魔法少女あま☆マギカ〜親戚のお兄さんがヴィランじゃなくて魔女を追っかけていた〜 作:紡縁永遠
Side星夜
「なんでもっと早く言わない!」
「ボクが君の結界に干渉できるわけないだろう」
「そりゃ悪い!あと、被害が出てから発見するな現行犯で捕らえろ!」
結界の外に出て、キュゥべえが報告してきた2件めの魔法少女狩り、風見野にほど近い場所で行われたその場所へ俺達は向かっていた。
「プライバシーと言うやつだよ、常日頃魔法少女をみているわけじゎない」
「名前は上がってんだ、監視くらいつけておけ」
「無茶言わないでくれ、」
悪態をつくキュゥべえは無視してその場所にたどり着く。
「…っ」
目をそらしそうになるが、見る。
切傷の感覚が狭いから、多分呉キリカだろう。
「魔女の気配がする。死体を隠せたのにしなかったのね」
「見せしめかもな」
魔女の結界は崩壊する際に、その場にあったものも取り込んで消える。死体もそのまま消える。
「失礼、少しよろしいでしょうか」
「………何?」
「そちらの少女を殺したのは貴方達ですか?」
振り向いた先にいたのは3人の少女。普通の格好ではない。軍服、侍……赤ずきん?
因みに髪は金、銀、茶だ。茶髪って何となく銅にも見えるし金銀銅でも良いかもしれない。そんなくだらない考えは死体から目をそらすためかもしれない。
「いや、来たときにはこうなってた」
「そうでしたか、それは失礼しました」
「あっさり信じるのね」
「そうですね、まぁ、男がいるのも疑問ではありますけど」
「彼は私たちのサポーターよ、」
「そうですか」
魔女が近くにいれば、死体を放り込んで処理してもらうのが一番いいのかな、
「おい、大丈夫なのかよ、」
「流石にきついかな、ふぅ…」
「それで少し話を伺いたいのですが」
「天宮星夜、結界を開いて」
「初対面にいきなりあれはちょっと……はいはい、わかりましたよ、目つきどうにかしろよ明美………星装神殿」
三人の少女を天星神社に招待する。
三人は、風見野の魔法少女らしく杏子は全員顔を知っているようだった。
「ようこそ、天星神社へ。これが俺の個性、魔法少女達の緊急避難場所だな」
「それで、何が聞きたいの?」
「我々は風見野市で活動している魔法少女です。優木沙々を追ってきました。その子は、優木に強い憎しみを持っていました。先走る可能性を考慮しなかった私の不徳で先行させてしまい」
「俺達はキュゥべえから魔法少女狩りの報告を受けてきたんだが、」
「やっぱり優木の仕業か!」
優木沙々か、新しい魔法少女が出てきたな。
見滝原中学。魔法少女四人、候補二人、
白羽女学院。魔法少女一人、魔法少女かもしれないが一人
風見野。魔法少女五人が、二人減って一人増えた四人
呉キリカという不明が一人である。
「それと、これは多分その優木って奴の仕業じゃないわ」
「と、言いますと?」
「つい先日、魔法少女に襲われたのよ。多分、傷口的にそいつ………まあ、その優木が刃物を持った魔女を連れてる可能性もあるけど」
「魔法少女に? 縄張り意識が高いということですか?」
「見滝原の大部分は私の管轄よ最近新しく何人が契約したから、一部は任せているけどね」
魔法少女はグリーフシードの取り合いで対立しやすい。その為ソロが多いが、その分危険も伴う。風見野の魔法少女達のチームアップは珍しい。
そのなかでマミさんは上澄みのようで、実際にこの中では一番強いらしい。
「私も普段の狩場を使ってたからね、別の目的かもしれないし」
「殺すまでやるのか、そいつは……」
「それだけならマシよ、一般人に迷惑をかけるかもしれないわ」
「それは、危険ですね……」
「じゃあ美緒は優木とその魔法少女を同時に相手したってのか?」
「あるいは、既に協力関係をしているのか………」
殺しができるのが二人か、明美の一般人に迷惑をかけるというのも、気がかりだ。俺を見たときに関わるなという言動だったからな、
「そういう事なら、我々も手を組みませんか?」
「同盟のお誘い? まあ、私としては願ってもないけど」
「その魔法少女の戦闘スタイル、固有魔法などを教えていただけますか。こちらも優木の固有魔法、我々が把握している魔女の情報を教えます」
「私も問題ないわよ」
「私もそれでいいわ」
「アタシもいいかな、」
「珍しいですね、佐倉杏子、貴方が協力関係を築くのは」
「うっせ、」
「俺も問題ないかな、人手が足りないからね、」
金髪の軍服の様な魔法少女、人見リナ
銀髪の侍の様な魔法少女、朱音麻衣
茶髪の赤ずきんのような魔法少女、佐木京
風見野の魔法少女との協力関係を築くことができた。
「優木沙々ね、顔が分かれば対応もしやすいんだけど………」
「魔女を使ってくるんですよ?男がどうやって戦うんですか?」
「ん?ああ、俺の個性は魔女の結界を塗りつぶせるから、優木沙々のみこの結界に閉じ込めて、魔女は締め出せば戦えるかな、多分、魔女には勝てなくても魔法少女には勝てるから」
「その腕で?」
「………マミさん、治してください、流石に魔法少女狩りが二人は予想外なんで、動けるようにしたいです」
「わかったわ」
マミさんに腕を治してもらって、軽く木刀を振るう。うん、多分もんだはないかな、
魔法少女は武器を媒介にする人たちが多いからね、波状攻撃みたいなものがなければ、俺も戦える。