流石に百合セフレを増やし過ぎたクズ女の辿る末路 作:すっごい性癖
夜になり、誘われた私は涼香ちゃんの家に移動した。
彼女は私の通っている大学の近くにある女子大の三年生で、私と同級生であり、大学が近いので実は住んでる部屋が近かったりもする。実際、今日は徒歩で来たしね。ただまぁ、彼女は部屋が近いことは知らないのだけれども。一度も自室に連れ込んだことないし。なんか拗れた時、部屋バレしてたら面倒じゃんね。
「やー、何度来ても立派だねぇ」
たどり着いたマンションを下から見上げるも、その屋上は遥か彼方にうっすらと見えるのみ。それもそのはずだ。このマンション、ここら一帯で一番か二番目くらいには立派だしね。普通に考えて、大学生の女の子が一人暮らしに使うには立派すぎるマンションだ。
「持つべきものは太い実家、ってことだねぇ。私もあんま人のこと言えんけど」
ウチだって世間の平均と比べればだいぶ裕福な方だとは思っているけれども、それでも涼香ちゃんとこの実家の太さに比べたらガリガリの痩せ細りになってしまうだろう。なんでも出身は千葉らしいけども、彼女の家はだいだいその土地の大地主をしているらしい。
そんなお家で一人娘としてそれはそれは大事に育てられた彼女はまんま令和の箱入り娘、って感じだし、大事にされ過ぎているから進学先は男のいない女子大に限られたそうで、これまで小中高とずっと女子校出身だそうだ。
ただまぁ、高校までと違って大学生になると幾ら校内に男がいないからって、男との関係を完全に断ち切るって言うのは難しくなる。他校とのインカレサークルなんかに所属したりすれば即交友は生まれるし、友達との付き合いで合コンに参加したり、学園祭なんかのイベントにやってくる奴らにナンパされたりと、ね。
特にそういう女子大の女の子を狙ってくる男なんて、だいたいが彼女みたいな両親から大事に育てられた箱入り娘であることをちゃんと把握しているからその魔の手から逃げるのは非常に難しい。
ようは、チョロいのだ。男と接したことが無いから、いくらでもだまくらかして、その晩のうちに股を開かせることができてしまう。ヤリチンどもの格好の獲物、というわけだね。
もちろん、例にもれず涼香ちゃんもそんなヤリチンどもの獲物の一人であったわけだけれども……。
「思えば涼香ちゃんって私の初女の子セフレなのかぁ。感慨深いねぇ……」
当時、女の子とのエッチに興味があった私が偶然、お持ち帰りされそうになっていた彼女を発見したので、それを阻止したんだったか。酔いつぶれている彼女をホテルに運ぼうとしていたから、「あれ、○○じゃん! そんなに酔ってどしたの~?」なんて近づいてね。当然、名前は知らないからその場の思い付きを使ったから、今は覚えてないけども。
ナイスプレイだね、ホントに。チョロい女の子が悪い男の魔の手に堕ちる前に救出してあげたんだ。ご両親は私に感謝した方が良い。
まぁ、代わりにそのまま私がホテルにゴールインしてやったんだけども。
酔ってて意識が朦朧としていた女の子だ。そしておっぱいが大きい。とても大きい。そりゃあ誰だって抱く。ヤリチンも抱くし、私も抱く。実際、抱いた。とてもいい夜でしたね、あれは。
と、そんなのが発端となって私たちの関係は始まったわけだけれども……。
いやぁ、なんだ。久々に振り返るとしみじみと思うね。
(なんで私たち、セフレになってんだ?)
どう考えてもワンナイトの関係で終わりそうな出会い方だろうに、今日まで何年も付き合いが続いているなんて不思議も不思議だ。お持ち帰りからのお楽しみ、そんでもって朝チュンを迎えた女相手とセフレになるとか、涼香ちゃんってば正気じゃないんじゃないだろうか。
やっぱ箱入り娘ってチョロくて頭が弱いのかもしれない。
……なんて、軽い彼女との来歴を振り返ったところで。
「んじゃ、いきますか……」
ぐっ、と軽く伸びをしてから玄関のインターホンを鳴らす。高級なマンションによくある、入り口のセキュリティシステムだ。
「涼香ちゃ~ん、来たよ~」
待つこと数秒、すぐにインターホン近くのスピーカーから声が帰ってくる。
『いらっしゃい、桃花ちゃん。今、開けるね』
その言葉と同時に、隣の自動ドアが開く。私はそれを潜り抜けて、彼女の部屋へと向かうのであった。
「いらっしゃい、桃花ちゃん!」
「やー、涼香ちゃん久しぶり~。四日ぶりとかだっけ、寂しかったよ~」
邂逅一番、私はぎゅっ、と正面から彼女を抱きしめる。あぁ、おっぱいが、おっぱいがすっごくよく当たる。むにゅむにゅ、むにゅむにゅ、気持ち良い。天然のクッションを思いっきり抱きしめている気分だ。
「もう、桃花ちゃんってばホントあまえんぼなんだから」
「涼香ちゃんだけにだよ~」
「え~、ホントかなぁ……?」
「ほんと、ほんと! 私、涼香ちゃん大好きだからさぁ」
「も~、調子のいい事ばっか言っちゃって。いつも通りご飯、用意しといたから一緒に食べよ?」
うん、食べる! と彼女に答えながらさらにぎゅーっ、と強く抱き着く。すんすん、と彼女の首元辺りで匂いを嗅げばフローラルな香りが胸いっぱいに入り込んできた。
やー、ホント、チョロいね。涼香ちゃん。ちょっと甘々に行けば、すーぐ甘やかしてくれる。それもご両親が愛情を一杯注いで育ててくれたおかげだろう。愛には愛で応えてくれる、そんな娘になったのだ。
まぁ誤算としてはそんな性質を、タチの悪~い百合セフレにいいように使われていることだろうけども。
まぁ、とりあえず今は腹ごしらえ。彼女の料理は文句なしに美味しいし、お金持ちらしく使っている食材だっていいモノだ。正直、エッチ抜きでご飯食べに来るだけでもアドなくらいだ。
……と、早速加点ポイントだ。ご飯が美味しくってそんでもって豪勢。いいねぇ、涼香ちゃん。一番長く、ずっとキープしている女の子なだけはあるよ。正直、セフレは止めてもご飯はたびたび作ってほしいくらい。
とりあえず私は、彼女につれられるまま部屋のリビングに向かうのであった。