東方好きの優斗と大妖精と   作:ゆう12906

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第八十四話 さとり回避の方法

「ふう……よっし、こんなもんですかね」

 

「…………」

 

「気絶するほど満足されたようで何よりです」

 

 その理論3割くらいしかあってないような……。

 

 けれどまあ、俺の被害を被ってくれた依姫には感謝だ。後でヤツメウナギでも送ろうかと思うくらいには。合掌。

 

「まあ、これで安心ですね。依姫さん、後頼みますよ」

 

「事後処理は任せておいて」

 

 会話がとても不穏なのですが……二人とも不安な笑いをしているし。

 

「おや、もしかして私たちを信用していないのですか? 心外です」

 

「今までやってきたことを胸に手を当てて良く考えてみな?」

 

「いえいえ、不純な意味でなく。依姫さんに快楽堕ちして頂いたのもちゃんと理由があるのですよ」

 

「言葉を選べ」

 

 面白外人のようにそんなに肩竦められても……

 

「いいですか、おそらくこれから敵はまた攻勢をかけるでしょう。そしてきっと依姫さんは戦いたがるでしょうね。その重たすぎる責任感ゆえにね。これは依姫さんの身を守るための、致し方ない処置なのです」

 

「もうちょっと別の方法があっただろうが。――ちなみに、なんでこのやり方を?」

 

「面白いからですけど?」

 

「斬られてしまえ」

 

 さとりがやりたいことがたまたま依姫を助けてるだけのような……考えると恐ろしい。

 

「そうね~まだ依姫には眠ってもらわないといけないかしら。そのかわり私がバリバリ働くから許してね?」

 

「いや、依姫に無理をさせないことには賛成なんだ。あと豊姫は依姫のそばにいてもらえるか」

 

「あら、そんな楽な仕事でいいの?」

 

「隣に姉がいると安心するぞ。俺も昔風邪ひいたとき、姉さんがいるとなぜか心強かったし」

 

「それならそうしたほうがよさそうね」

 

 ただ、今の姉の脳内に俺の情報は何一つないんだろうけど。

 

「依姫さんは寝てしまいましたし、王様ゲームもお開きにしますか」

 

「そうだな。で、これからどうする。この中で待つか。それとも外にでるか」

 

 地獄の終わりに心の中で快哉を叫ぶ。同時にさとりが変な気を起こさないように矢継早に畳み掛けた。

 

「ふむむ……どうしましょう」

 

「さとり先生、私に提案があるのですが」

 

「は、はいっ! なんでしょう⁉」

 

 手を挙げたのはさとりの天敵、映姫校長。頼りにしてます。

 

「もう一度見回りをしませんか? また新しい敵が湧いているかもしれませんし」

 

「そうですね。なら、2人1組がいいですかね。皆さんもそれでよろしいですか?」

 

 即座に全員の首が縦に振られる。警戒をするに越したことは無い。

 

「じゃあ適当にペアを組んでください。――優斗さん、一緒にどうです?」

 

「断る」

 

 ライフが抉り取られそう。

 

「なにおーっ! そんなに大妖精さんがいいのですか!」

 

「お前に比べたら数百倍」

 

「さっきから辛辣過ぎません⁉」

 

 王様ゲームで疲れたんだよ……。

 

「大妖精、もしよかったらどうだ」

 

「あ、うん!」

 

 嬉しそうに、屈託なく笑ってくれた。やはりさとりとは正反対だ。

 

「じゃっ、お先に」

 

「そんな殺生なー‼」

 

 これ以上相手するのも時間がかかるだけなので、さっさと走り去ってしまった。




第八十四話でした。久しぶりに書いてたらめっちゃ優斗がさとりに厳しくなってた。

今回正月休みのリハビリも兼ねてるので少し短めです。明日投稿できれば……いいな。

最近バーチャルyoutuberにはまっております。もしかしたら短編を書くかもしれない。もう構想は立っていて、「バーチャルyoutuber If物語」ってタイトルです。バーチャルユーチューバーが異世界行ったり学園ラブコメしたりします。

では!

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