エル君という転生者がいる以上、別の転生者が居てもおかしくないですよね!!
ダイン・フリークスの彼女とデモンベイン・ヒーローの動力源のお話です。
※作者の妄想回なので別に読まなくて良いですよ!?
昔、宇宙戦艦ティラミスというロボット兵器で家庭裁判所に出撃するロボアニメがあってですね………スパロボにも出ました(ソシャゲだけど)
「お前の紡ぐ世界の総てが清らかなエーテルで満たされているように」
どこまでも真っ白な世界、そう緑谷出久に旅立ちの祝福(エール)を送ったグリーン・リバー・ライト…転生神ペルデュラボー。
彼がふと、振り向くといきなりマジンガーZのロケットパンチに匹敵する、力強い渾身の右ストレートを右頰に喰らって吹っ飛んだのである、それは黒い犬…エセルドレーダが反応出来ない程の速度と勢いであった。
頰を押さえてガチで驚愕するふたり………それこそスーパーロボット大戦UXのマスターテリオンをしばきに来た忍者戦士飛影並みに唐突に現れてペルデュラボーを殴り付けて来たのは、ひとりの少女であった。
金髪のペルデュラボーと対照的な銀髪、そして網目の様な眼帯に扇状的な白黒の衣装を身に纏った、どこかペルデュラボーに似た雰囲気の美少女である………最も、彼の金色の瞳には少女が己の『同族』にしか見えなかったのだが。
「ふむ、ズアウィア、否、ウィルバー・ウェイトリィの縁者と見た。父上…ヨグ=ソトースの落とし子、そうであろう?」
「さぁね?胸に手を当てて考えてみるんだねぇ!?」
「(エセルドレーダを抱きしめてモフモフする)」
「自分の胸にだよ!!このクソ親父!!!」
瞬間、ペルデュラボーの脳内に溢れ出した存在しない虚憶
アレは此処では無い世界(UXのフラスコ)、己では無い己(余に転生した転生者)………スパロボ補正で那由多を超えた無限螺旋、一無量大数回目のループで大十字九郎が女体化してた時、あまりの美しさとおっぱいのデカさに惹かれて軽〜い気持ちでワンナイトラブしたのだ。
あんまり詳しく書くとR-18になるが、自分は避妊をした覚えが無い………そして当時の余では無い余はハーフ邪神。
ハチワレ風に言うならば確実に
「できちゃったの!?九朔とアナザーブラッドのきょうだい…!!」
したのだろう、つーまーりー目の前の少女は己とTS大十字九郎との間に産まれたクォーター邪神という事になる、通りで自分たちしか入れないこの空間に入れる訳である。
「ただでさえダイン・フリークスと機神大戰で我が愛しき怨敵のバリエーションが増えてる大十字家の家系図がますます複雑になったな… 九朔とアナザーブラッドからしたら異父…いや、異母姉妹…?しかも祖父がヨグ=ソトースと来た」
「大十字九郎もアル・アジフも九朔とアナザーブラッドも滅茶苦茶困惑するでしょうね…」
「きしし、ここまで聞いたらこのむげんちゃん…いや母さんに払わなくちゃいけないモノがあるだろう?」
「「???」」
「養育費と慰謝料払え、クソ親父」
アフーム=ザー(氷の邪神)よりもハイパーボリアゼロドライブよりも冷え切った声であった。
ペルデュラボーの身に覚えの無いままに唐突に始まってしまった家庭板問題、自分も母親とはめちゃくちゃ揉めた(それこそ鬼戒神を持ち出すレベル)ペルデュラボーであったが、ここまでストレートに「金で許してやるからちょっとジャンプしろや!!!」と強請られた事など那由多の果ての無限螺旋ですら無かった展開である………あったら速攻でナイアリセットが入っただろう。
だが、疑問はある………目の前の少女は邪神の血が混ざる割に「人並みの感情」があるのだ、本来ならばクォーターの落とし子がここまで育つとも思えないしスパロボ世界の余では無い余(中身転生者)のやらかしに何で己がブラックロッジが無くなって無収入になった自分の財産をくれてやらねばならぬのだ。
そう言い返すと、むげんと名乗った少女は「きしし、じゃあむげんの生まれを語ろうか…」と話し出す。
寄車むげん。それは邪神の血を引くが故に大十字の名を名乗れぬ己にアルティメット・クロス筆頭軍師孔明リ・ガズィの愛弟子にしてベテラン探偵兼邪神ハンターこと道明寺誠が与えてくれた名である。
(道明寺誠は主人公後継機ことオデュッセアの命名者でもある)
むげんが生まれたのは一無量大数回目のループ、宇宙がそろそろ容量がヤバくなって来たあたり、当時のむげんはまさしく異形の落とし子であった。
しかし、母・大十字九美や義父アル・アジフ………そしてアーカムシティの良き人々、そして当時のアルティメット・クロスは己を排斥せずに一つの命として育ててくれた。(これは庇ってくれた善なるショゴス・ダンセイニの存在も大きい)
そして、ループが繰り返される度に己は成長、いつしか人型をとれるようになり、神器ヨグ=ソトースの瞳にも覚醒した。
何よりも父親がエルネスティと同じくフラスコの外から来たイレギュラー(転生者)であった事で神話生物としてバグが生じて「感情」、特に「善の心」を持つことが出来たという。
ナイアルラトホテプによってシュリュズベリィ教授と共にクラインの壺の外に追放されてしまったためUXのフラスコの物語には絡めなかったが。
ただ、己の父親が生まれ変わる際に入れ替わりでUX2とも言える物語には参戦したらしい。
「きしし、思わず九朔とアナザーブラッドの敵に対して『どけ!むげんはお姉ちゃんだぞ!!』とかしちゃったりね」
「姉を名乗る不審者ではないか…」
「時系列的に言えば姉で間違いないし血も繋がっているからタチが悪い」
UX2の物語が無事に終結し、弟と妹を見送った後はダイン・フリークスの物語で「黄昏なる黄金アザトース」の覚醒のためにトリックスターを演じつつ動いたという。
「ふーむ、貴公の身の上話は理解出来たが慰謝料云々は余では無い余、UXの転生者が支払うべきでは?(正論)」
「だって、そっちのクソ親父ってばクトゥルフ関係が一切存在しない異世界でフツーの人間に生まれ変わって今は小学生だし、初未も『そっとしておいてあげなよ、むーちゃん』って言うから手出し出来ないし…まぁ、大人になったら払わせに行くけど…」
「マスターはこの件に於いて悪く無い筈だぞ!?」
「いやね、母さん、いや今は父さんか、旧神になっても貧乏過ぎて飢え死に寸前でこのままじゃ稼働破壊神と戦う以前の問題だからとりあえず生活費をある場所から出してもらおうかと」
「世知辛いな!」
だが、ペルデュラボー的にも旧神一家に敗北されると困る、とりあえず送金はしてやろうという気にはなった。
「あとさぁ、さっき緑谷出久君をスパロボ世界送りにしてたけどさぁ………肝心のデモンベインの動力源はどうする気よ?」
「………………あっ」
「考えてなかっただろ!!このクソ親父!!!しょうがない、むげんが動力炉代わりになるよ…ヒロアカ好きだし出久君は推しだしね、代わりに旧神一家に生活費送金しろよ?」
そう言い残して出久の後を追ったむげん、彼女は出久の前ではトリックスター的なムーブを演じながら(そういうムーブするのがダイン・フリークス時代に滅茶苦茶上手くなってしまった)、デモンベイン・ヒーローの稼動時はあらゆる時空・場所・時間に繋がるヨグ=ソトースの影の一形態と同様のものとして自ら生きた動力炉となり己を機体に組み込んでいる。
メンタルはともかく立場的にはヨグ=ソトースの分霊であるため、マナウス神像や獅子の心臓並の無限機関になれるのだ。
「推しの動力炉代わりになるって新しくない!?」
「なるほど!そういう推し活もあるんですね!!脱帽です…」
「クォーター邪神だから出来る推し活であるな、吾輩もちょびっとドン引き」
「出久に伝えなくて良いロボ?」
「いや、言ったら木原マサキじゃあるまいし確実に気にするだろうから、むげんはお茶子ちゃんみたいに『ヒーローを支える人』になりたいんだよ」
なお、この事実を知るのはメカニック組と同じ邪神の一柱であるアウグストゥスのみである。
本人曰く「推しの勇姿を特等席で見れてハッピー!」とのこと、あえて正体を内緒にするというのも変身ヒーローみたいで楽しいと思っている人生、いや神話生物生のエンジョイ勢であった。
むげんちゃん「トリックスターかと思った?残念だったね、限界推し活女だよ、デク君×お茶子ちゃん最高!!!」
ドクターウェスト「ヤダ…この新生ブラックロッジ変な奴しかいらっしゃらない…?」
エルザ「博士がその筆頭ロボ、それにしてもどいつもこいつもアクが強すぎロボ!」
ちなみにUXのフラスコにいた大導師転生者ですが作者の別作品で主人公やっています、転生先は天野ケータです。
感想・評価・お気に入りお待ちしております!貰えると励みになります!!