東方好きの優斗と大妖精と   作:ゆう12906

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第七十八話 東都の守護者

「い、いや~、まさかこれほどまでとは……」

 

 あはは、とドレミーが乾いた笑いを漏らす。

 

 南都に入った瞬間襲いかかってきたのは先ほどと同じ式神。北都より数は多かったが、そんな問題はこのチート妖怪達には関係なかった。

 

「サグメさん、とんでもない方を連れてこられたようですね」

 

『いや、私はなにもしてないぞ』

 

「豊姫から手紙をもらってな。それで飛んできたんだ」

 

「なんと、あの方が助け船ですか! せっぱ詰まってるのがよく分かりますね」

 

『感心している場合じゃない。豊姫様は東都を1人で受け持ってる。いつまで持つか分からない』

 

 驚きに満ちた全員の顔がサグメに向かう。

 

「じゃあそっちへ向かうとして……あのー、その豐姫さんとやらはどんな方なんでしょうか。そんなにお強いのですか」

 

 さとりが質問したのはサグメなのに、手を挙げたのは紫だった。

 

「もちろんよ。前、霊夢をコテンパンにやっつけたのよ。私はそれを囮にしたんだけどね」

 

「さりげなく自慢しない」

 

『よし、じゃあ東都を見に行こうか。豐姫様のことだから大丈夫だと思うが』

 

 サグメの号令で一斉にみんなが走り始める。俺の指揮ではこうはうまくいかないだろう。主に紫とかさとりとか紫とかさとりとかのせいで。

 

 その最中、さとりの興味は相変わらず月世界にあったようで、

 

「その戦いって、月へのロケットがどうこうって騒いでた時の話ですか?」

 

「そうよ。このアホ妖怪は無謀にも、依姫たちに戦いを挑んでね……そもそもアンタも捕まってたじゃない」

 

「幽々子と私は一心同体だからいいのよー」

 

「はあ……。優斗さん、あなたの頭痛お察しします」

 

「種をまいてるのはお前もだけどな」

 

 そもそもなんでここにえーりんが居るんだ? 多分興味本位で見に来ただけだと思うが。

 

 とにかく、こんな気楽にやられると逆に力が抜ける。

 

「映姫さん、これが終わったら教頭のポストくらいあげたらどうですか?」

 

「まあこれだけ頑張ってもらってますからね」

 

 え、それって給料上がるってことですか。

 

 しかも管理職になる。すなわち紫たちの上司になれば、仕事を押し付けられなくなるのか。……いいな。

 

「まあ優斗さんのことですから、生徒たちにいろいろセクハラすると思いますが。成績を盾にとってね」

 

「今すぐクビですね」

 

「おいコラ」

 

 上げて落とす、いつも通りのさとりだった。

 

「……そんなことが許されると思ってるの?」

 

「さとりの妄想を本気にしないで……」

 

 ちょっとだけ、大妖精の目が死神になった。

 

「ええと、大妖精さんでしたっけ? あまり束縛してはいけませんよ。男の人は自由を求めるのです」

 

『あなた心理学でも習ってたの?』

 

「いえ、ただ夢をいろいろ覗いていると、ドロドロしたのが見えるだけです」

 

『う……怖い』

 

「夢はその人の願望を写しますからね。特に幻想郷の方々は分かりやすくて、清々しいですよ」

 

「私の見たことある?」

 

「さあ、ご想像にお任せしますが」

 

 幻想郷って良くも悪くも正直な人多いから、それが夢にも反映されるのだろうか。

 

「けど、優斗さんの夢なら何度かありますよ」

 

「ほんと⁉」

 

「人に見せられない夢じゃない……はずだけど」

 

「ええ、あなたの受け持ってる生徒たちが高得点連発してる夢でしたよ」

 

「まあそんなもんだろ」

 

「……前はね」

 

「えっ?」

 

「いえ、こちらの話」

 

 何度でも声を大にして言いたい、敬語は何考えてるかわからないな。

 

『いつになったら雑談終わるんだ。もうそろそろ東都着くのだけど』

 

「サグメ、残念ながら一生終わることは無い」

 

「ちょっと、適当なこと言わないでくれるかしら。一生の概念なんてあいまいな物よ。後、私そろそろ戻るわねー」

 

「不老不死は黙っていてください」

 

「性の概念? 優斗さんと大妖精さんがちゅっちゅすればいいんじゃないですかね」

 

「変態はもっと黙ってろ」




第七十八話でした。人数が多くて書き分けがつらみ。というかできている気がしない……

とうとう戦闘シーンを全カットするという暴挙にでたうp主。これからどう話を収拾するのか! 次回、ネタ尽きる! デュエルスタンバイ!

では!」
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