流石に百合セフレを増やし過ぎたクズ女の辿る末路 作:すっごい性癖
第6話
VTuberなる存在が登場してはや数年。最初は動画投稿が主であった彼らの活動は時代の変化とともに、気が付けば配信によるものが当たり前となっており、その中での視聴者からの投げ銭が大きな収益の一角を担う様になっているのはもはやほぼ世間の常識と言っていいくらいには知れ渡っている。
その変化には当然、いろいろな批判があった。
拝金主義になった。娯楽文化がただの業突く張りな商業に堕ちた。たくさんの視聴者が高額の投げ銭を画面越しに送るだなんてグロテスクだ。インターネット上でのキャバクラみたいである。
うん、まぁ、いろいろな感想が出てくるだろう。過渡期にあるものは、多かれ少なかれ批判されるものだ。
実際、言い過ぎであるものもあるが、多かれ少なかれそれらの批評は的自体は外していないと、私は思う。ぶっちゃけ、お金稼ぎを大切にしている感の登場自体は否定できない。だからと言って全員が全員、そう言う方向である、なんて極端は言わないけれどもね。少なくとも業界の方向性としてはそっち方面に面舵いっぱいですね。
……ところで話は少し変わりますが、VTuberってのはその中の人の存在によく注目が行きますよね。例えば前は何をやっていた、とか、その人はどんな顔をしている、とか。
見えないからこそ暴きたい、とそう思ってしまうのは人間の性。おっぱいは服とブラに常日頃、隠されているから尊いのだ、なんていうのはよく聞く話。つまり、VTuberの中身ってのはおっぱいといっしょなわけだ。そりゃあ視聴者のクソ童貞どもは見たいわけだね。誰だっておっぱいは見たいもん。もちろん、私も見たいし。
で、だ。
そんな何もかもが秘匿されているVTuberが、オタクたちが競い合うように投げ合った投げ銭たちをどのように使っているのか。今日は、それをお見せしようと思う。
「……ねぇ、今どんな気分なの? 答えろよ、このクソマゾが」
「さっ、最高……、でしゅッ!!」
ぐりぐり、と裸足の足裏で目の前で寝そべる女の顔を踏み潰す。もちろん、体重全部はかけないが、それなり程度には力を込めて。
暗く狭い一室の中で、私は革製の上等な椅子に深く腰を下ろし、一方で彼女……、
「はっ……、はぁッ……」
興奮したような吐息は熱を帯び、私の足裏を湿らせる。この部屋の主は彼女だというのに、なんという無様さだ。客の私は椅子に座り、家主は犬のように寝転ぶだけ。顔は踏みつけられ、しかし抵抗を一切せず、高揚し、うっとりと瞳を蕩けさせている。
あぁ、なんてだらしない。きっと彼女のこんな姿をファンが見たら、幻滅してしまうだろう。……いや、ネットの画面越しに金を投げる様な奴なら、逆に興奮してしまうのかな。
「……で、今週の分は?」
ぐにぃ、と足の親指と人差し指とで彼女の鼻をつまみ込む。せっかくの美人な顔が台無しだ。もとより、だらしなく顔を弛緩させてるわ、顔面よだれ塗れだわ、で台無しなんだけれども。
「こちらにっ! どうぞ、どうぞ受け取り下さい!!」
すっ、と懐から紙袋を取り出す蜜姫。仰向けなくせして、器用なことだ。
私はそれを、半ば掻っ攫う様に彼女の手から奪い取って、中を見る。中には数十枚の紙幣が収められていた。私はそれを一枚ずつ数えていく。
「……ふーん。全部で四十万、ねぇ。四十、四十かぁ……」
中に収められていたのは我が国家での最高紙幣が四十枚。つまりは四十万円ぶんのお札だった。まぁ、金額としてはそこそこ、というか結構な額だろう。
けれど……。
「なんか、少なくない?」
「ひうっ、あぁっ、桃花さまっ! 申し訳ございませんっ、申し訳ございません!!」
ぐりぃ、と踏み込んでいた足にさらに力を籠める。遠慮なく、踏み潰すようなつもりで。何なら足を左右に揺らして、彼女の頭を地面で転がしたりもしてみたり。
「先週は五十はあったよねぇ……。何、サボってんの?」
「さっ、さぼっへ、……まへんっ」
「じゃあ何? ただ単に私のこと、舐めてるだけ? 別に前より金額減らしても、大丈夫でしょ、ってさ」
普段なら言わないような言いがかりを、今だけは本気で叩きつける。自分の中にある嗜虐心を一切隠すことなく曝け出し、暴力への欲求を満たしていく。目の前の、舞園蜜姫という女にすべてをぶつけて解消するつもりで、全力で。
「あーあ、私は悲しいなぁ。蜜姫はマゾはマゾでも、出来る方の、優秀な可愛いマゾちゃんだと思ってたのに……。とんだ私の勘違いだったかぁ。……、ねぇ、聞いてる?」
「あぁっ!!」
バシン、と暇を持て余していた反対の脚で横腹を蹴り上げる。瞬間、大きく嬌声をあげながら身体を震わせる真正のヘンタイ。まるで海から吊り上げられた魚のように、ビチビチ跳ねて無様で、愛らしい。見ているだけで私の中の何かが満たされる。
「……ね、蜜姫ちゃん? 出来るよね、蜜姫ちゃんなら。来週には今週の足りない分と、お詫びもこみこみで……百、用意するのだって」
百、というのは言うまでもない。当然、百万円だ。百円なんかじゃない。
「ひゃっ、百は……、そんな金額、これまで、一回も……!!」
「弱気にならない、弱気にならない! これまで無理だったからって、次出来ない、ってわけじゃないでしょ? ……それとも」
ニッコリ笑ってから一転、表情からすべての色を落とす。
「私に口答え……、する気?」
「あっ、あぁッ……!!」
ビクンっ、と今日一番身体が大きく跳ねた。それを見て、私も全身を振るわせる。肉体的な絶頂じゃない。心、精神的な絶頂である。
目の前の女を、完全に屈服させ、丸め込み、魂の格をまた一つ堕とさせたことに私の心が反応したのだ。
「でも、大丈夫……でしょ?」
ちょっと鞭が強めだったので、アフターフォローは甘めに。蜜のように、甘ったるい声で囁く。
「だって蜜姫ちゃんは、今を時めく大人気VTuberの
だから、できるよね? と。私はにっこりとほほ笑み、軽く彼女を抱きしめた。