東方好きの優斗と大妖精と   作:ゆう12906

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第二十三話 異世界での戦闘 前編

「優斗が手伝ってくれるのか?だけど相手が正直悪くないか……?」

 

葉はそんな心配をしてくれた。

 

「……ああ、分かってるよ。この世界とは言え、大妖精を倒さなければいけない。正直相当辛いや。だけど、こっちの大妖精だからと言って見捨てて、大妖精に辛い重いさせたまま引いたらただの腰抜けだ。絶対にもとに戻して見せる」

 

なんかさっきから調子がおかしいな。俺ってこんなこと言うやつだっけ?

 

「ああ、なら宜しくな。そろそろ時止めも限界だし、大妖精の所に行くか」

 

え?時間止めてたの?すげえな。咲夜さんみたいなことできるんだ。

 

「ところで、大妖精のいる場所分かるのか?」

 

「ああ、命令を受けた時以外は大体霧の湖にいる。だけど真っ向勝負で勝てるのか?今の大妖精ならだいたい霊夢と同等ぐらい強いぞ」

 

マジか~あっちの大妖精もそのくらい強ければいいのに。―――だけど大丈夫な気がする。根拠はないがな。

 

「いや、正直大妖精が強くなっても、不思議と突破口が見つかる気がするんだよな。何でだろ?」

 

こんな根拠もなしに動いたことあったか?う~ん、どうしてだろう。

 

「(それは親友、いや、恋人?だからじゃないか?言わないでおくか。)うーん、分からないや」

 

「まあいいや、……じゃあ早速大妖精の所に行って、助けに行こう。」

 

俺は一気に集中力を高めた。一気に視界が広がり、明るく見えるようになる。幻想郷に来てからというもの、ここぞという時に集中できるようになった。

 

「……じゃあ行くか。」

 

霧の湖に行くと、緑の髪に青いワンピースが見えた。間違いない、大妖精だ。

 

大妖精は湖の近くの原っぱに悲しげな顔をしながら座っていたが、俺たちに気づいたらしく、少し離れた場所から話しかけて来た。

 

「一人には人には見覚えありますね。火竜さんじゃないですか。またやられに来ました?しかし、もう一人の方は誰ですか?」

 

とりあえず話しかけてみよう。全然操られているようには見えないが……

 

「俺は優斗だ。お前が操られていると火竜から聞いたので、助けに来たんだ」

 

「助ける?何を馬鹿なことを。私は正常ですよ」

 

なっ……本当に操られている。大妖精はこんなやつじゃないのは俺が一番よく知ってる。

 

「じゃあどうしてチルノを傷つけたんだ」

 

心の中の嵐を押さえつけながら俺が質問する。落ち着けよ……俺……

 

「そんなのあの方に命令されたからに決まってるじゃないですか。あの方の命令遂行の為なら手段なんて選びませんよ。例え友達でもしょうがないです」

 

これは……だめだ。一回正気に戻さないとらちが明かない。

 

「……悪いけど一回本気で気絶させる。そんなことを言っている大妖精を俺は見たくない。」

 

「……そうですか。では、こちら側に来てもらうために一回痛い目に合って貰います。

 

くっそ、やるしかないのか……―――見ると、葉も表情が引き締まっていた。

 

「そうかよ……じゃあ……弾幕ごっこで勝負だ!」

 

気づくと、2人で同時に叫んでいた。って、今日はほんとにどうしたんだ俺?

 

 

「……貴方達馬鹿ですか?弾幕勝負なんてする気は無いですよ。殺し合いしましょうよ」

 

「ならそっちは殺す気でこいよ。俺たちは「弾幕ごっこ」で行くからさ」

 

おお、また葉とハモった。気が合うな。

 

「……何故本気で来ないのです?……不愉快です。やはり貴方達はここで殺します」

 

「殺せるなら殺してみろ。行くぞ!」

 

また二人同時に言葉を放ち、大妖精に向かう。くそ、やっぱり戦わなくちゃいけないのか……

 

俺は心の中で悪態をつきながら、パソコンを正面に向けた。

 

「産霊『ファーストピラミッド』」

 

まずは様子見……あっ、このスペルだめだ。超余裕でかわされている。本当に強いな、確かに霊夢並みかも。―――それに葉のスペルはどうも剣を使うものらしい。なので、範囲の大きいスペルは全て使えないな。

 

「やっぱり優斗だけでは無理か……俺も行くぞ!『ファイアー&プラントスラッシュ』!」

 

そういうと、葉が取り出した木刀に火がまとった。すげ、あれが葉の能力か。

 

「うおりゃ!」

 

そのまま突っ込んで、大上段から降り下ろす。―――しかし、弾かれてしまった。やっぱりそう簡単にはいかないよな。

 

「やっぱり1人では無理か。―――来るぞ!」

 

葉が叫んだのと同時に、とんでもない密度の緑の弾が襲う。

 

「な、なんだこれ……」

 




コラボ編第二話でした。

本当は一話で書こうと思ったんですが……書いてるうちに楽しくなって、長くなったので前後編となりました。もう少しお待ちください。

では次回大妖精との戦闘決着です!
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