いつもと違う奈落家姉弟 風影獣   作:涼木風太

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■シリーズ
【奈落家】幻と香 ~白夜と男友達~

■キャプション
対等な男同士の関係もイイ!

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■まえがき

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

※ 奈落家のいつもの設定確認

・設定は戦国時代なのになぜか現代の要素が入る。
(今回はペッパーランチ。牛肉のチャーハンみたいな
ビーフペッパーライスを二人して食べます。)

・奈落家の服装は、原作通り。

・奈落さんと分身たち皆生存していて
人見蔭刀に仕えて
皆一緒に人見城に住んでいる設定です。

・季節は特に記載が無ければ、
投稿された日と同じです。
(酷暑なので真夏)

ストーリーのジャンル:ほのぼの・少しコミカル

(pixivにも同時に投稿)

では、このまま下へスクロールして本編どうぞ。

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【奈落家】幻と香 ~ペッパーランチに行く白夜と香介~

仕事は白夜だけでなく

香介にも割り振られていた。

 

神楽と組ませて白夜の負担を増やすのを

避けるための奈落の判断だった。

 

しかし困窮する人見城。

アルバイト(香介)を雇うというのも

財政的に危ない経営だった。

だが、奈落には愛情があった。

 

*

 

仕事を終え、街のデパート内にある

ペッパーランチに寄る白夜と香介。

 

店内は荒野時代のアメリカの飲食店を

綺麗にした感じだ。

鋼の錬金術師に出て来そうだ。

 

肉を焼くにおいと粗挽き黒コショウの香りが良い。

 

タッチパネルで注文と会計を済ませ、

全面ガラス張りの窓際のテーブル席に着く。

 

すぐに運ばれて来る

二人のビーフペッパーランチ肉大盛り。

ピリリと効いた黒コショウの塩辛さ、

熱さが良い。

 

「男はやっぱこれだよなー」

普通のステーキ屋で食うよりワイルドでいいと香介。

 

「ああ」

落ち着いて、でも激しく同意する白夜。

 

ふと白夜が窓の外を見ると、

通りを神楽と白童子を連れた奈落が通った。

買い物のようだ。

 

酷暑の中、三人してまた何か口論しているようだ。

 

神楽と白童子の小競り合い。

叱る奈落。

神楽が文句を垂れる。

即時言い返す奈落。

神楽の揚げ足をとる白童子。

また神楽と白童子の小競り合い。

叱る奈落。

…エンドレス。

 

こちらに三人は気づかない。

 

まーたやってると白夜は思った。

会話は聞こえないが動作で

どんな会話かわかる。

ほんと面白いよなぁとも思った。

 

「おまえの親父たちじゃん!」

香介も気づいた。

 

「ほんと面白いよなぁw」

香介も見ていて同じように思った。

 

「ああ。だろ?w」

白夜は香介がわかってくれたことも

うれしかった。

 

奈落たち三人はそのまま

歩いて行った。

 

*

 

ペッパーランチを出て、

お冷の水は飲んでいたものの、

口の中が塩辛いので

デパート内で二人して

飲み物を買って

イートインスペースで座って飲んだ。

 

白夜はパイン、りんご、ライチの

ウーロン茶を飲んでいる。

 

「おまえ、複雑なやつ飲むんだなぁ」

ツッコむ香介。

 

「幻術使いってそうだぜ?」

夢幻は単純にはいかないと白夜。

 

「合ってんじゃん」

 

「お前はシンプルに良いやつ飲んでるよな」

 

香介はほんのりミント風味の

甘いサイダーを飲んでいる。

 

「ミュージシャンは皆にとっても

自分にとってもイイモノを選ばねーと」

 

白夜と香介。

二人は共に在りながらも

お互いの自由を尊重し合っていた。

 

ジュースを飲みながら

座ってリラックスする

二人のそれぞれの長髪がクーラーの風に

涼やかになびいていた。

 

二人はどんなに酷暑の太陽の下でも

生きていけるような気がした。

 

おわり

 

最後まで読んでいただき、

ありがとうございました。

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