「それっ!」
大妖精対ルーミアを行なわれている。大妖精がどんどんルーミアを端の方へ追い詰めていく。
「くっ、左右に動けないのかー」
「ここで…」
大妖精がルーミアの頭を狙い弾幕を放つ。
「にげるのかー」
下の方へ行くルーミア。―――そこへ…
「いまだ、大妖精。スペルを使うんだ!」
優斗が叫ぶ。
「うん!追撃『フェアリーズネット』!」
一気にルーミアの前に網状の緑の弾幕が置かれる。
「このスペルは動かさなくても勝手に被弾してくれるから…」
「止まらないのかー」
「こんな名前にしてみたよ」
ピチューン
「勝者 大妖精!」
「やった!」
「よっしゃ!」
これで予選リーグ突破だ!
「頑張ったな大妖精。」
「うん!優斗のおかげだよ!」
決勝トーナメントは昼食をはさんで午後からの予定だ。
―――そういうわけで大妖精が作ってくれたお弁当を食べていたとき…
「ここいいかしら。」
レミリアが来た。
と、一緒にお昼を食べるだけかな~と、思っていたのだが…
「あなた決勝トーナメント表見た?」
「ううん」
「いいや」
2人同時に首を振った。
「じゃあ試合相手知らないのね。」
え?なんでわざわざ俺たちに?―――あ、これは……
「ま、せいぜいお手柔らかにね。」
やっぱり対戦相手か……
「レミリアが相手!?」
俺たちのことを気にせずサンドイッチを食べるレミリア。
勝てるのかな……不安しかわかない。
「よし、決勝トーナメント一回戦レミリア対大妖精。開始だ」
審判は国語教師、霖之助。(朱鷺子がサポートに入り、審判くらいはできる。)
「始め!」
「いくよ。それっ!」
レミリアの左右に弾幕を放つ。
「なるほどね。こうやって私の動きを制限してから…」
「いけっ!」
自機狙いの弾を放つ。
「でもこのくらい!」
レーザーでかき消してしまった。
「まだまだ弾幕の量が薄いわよ。」
「…さすがだね。」
「やっぱりそう簡単には倒せないか」
「私の主人ですしね。」
いつの間にか咲夜さんが隣にいた。能力を使ったのだろうか。
「いや~さすがだね。あなたの主人は。」
「相手は妖精ですしね。」
「いやいや。妖精だけど結構強いぞ」
「まあ、お嬢様の強さは見ればわかりますよ」
「レミリアの写真を撮りながら?」
「えっ!」
「俺結構観察力あるから」
「……」
横から膨大な殺気を感じた。
―――さてこちらはレミリアと大妖精。
「くっ。やっぱり強いなぁ…」
大妖精の弾幕はことごとく消されてしまっている。
「こうなったら…魔符『フェアリーズマジック』!」
「あら。これ自機外しよね。」
「まだまだ!追撃『フェアリーズネット』!」
レミリアの前に網状の弾幕が現れる。
「なるほどね。これらの弾幕に紛れて襲おうと…だが!」
「だめだ大妖精!その方法では!」
優斗が叫ぶ。
その時、レミリアの顔が変わった。
「この弾幕をすべて消せばいいのよ!紅符「スカーレットマイスタ」!」
一気に解き放たれる赤い弾。奇襲をしようとした大妖精は…
「ああっ!」
―――被弾した。
そのまま空中に放り出される。
「被弾した……」
やっぱりレミリアは強かったか。
―――って、まずいぞ。あのままでは地面に落ちてしまう! 何もしないところを見ると意識を失っているのだろう…
「あの角度とスピードだと落ちる場所は……」
1.5秒で計算しすばやく落下位置に行った。
そしてそのまま首と足を持ち受け止めた。―――危ない、危ない。
「う~ん。―――優斗……」
目が覚めたようだ。
「負けちゃった……」
「いいや、よく頑張ったな。」
「うん……―――って!」
よく見るとお姫様抱っこになっている。
「……」
まあ、助けたんだからしょうがないよな。
と、いうわけで俺たちの弾幕ごっこ大会は終わりを迎えた。―――のだが…
優勝者も決まり家路につこうとしたとき、一枚の紙切れが落ちていた。
「ん? なんだこれ?」
おお、これは学級新聞の文々。新聞だ。どれどれ内容は……
「なんじゃこりゃ!」
トップ記事にこう書いてあった。
≪大妖精と優斗!ラブラブ弾幕ごっこ練習!≫
と、書いてあった。
「おつかれさまでした~」
ちょうど文が来た。
「文~」
「へ、なんですか?」
文はこちらを見て青ざめる。
「新聞の件で話がある」
あくまで笑顔で話す。
「げっ!」
「映姫より長い説教してあげるよ。」
「ひい! か、勘弁してください!」
もちろん慈悲はかけなかった。
と、いうわけで第八話です。
優斗の説教……恐ろしい。たぶん二時間くらいしたんでしょう…
いよいよ夏休み編に入ります!(現実は春休みが終わるんですけどね…)
では!