーと同じなのも救いだった。
そして人見城に帰還して奈落に報告を入れる。
悟心鬼は初めビクビクしていたが、
「そうか、やっていないのならば仕方ないな」
と奈落はたまたま機嫌が良いのか(?)
あっさりと許してくれた。
悟心鬼は奈落を読心してみたが、
本当に怒ってもいないし、
特に不満にも思っていなかった。
その後、悟心鬼は
奈落が作ってあったおにぎりを
軽く食べて鬼の牙を歯磨きし、
穏やかな心でまた布団に入る。
一方、奈落は蔭刀に報告に上がった。
「申し訳ありません、若」
「いいえ、いいのです。
奈落のその心遣いがうれしいです。
またの機会にしましょう。
がんばってくれた悟心鬼くんにも
ありがとうと伝えてください」
「若、なんとお優しい!
ありがとうございます」
蔭刀の体調も今日は良いようで
人見家は一段と平和だった。
だが奈落の、蔭刀の体調を想っての
丁寧な暮らし計画は続いていくのだった。
しかし実行するのは、
奈落自身ではなく今回の悟心鬼のように
仕事を投げられる側の分身たちのため、
なんだかズレているような感じもするが、
だが、蔭刀もそれをわかっていて
奈落の配下を労いつつ、
奈落の想いも大事にしているのだった。
「冬ならばやっているだろうか……?」
奈落は丁寧な暮らしを
まだあきらめてはいなかった。
おわり
■あとがき
少し調べたんですが、新鮮なお魚なら値段が少し張るけど
魚介類に力入れてるスーパーで普通に買えるんですが、
あえてそうしない所が奈落さんのヤバさw
そのせいで余計、分身たちとは歪な親子関係に(TT)
最後まで読んでいただき、
ありがとうございました。
ほんとに終わりです。