「う~ん……」
え?ここどこ?……って、大妖精の家か。寝ぼけていた。
あれから①晩、大妖精に自己紹介をして、気づいたら寝ていた。
まだ大妖精は寝ているようだ。じゃあ朝食でも作るか。
家族が忙しく、1人でいることが多かったので、料理をするのは慣れているのだ。
目玉焼きを作っていると、大妖精が起きてきた。
「おはようございます……あっ、朝ご飯作ってくれたんですね」
「居候なんだからこのくらいしないとな。あと…」
「はい?」
「そんなに敬語使わなくてもいいと思うよ。これから一緒に住むわけだし」
「はあ…」
「なっ、大妖精」
「わかりました…いいえ、わかった!」
こんな感じで朝食が始まったのだが、不意に大妖精が質問をした。
「そういえば優斗が持っていた黒くて薄い箱はなんなの?」
敬語でない大妖精は少し目新しさを感じるが、すぐになれるだろう。
「ああ…これはね…」
ん~なんて説明したらいいんだろう。
「んん~簡単に言うと、幻想郷には無い世界中の事がわかる機械だな。」
「へ~、ちょっとみせて!」
「ああ」
って、幻想郷にインターネットがつながっているわけないか~―――って、あれ?
ほかのサイトは表示できないのに、一つだけ読み込めるな。
そのサイトの名は「東プロ辞書」といい、東方プロジェクトについて、みんなが説明したり、イラストを投稿したりするサイトなんだけど…なんで使えるんだろう。
―――まあいいや。あったらあったで便利だし。
「あっ、もう学校に行かないと」
「ああ、いってらっしゃい」
大妖精が羽をふりながら学校へ向かった。飛べるのがうらやましい。
「さてと……」
暇だ。いつもはネットをいじるのが常だが、あいにく使えない。
戸棚に大妖精の教科書が並んでいた。時間割も貼ってあったので読んでみる。えっと…今日の教科は数・理・音・国・美か。じゃあ英語の教科書を見てみよう。学校のレベルの確認だ。
俺は英語の教科書を見たのだが、思わず声を出してしまった。
「何だこれ……」
そこに書いてあった例文は…
「I am yuki.」とか、「You are baseball player.」とか、まるで中学一年生が習うようなないようだった。
「って、ことは歴史の教科書も…」
思った通り、どれも中学校で習うような初歩的なものばかりだった。レベル低いぞ……
こんな感じでぼーっとしてたらお昼になった。
適当にお昼ご飯を済ませ、午後はなぜか使える東プロ辞書で、東方について調べることについた。
大妖精のカップリングがいろいろ書いてあった。大チルとか、大こあ、リリ大などなどあった。やっぱり、妖精との組み合わせが多いようだ。
あと、なんと大妖精はスペルカードが無いことも初めて知った。あのチルノやルーミアさえあるのに……
などと、暇を潰していたら、大妖精が帰ってきた。
「ただいま。」
「お帰り大妖精。」
「優斗、実は今日レミリアにね」
ああ、あの吸血鬼のか。―――で、どうしたんだ?
「今日紅魔館でクラスのみんなで宴会するんだけど、優斗もこないかって。」
なるほど、俺は外の世界から来て間もない。気になるのも当然であろう。
「ああ、行かせてもらう」
「分かった」
でも、紅魔館っていうと、他にもフラン、咲夜、美鈴、パチュリー、小悪魔がいるのか。ってことは、あれを持って行かないとな……
…と、いうわけで第三話です。
ここに出てくる「東プロ辞書」ですが、要するに、ウ〇キペディアや、ピ⑨シブ百科事典なようなものだと思っていただければと思います。
次回紅魔館編です。優斗がつぶやいていたあれとは何なのでしょうか。
ヒントは、パソコンとプリンター、それに東プロ辞書です。
では!