魔法少女あま☆マギカ〜親戚のお兄さんがヴィランじゃなくて魔女を追っかけていた〜   作:紡縁永遠

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第貮拾仇話 運命

Side???

 

 「一度目偶然、二度奇跡。三度目必然、四運命。これら全てがシナリオどうり。生身で魔法少女の問題に立ち向かう天宮星夜が、助けられなかったことも全て予定どうりであり、決まっていたこと」

 「まぁ、僕のこのセリフも、キャスティングされたものによるものかもしれないですがね。名前が出たところで、改めて、宮天(みやて)と言います。性か名のどっちかって?さぁ、どっちでしょうね」

 

Side蓮夜

 

 「うっ…」

 「おう、起きたか、美国織莉子」

 「あの時の、」

 「まだ、自分の目的があるならそれでいい、俺はそれを尊重しよう。

 

 手に入るかどうかはともかくとして、自分が何を願う奴なのかってことは、知っておいたほうがいいと思うからな。

 

 何を欲しいと思い、どうなりたいと思う、どんな人なのか それを知っておかないとあっさり道に迷っちまう。

 

 お前がそれを良しとするなら、俺はそれを否定しない、さっさとそっちの黒いの連れて帰るんだな」

 「殺さないんですか?」

 「殺してほしいのか?あいにくと、これ以上の干渉はシナリオ外として、ひっくり返るからな、追うつもりはねぇよ」

 

 織莉子はいぶかしがりながらも去っていった。起きる前に家に放り込んでもよかったんだが、何も知らん一般人に見られたときが面倒だからな。

 さてと、誰を起こしますかね、ソウルジェムは一定距離が肉体と離れると、仮死状態になるからなぁ、とりあえず暁美は知ってそうだな。杏子と浅古もまぁ耐えられるか、巴はまだ、だめだな。

 

 「いい判断だったぞ、星夜」

 

 木刀を握ったまま、打撃痕が複数残る状態で気絶する息子に称賛する。あの後、納得できなかった、理解が及ばなかった星夜は、全員が気絶したあと、怒り任せに俺にあたった。いつものことだ。納得できなければ俺や狐縁にあたる。受け止めてくれるからと、気絶するまで向かってくる。

 

 「とりあえず、人の恋は蜜の味とか言って喧嘩を覗きに行った奴を呼ばねぇとな」

 

 そうして、俺は大丈夫だと感じた魔法少女を起こし、妻を呼び、悪いと思いながら、美樹も呼ぶことにした。

 

 「巴マミは?」

 「起こしていない、危険だからな」

 「なぁ、なんなんだ?あの技は」

 「………まぁ、規制がかからないなら、言っていいことだろうな。あの時使った技は神降という、個性ではない別の力だ。神を降ろす場として、俺や星夜の個性はある意味としては完璧な場所で、祀る場所としても正しい。だが、俺が祀っている神は、人の魂に干渉して、死へと誘う妖かし桜。そして、忘れられた魔女だ」

 「「「?!」」」

 「名前を西行の魔女、そして、御免なさい。私は私達は魔女の真実を知っていた。いえ、知る機会があったというのが正しいわね」

 

 俺は狐縁と一緒に、改めて、俺たちが知りうる魔女と魔法少女について語っていく。

 

 「十年前、星夜が個性を発言したとき、アイツの個性は全くの別だった。空間を作る個性ではあるが、内容は蜷榊。壼コ墓?縺ィ縺?≧鬲泌・ウ縺瑚ィ倥&繧後◆譛ャ縺悟ュ伜惠縺吶k遨コ髢薙□縺」縺?」

 「なんて?」

 「やはり、だめか。ともかくとして、魔法少女は魔女になる、それを知っていたうえで俺達は黙っていた」

 「美樹ちゃんの契約を止めたのもそれが理由、それでも、私は止めきれなかった。美樹ちゃんの覚悟が見えたから」

 「そんな、でも、それって」

 「ごめんね、美樹ちゃん君はこれ以上聞くべきじゃないよ」

 

 狐縁が美樹を気絶させたことを確認して、残った暁美、杏子、浅古に向き直る。

 

 「シナリオ改変は許されない、」

 「何を言って?」

 「確かに、俺はは魔女を無害化できる人間だ。君達のような個性社会の例外的な存在の向こう側に立つにあたっては、ベストなキャスティングだと言える。

 

 そう、キャスティング、 キャスティングされたような気がしてならないんだよ。俺はただ単に、役として選ばれただけに過ぎない気がする。いや、俺だけじゃない、狐縁も、出久も…

 

 すべてを知る存在。いる、いることはいる、もちろん。だがそれも丁度いい感じに調節されたような者だった。

、君達はそうじゃないのか、

 

 お互いに、やるべきことをやっているだけだろう、それぞれが立たされた場所で、与えられた役割で。

 

 世界は舞台じゃあない。それでも人は、物語性を重んじるものじゃないのかな?そう……、人はドラマを求めるだろう?

 

 だがそのドラマがあまりにでき過ぎだと、わざとらしくて   気乗りしなくなる」

 「なにが言いたいんですか?」

 「舞台装置を探せ、アレならば世界に定められた運命に、抗える手を加えられる。どこまで君たちに伝えられるかも分からない。運の悪いことに、俺の休暇はもう終わる、君たちの、魔法少女同士の問題には俺達大人はこれ以上干渉できない。だから一つ、舞台装置は二体いる、そして、どちらも魔女だ」

 「………」

 

 星夜ならなんとかするだろう。人形もおめかしも、後はどんでん返しを期待している自分がいる。出来過ぎていると感じるが、それでも、親という役柄なのか、天宮星夜の成長に嬉しく思う。

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