魔法少女あま☆マギカ〜親戚のお兄さんがヴィランじゃなくて魔女を追っかけていた〜   作:紡縁永遠

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第拾玖話 魔法少女狩り、參

Side星夜

 

 「なんでもっと早く言わない!」

 「ボクが君の結界に干渉できるわけないだろう」

 「そりゃ悪い!あと、被害が出てから発見するな現行犯で捕らえろ!」

 

 結界の外に出て、キュゥべえが報告してきた2件めの魔法少女狩り、風見野にほど近い場所で行われたその場所へ俺達は向かっていた。

 

 「プライバシーと言うやつだよ、常日頃魔法少女をみているわけじゎない」

 「名前は上がってんだ、監視くらいつけておけ」

 「無茶言わないでくれ、」

 

 悪態をつくキュゥべえは無視してその場所にたどり着く。

 

 「…っ」

 

 目をそらしそうになるが、見る。

 切傷の感覚が狭いから、多分呉キリカだろう。

 

 「魔女の気配がする。死体を隠せたのにしなかったのね」

 「見せしめかもな」

 

 魔女の結界は崩壊する際に、その場にあったものも取り込んで消える。死体もそのまま消える。

 

 「失礼、少しよろしいでしょうか」

 「………何?」

 「そちらの少女を殺したのは貴方達ですか?」

 

 振り向いた先にいたのは3人の少女。普通の格好ではない。軍服、侍……赤ずきん?

 因みに髪は金、銀、茶だ。茶髪って何となく銅にも見えるし金銀銅でも良いかもしれない。そんなくだらない考えは死体から目をそらすためかもしれない。

 

 「いや、来たときにはこうなってた」

 「そうでしたか、それは失礼しました」

 「あっさり信じるのね」

 「そうですね、まぁ、男がいるのも疑問ではありますけど」

 「彼は私たちのサポーターよ、」

 「そうですか」

 

 魔女が近くにいれば、死体を放り込んで処理してもらうのが一番いいのかな、

 

 「おい、大丈夫なのかよ、」

 「流石にきついかな、ふぅ…」

 「それで少し話を伺いたいのですが」

 「天宮星夜、結界を開いて」

 「初対面にいきなりあれはちょっと……はいはい、わかりましたよ、目つきどうにかしろよ明美………星装神殿」

 

 三人の少女を天星神社に招待する。

 三人は、風見野の魔法少女らしく杏子は全員顔を知っているようだった。

 

 「ようこそ、天星神社へ。これが俺の個性、魔法少女達の緊急避難場所だな」

 「それで、何が聞きたいの?」

 「我々は風見野市で活動している魔法少女です。優木沙々を追ってきました。その子は、優木に強い憎しみを持っていました。先走る可能性を考慮しなかった私の不徳で先行させてしまい」

 「俺達はキュゥべえから魔法少女狩りの報告を受けてきたんだが、」

 「やっぱり優木の仕業か!」

 

 優木沙々か、新しい魔法少女が出てきたな。

 見滝原中学。魔法少女四人、候補二人、

 白羽女学院。魔法少女一人、魔法少女かもしれないが一人

 風見野。魔法少女五人が、二人減って一人増えた四人

 呉キリカという不明が一人である。

 

 「それと、これは多分その優木って奴の仕業じゃないわ」

 「と、言いますと?」

 「つい先日、魔法少女に襲われたのよ。多分、傷口的にそいつ………まあ、その優木が刃物を持った魔女を連れてる可能性もあるけど」

 「魔法少女に? 縄張り意識が高いということですか?」

 「見滝原の大部分は私の管轄よ最近新しく何人が契約したから、一部は任せているけどね」

 

 魔法少女はグリーフシードの取り合いで対立しやすい。その為ソロが多いが、その分危険も伴う。風見野の魔法少女達のチームアップは珍しい。

 そのなかでマミさんは上澄みのようで、実際にこの中では一番強いらしい。

 

 「私も普段の狩場を使ってたからね、別の目的かもしれないし」

 「殺すまでやるのか、そいつは……」

 「それだけならマシよ、一般人に迷惑をかけるかもしれないわ」

 「それは、危険ですね……」

 「じゃあ美緒は優木とその魔法少女を同時に相手したってのか?」

 「あるいは、既に協力関係をしているのか………」

 

 殺しができるのが二人か、明美の一般人に迷惑をかけるというのも、気がかりだ。俺を見たときに関わるなという言動だったからな、

 

 「そういう事なら、我々も手を組みませんか?」

 「同盟のお誘い? まあ、私としては願ってもないけど」

 「その魔法少女の戦闘スタイル、固有魔法などを教えていただけますか。こちらも優木の固有魔法、我々が把握している魔女の情報を教えます」

 「私も問題ないわよ」

 「私もそれでいいわ」

 「アタシもいいかな、」

 「珍しいですね、佐倉杏子、貴方が協力関係を築くのは」

 「うっせ、」

 「俺も問題ないかな、人手が足りないからね、」

 

 金髪の軍服の様な魔法少女、人見リナ

 銀髪の侍の様な魔法少女、朱音麻衣

 茶髪の赤ずきんのような魔法少女、佐木京

 風見野の魔法少女との協力関係を築くことができた。

 

 「優木沙々ね、顔が分かれば対応もしやすいんだけど………」

 「魔女を使ってくるんですよ?男がどうやって戦うんですか?」

 「ん?ああ、俺の個性は魔女の結界を塗りつぶせるから、優木沙々のみこの結界に閉じ込めて、魔女は締め出せば戦えるかな、多分、魔女には勝てなくても魔法少女には勝てるから」

 「その腕で?」

 「………マミさん、治してください、流石に魔法少女狩りが二人は予想外なんで、動けるようにしたいです」

 「わかったわ」

 

 マミさんに腕を治してもらって、軽く木刀を振るう。うん、多分もんだはないかな、

 魔法少女は武器を媒介にする人たちが多いからね、波状攻撃みたいなものがなければ、俺も戦える。

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