【ヘスティアファミリア】現在ベル・クラネルと今代の継承者のたった2名の団員しかいない貧乏かつ弱小ファミリアである。
今代の継承者はかなり珍しい否前代未聞のスキルに目覚めた。
英雄の残滓である私によって生まれたスキルで私が実質戦力となれる確実に他には存在しないスキルだろう。
そのスキルは分身を作り出すスキルで今代の継承者が扱うと今までの継承者の分身を作り出す事ができた。
その分身を私は操る事ができて今代の継承者は操る事はできても力を完全に発揮できないが歴代の継承者をほぼ真似出来る私にとってはほぼ力を完全に発揮できる。
まぁ流石に全員分は無理でどの私が出るかで揉めてしまったが仕方ない、まさか自分同士で揉めるとは思わなかった。
分身は基本的に戦闘班・製作班・雑業班の三つに分かれて出している。
戦闘班は基本的にダンジョンに潜りモンスターや素材を集めて何割かは製作班に渡し残りは金へと変える。
製作班は基本ホームで戦闘班の武器などを作るもしくは手入れをする。
雑業班はホームの管理や女神ヘスティアと共に行動を主にしている。
「ヴモォォォォ!」
「ほぁぁぁぁ!」
「いやぁぁぁ!」
今代の継承者とベルは全力でモンスターから逃げていた。
分身スキルで戦力を増やせる事からせっかくだからとちょっと階層を進んでみたら本来ならこの階層にはいないミノタウロスにあってしまい絶賛ピンチだった。
「だから潜りすぎだって言ったじゃないですか!私は戦闘は苦手なんですよ!」
かつての継承者の分身を作り出すスキルは強くはあるが欠点があり能力を制限されてしまうという弱体化を引き起こす問題があった。
それでも技術や技は制限されない為英雄クラスの継承者は問題がないが今出ている分身には問題があった。
詩人の格好をした彼女はモンスターに対して一芸特化という極端なスタイルでそれも状況を選ぶという癖のある技を使っていた。
その分身が扱う技術は【音】彼女が奏でればモンスターはたちまち魅了され無防備になり群れに使えばたちまち同士討ちを引き起こさせるすごい技術だ。
それでも欠点があり、まずは音を聴かせないといけないという事だ。
耳がないモンスターには効かないし興奮などで聞こえないというのも駄目だった。
そんな彼女が2人と一緒にいていたのかというといなくてもいいだろうが万が一の為の護衛である。
他の分身は一対一もしくは一対多が得意だったり戦闘狂で護衛に向いてなかった為であった。
それでもこの階層のモンスター程度なら何とか倒せるがミノタウロスは流石に無理だった。
流石に今出せるが少々問題がある分身を出そうとした時風が吹いた。
金髪の少女が風を纏い剣を振るってミノタウロスを倒した。
血飛沫が飛んだがそれは詩人が音を衝撃波のように扱う事で被らずに済んだ。
「…大丈夫ですか?」
その後ベルは衝動的に逃げた。
詩人 (女)
音を操る英雄で様々な音を操る。
モンスターを魅了する音でモンスターを惑わし無防備にさせた後に首を刎ねるなどをするのが基本スタイル。
同士討ちも出来る為群れを相手にしても平気である。
それでも音の為弱点は多い。
音の衝撃波を放つ事で攻撃も可能だが流石に【