東方好きの優斗と大妖精と   作:ゆう12906

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第三十三話 決勝トーナメント一回戦で

予選ラウンド、大妖精たちは見事2戦2勝で突破を果たした。

 

そして2日目、決勝トーナメントに入る。

 

「うわっ!」

 

思わず声が出てしまう。俺は教師なので審判をやらなくてはならない。

 

現在の対戦カードが咲夜&美鈴VSお空&お燐。1回戦というのに、大物同士の試合だった。

 

おい、校長(映姫)こんな強いところに俺をブチ込まないでくれ。割と本当に死にそうだったんだが。

 

勝負はお空が最初スペルを使いすぎた結果、咲夜たちの猛攻にあい、敗北した。

 

もうちょっとお空は深く思慮できればいいところ行くのになあ……まあそれができたらお燐がとっくに直してるだろうけど。

 

おっと、今はこんなことを考えてる場合じゃないな。現在大妖精たちの試合が行われている。対戦相手はというと……

 

「あらら~あなたたちなかなか強いわね~」

 

「さっさとやられちゃえ!」

 

青蛾娘々こと霍青蛾&忠実な死体、宮古芳香だ。

 

「やっぱり青蛾の方を倒さないとダメか……」

 

大妖精が自分に言い聞かせるようにつぶやく。そう、芳香の方にいくらあててもすぐに青蛾が回復してしまう。

 

つまりは回り込んで当てる方法が有効なのだが、いかんせん芳香がかばうように被弾しまくるのだ。絶対の信頼がある青蛾と芳香。2人はどうやって崩していくのだろうか。

 

「じゃあ青蛾、いっちゃっていい!?」

 

「もちろんよ」

 

芳香が大声を張り上げ、スペルを発動する。

 

「毒爪『ポイズンマーダー』!」

 

紫のクナイ弾が一気に展開され、弧を描くように2人に襲い掛かる……けどこのくらいなら余裕だな。

 

おお、小悪魔が弾に紛れて後ろへ回ろうとしている。うまくいけば挟み撃ちの体制を作れる……けど芳香がいるしな、どうだろう。

 

「いっくぞー!」

 

「あっ、こら待ちなさい!」

 

あ、前言撤回。こりゃ勝てる。だってほら、芳香が大妖精に襲い掛かってる。

 

「待て待てー!」

 

「へ? ――うわああ!」

 

大妖精と芳香の鬼ごっこが始まっている。あー……完全に芳香、弾幕ごっこ中だって忘れてるな。

 

2人とも縦横無尽に空をかけていてとても楽しそうだ。いや、大妖精は怖がってるか。

 

「ほらほらー!」

 

「な、何でよー!」

 

「こら、芳香! 止まりなさい!」

 

必死に青蛾が芳香に制をかけるが、聞く耳を持たない。そしてこの時、青蛾は芳香の方に目が向いていた。

 

「ほら、私たちも鬼ごっこしませんか?」

 

青蛾の背後に小悪魔。背後に回られたの気づかないなんてどんだけ芳香のこと好きなんだよ。

 

「あ~もうだめね~」

 

ゆっくりと両手をあげ、地上へ降りる青蛾。

 

「ほら、帰るわよ~」

 

「あ、はーい!」

 

大妖精と小悪魔の2回戦進出が決まった。

 

 

 

 

 

「というわけでいかかでしょうか椛さん!」

 

取材モードに入っている文。彼女は現在椛に取材をしている。その内容とは、

 

「何だこの写真は……」

 

優斗が渡した、椛がもふもふされている写真についての話だ。

 

優斗は文がただのゴシップ新聞しか書かないと思っている。

 

しかし彼女には事実をもとにしか新聞を書かないという絶対のポリシーを持っている。結局ゴシップ新聞なのだが。

 

それで、椛に取材していたのだが、

 

「ふざけるな……」

 

「ああっ! 何するんですか?」

 

椛が写真をビリビリに引き裂いてしまい、うなだれる文。

 

「こ、こうなったら……」

 

ネタが無い記者ほど恐ろしいものは無い。

 




第三十三話でした。

文が何か考えています。あれ?なんだか前にも見たような……まあ、お察しの通りですw

では!
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