戦闘は三人称の方が書きやすいですねー。
「────ハァッ!」
「クソッ、『シェーレ・グリーン』! “組織”を裏切り、ぎゃッ!?」
フーガの子飼いとは異なり、“組織”の構成員は、その全てが上回っていた。
装備は勿論のこと、その戦闘技能まで。
扱う銃は拳銃などではなく最低でも自動小銃、果ては携行型のガトリングやロケットランチャー。
近接を主とした者は、特殊合金製のブレードと防弾盾を装備して襲い掛かってくる。
「お前さえいなければ……!」
混沌とした状況に陥ってなお、当初の標的を狙うのは大したものであった。
しかし、根底にあるのは任務ではなく私怨。これではアマチュアと大差はない。
彼らも状況から“組織”に捨て駒にされたと察したのだろう。自棄になるのも無理はなかったが、プロとは呼べないだろう。
もっとも、私も人を言えた義理ではないか。
と、イヴリンの顔に自嘲とは別の笑みが刻まれた。
“組織”に恩も義理もない。
使い使われるだけの関係性であり、“組織”からすれば「シェーレ・グリーン」は使い勝手のいい道具。
かつてはそれでもよかった。
だが、アストラと出会ったことで、道具のまま、空虚なままではいられなくなってしまった。
ままならぬ思いを抱え、ままならぬ柵に縛られながらも、僅かな自由を精一杯に謳歌する。
それが人だというのならば、アストラと共にそうなりたい。
「シェーレ・グリーン」ではなく、イヴリン・シュヴァリエの胸に新たに芽生えた願いであった。
「イヴばっかり頑張らせないわよぉ……!」
「バカな、聞いていた情報と違う……! 何だ、この威力は……! があっ!?」
後ろをついてくるアストラの歌声が響くと、放たれたエーテル波動がアーマーを身に纏った構成員を吹き飛ばす。
あまりの威力にイヴリンが振り返れば、アストラも目を丸くして驚いていた。
「うわーお、威力上がってるみたい……!」
「彼の
「私達には分からないし、感じ取れないし、考えるだけ無駄ね! なら、やれることをやりましょう……!」
「そうだな。アキラ、リン、そちらはどうだ……?」
「うん、大丈夫! 回路に問題なかったよ……!」
「二台目の協律コアを再起動……よし、次に行こう! アストラさん、イヴリンさん、猶予がまた増えた……! 帰還不能点まで残り1分半だ……!」
「よぉーし! 協律コアとの繋がりを感じ取れるくらい絶好調……!」
「私の歌を聞けぇーーーーーー!!」
残る協律コアは1台。
アストラの歌声は普段よりも大きく、美しく、世界全体に響き渡るかのよう。
イヴリンにとって嬉しい誤算だったのは、協律コアが起動する度に会場の推進ユニットが出力を取り戻し、落下速度が下がったこと。
明らかに普段よりも調子のよいアストラ、歌声によって協律コアに供給されるエネルギー量も目に見えて増えている。
ナラカが歌にエーテルが反応しやすくした結果なのか。イヴリンに判断する術はなく、またアストラに反動らしき兆候も見受けられない。
このままいけば、と気勢を緩めることはせずとも安堵を抱いたイヴリンは、ステージへと視線を向けた。
「おら、よっとぉ……!」
其処には、ステージ上を縦横無尽、天地自在に駆けるナラカの姿。
獣のような低姿勢で慣性すらも無視した軌道で疾駆したかと思えば、壁や天井、再起動したステージ周囲を旋回するリングにワイヤーを打ち込み蜘蛛の如く飛び回る。
機敏な動きと重火力で知られるテラー・ラプトル。
大型化して速度も上がり、間合いも広がったサクリファイス。
そのどちらもが彼を最大の脅威と認識し、事実上の二対一の構図が出来上がっているにも関わらず、彼に触れることすら叶わない。
苛立ちか、焦りか。
サクリファイスは長大な尾を振り上げ、身体を旋回させて横薙ぎの一撃を放つ。
「…………■■■!!」
「ハッ……!」
それを目にしたナラカは鼻で笑ったのか肩を震わせ、疾走からステップに切り替えると頭部を後方に向けながら地を蹴った。
腕も脚も使って勢いをつけ、頭の重さすらも利用した斜めに回転する後方宙返り。高く飛んだ彼の鼻先を尻尾が掠めたが、気にすることもなく回転の勢いのままワイヤーが放たれる。
着弾したのはテラー・ラプトルの機関砲に繋がった給弾レール。
如何に人体を容易く肉片へと変える威力の砲門だったとしても、弾がなければ無意味な示威の飾りにしかならない。
本来であれば重苦しい発砲音を放つ回転銃身は、金属が擦れるだけの空しい音を立て回るだけであった。
「ナラカも大丈夫みたいだね……!」
「ああ、我々も続くぞ……!」
「……うっ、まずいわ! 待ち構えてる!」
「任せろ……!」
イヴリンを先頭に、最後の協律コアへ向かうと、“組織”の構成員五人が待ち構えていた。
四人は近接ブレードを構え、一人は樽型弾倉を背負いガトリングを握った重装歩兵。
重装歩兵は四人の姿を見つけると、銃口を向けてきた。
狙いは言うまでもなくイヴリンであったが、残りの三人を巻き込んでも気にはしまい。
敵手の射線を三人から外すため、イヴリンは一人加速し、進行方向を僅かに変えた。
「な、何だと……!」
「ハァァ────ッ!!」
「がばぁ……?!」
そのまま、イヴリンは平面の床から離れ、垂直の壁を駆け抜ける。
恐るべき速度で間合いを詰められ、重装歩兵は思うように照準を定められず、放たれる弾丸は残像を貫くばかり。
壁から飛んだイヴリンは重装歩兵の顔面に蹴りの放って意識を刈り取り、止まることなく残りの四人の相手に移行した。
縄鏢を振り回して相手を怯ませたかと思えば、己の腕や脚に絡めて急速に間合いを変えて、敵を翻弄する。
相手に縄鏢を纏わりつかせ、動きを制限したかと思えば、解放と同時に一撃を叩き込むさまは変幻自在にして千変万化。
イヴリンの格闘に加えて、縄鏢の線と弧の軌道は、そもそも先読みが意味を成さず、敵手にしてみれば悪夢そのものだった。
「な、なんだ、これは……!」
「ワイヤーが……!」
「終わりだ、爆ぜろ……!」
演舞のような流麗な動きに翻弄され続けた構成員もようやく気が付いた。
自身の周囲──天井、壁、床に張り巡らされたワイヤーに、愕然と呟く他ない。
意図を読めずに動けなくなった敵に背を向け、イヴリンは指を鳴らす。
同時に手袋から放たれた火花がワイヤーを燃え上がらせ、小規模な爆発を引き起こした。
輝磁製のワイヤーは、特定の状況下で一気に燃え上がる。
周囲を壊さず、排除対象のみにダメージを与えるイヴリンの切り札だった。
「これで残りは、サクリファイスと自立制御ユニットだけだ……!」
「アキラ、協律コアの再起動を……!」
「あぁっ! 大将、危ない……!」
アストラの悲鳴に、その先に視線を向ける。
ステージ上では、サクリファイスとテラー・ラプトルに左右から同時に襲い掛かられようとしているナラカの姿があった。
数秒先、見るも無残なありさまとなった彼の姿を想像し、背筋が凍る。
だが、アストラとイヴリンの想像を裏切り、ナラカが飛ぶ。
「────たらふく喰らえ!」
ナラカは左のワイヤーを射出し、テラー・ラプトル相手に自ら間合いを詰める。
同時に、右手の甲側に取り付けられた武装を起動した。
展開されたリムとその端を繋ぐ弦。一見すれば、ボウガンのそれにも見えるが、矢をセットするレールが丸ごと筒状の物体に置き換えられている。
空中で弦を引き絞り、固定させたナラカは射程に入るや否や、問答無用で必殺の一撃を放つ。
「…………ひゃあ!?」
その悲鳴は、誰のものか。
ナラカの右腕から凄まじい爆炎と共に鋼鉄の杭が放たれ、テラー・ラプトルの厚い装甲を撃ち抜き、機能中枢を一撃で破壊してのけた。
「パ、パイルバンカー……」
イヴリンは、愕然としながら呟く。
実用性などあったものではなく、常人の扱えるものではない。
火薬で打ち出すのなら途中で止まってしまう杭ではなく弾丸の方がよく、アレだけの爆発を生むのなら反動は生身で受け止められるものではない。
常人ならば運がよくても脱臼、肩関節の粉砕、運が悪ければ肩から先が千切れかねないだろう。
だが、ナラカはその反動すらも悪用する。
器用に身体で反動を受け止め、テラー・ラプトルに間合いを詰めた時以上の速度で、今度は背中を向けたままサクリファイスに吹き飛んでいく。
追いかけていたはずの背中が突如として接近し、サクリファイスは巨大な爪を空振らせた。
「これで、
サクリファイスの巨体の下へと潜り込んだナラカは、再び弦を引き絞る。
未だ反動で動く身体を旋回させ、サクリファイスの身体の中央に右腕を叩き付け、躊躇いなく撃鉄を落とす。
文字通りに打ち込まれた楔は、容易くサクリファイスの身体を貫き浮かせ、火山の如き爆炎を噴き上げた。
「ど、どうしたの、アキラ!? 大丈夫……!?」
「大丈夫だよ、アストラさん。我慢しきれなくなっちゃっただけだから……!」
「ナラカ、君は何処まで僕の男心を擽ってくるんだい……!」
腹の底まで響く音を立てながらテラー・ラプトルがステージの外へと倒れ伏し、サクリファイスの身体も霞のように消えていく。
ステージに残ったのは、爆炎が燃え映ったコートの炎を、腕の一振りで消しながら歩くナラカだけ。
何にせよ、敵の排除は完了したが、まだ脅威は去っていない。
「さて、そっちも何とかなったか。あとはお前次第だ、アストラ」
「任せてちょうだい……! 歌は魔法、大将にも教えてあげる……!」
「結構だ。オレは魔法なんぞに興味がない」
ナラカがステージから降り立つと、交代と言わんばかりにアストラが上がる。
その姿に、何が起きているのか分からず動くことさえできなかった観客達も小さく安堵の吐息を漏らし、ざわめきが広がっていく。
「────ッ──ッ────ッッッッ!」
「どうしたアキラ!? オレ、大丈夫って顔出来てるかぁ……!?」
「仮面してるから分かんないよ、ナラカ。お兄ちゃんはまたしてもナラカに脳みそメチャクチャにされただけだから。あーあ、壊れちゃった」
「オレのせいなのぉ……!?」
「君達は本当に。何処まで行っても締まらないな……」
ステージを下りたナラカが滂沱の涙を流すアキラに、驚きの声を上げた。
イヴリンには全く理解できなかったが、リンの言っていた心の中の少年が暴れているのだろうと納得した。
それを横目に、イヴリンはステージの中央に立つアストラを見る。
「────────♪」
何の楽器の調べも、機材から再生された旋律さえもない、声だけで皆に贈られるヨランの楽曲。
そのアカペラは何処までも澄み渡り、耳を通して心に届けられ、確かに人と人との境を取り払っていく。
リンも、アキラも、イヴリンも、そして観客でさえも気が付けば旋律を
アストラのみならず、皆の歌声も届いたのか。
協律コアに供給されるエネルギーが増大し、会場全体の揺らぎが収まった。
安定航行に入った証は、イヴリンの心を何よりも軽くする。
こうして、彼女達を襲う危難は去った。
個々の尽力、皆の願いと歌が、確かに多くの間違いを但し、それ以上に多くの命を救ったのだ。
(…………礼も言わせてはくれなかったな)
気が付けば、会場で唯一歌に参加していなかったナラカの姿は消えていた。
まるで、この結果はお前達の尽力の結果、オレには関われないものだとでも言うように。
(まあいい。君には改めて、礼を伝えさせて貰うよ。私の口から、直接、な……)
「────ッ!」
「おいおい、落ち着けよ、信徒ディナ」
ヤヌス区の何処かにある讃頌会の拠点。
スターループに仕掛けたカメラから送られてきた映像を見守っていたディナと呼ばれた少女は、テーブルに拳を叩き付ける。
「し、司教様。申し訳ございません、このような結果になるなど……」
「いや、構わんさ。ブリンガーのように星見家の妖刀をサンプルにせずとも、サクリファイスに成れることが分かっただけでも十分な成果と言えるからな」
「しかし、彼等に自我は残らず、“終末の獣”の確保は……」
「信徒カミエル、それも瑣事だ。ホロウに適応し、従うのが我々の教義。理性を失い獣にならざるを得ないというのなら、なってしまえばいい。始まりの主も、それをお望みだろう」
「…………」
「“終末の獣”は絶対的な条件じゃない、そう気にしなくてもいい。引き続き、サクリファイスの研究を続けてくれ。オレは衛非地区へ戻り、儀式の準備に入る。ディナ、期待しているぞ」
「…………は、はい!」
讃頌会の司教のみが纏うことを許された祭服と仮面をつけた男が、ディナの肩を叩く。
励ましを受けたディナは、目を輝かせ、大きく頷いた。
それを見ると司祭は大仰に頷き、椅子から立ち上がる。
背中に突き刺さるカミエルの懐疑の視線を感じながらも、司祭はそのまま部屋を後にした。
「父親を殺された憐れな少女、その父親代わりのつもりかしら、司祭様……?」
「サラか。父親代わり? まさか、お前のようにろくでもない性格をしていない。アレでやる気になるだろうと思っただけだ」
「……どの口で」
「ヒラの信徒が司祭にしていい口の利き方じゃないな、ん?」
「…………失礼、致しました」
長く続く廊下。
その途中で司祭を待ち構えていたのは、サラ・フローレン。
ブリンガーのサクリファイス化にも尽力し、讃頌会の中でも、最も忠実な信徒の一人。
司祭である己を敬ってもいないが、男は気にした様子はない。
彼女の扱いは簡単だ。右手の甲に現れた、司祭としての印を見せればいい。
「それで、“終末の獣”の件ですが……」
「言っておくが、本当だぜ? 夢に始まりの主が現れて、“器として利用したい”だとさ。“不可能ならば、何処にも渡さずに殺せ”ともな」
「………………」
「何にせよ、今日のところは戦力分析だ。居場所は割れている。それにブリンガーを倒した“パエトーン”とも繋がりがある。嫌でも此方に関わることになるだろうさ。待ち構えて策を練った方がいい」
「お言葉のままに……」
司祭の言葉に、何やら考え込む姿を見せたサラだが、反発することなく聞き入れる。
続き、懐から写真を取り出して、司祭に手渡した。
「これは……?」
「我々に新たに加わった信徒です。ただ、経歴が綺麗過ぎたので、一応司祭様の目にも……」
「ほぅ、いい勘をしているなサラ。こいつ、新エリー都防衛軍だぞ」
「…………!? どうして、お分かりに……?」
「元同僚で上官だからな。名前はイゾルデ、階級は今は大佐だったか? 相変わらず、無茶をする」
渡された写真に、司祭は楽しさでも覚えているのか、くつくつを笑いを漏らした。
写真に写っていたのは、薄緑の髪をした女。司祭と共に死線を潜った戦友であったが、今は相争う敵同士。
「…………処遇は?」
「お前に一任する。だが、かなり強いぞ。何なら、サクリファイスを使ってもいいが……」
「儀式がありますので。彼女に知られている拠点を全て引き払います」
「そうか。同じ神を仰ぐ者同士、手を取り合って頑張ろうじゃないか」
「…………貴方のように、始まりの主を利用しようとする輩と、一緒にしないで貰いたいものね」
明らかな侮蔑の言葉と視線を残し、サラは足早に去っていった。
司祭は肩を竦めて見送ったが、その背中が消えるのを見送って、再び静かに笑った。
「自分が救われたくて始まりの主に縋っている奴と利用しようって奴に、どれだけ違いがあるんだって話だと思うんだがなぁ」
誰よりも忠実に讃頌会の主へと仕えているはずのサラの心中を揶揄しながら、司祭は呆れ返る。
救いを求めて縋る心も、自らの目的のために利用しようとする心も、所詮は自分のためという点では同じだろう、と。
「まあ、いいさ。復讐も、願いも、叶えさせてもらう。付き合ってくれるよな、“終末の獣”さん?」
司祭の脳裏に浮かぶのは、旧都陥落の日に見た圧倒的な暴力。
己や戦友達が手も足も出なかった怪物を、次々に打倒した鋼の嵐。
そして、嵐が過ぎ去った先で知ってしまった、己達の命を賭した戦いが、誰かの私腹を肥やすためものに過ぎなかったという悍ましい事実。
何処までも昏い怨念と燃え滾る情念を宿した呟きは、誰の耳に届くこともなく、闇の中へと消えていった。
緊急離脱装置“
パイルバンカー。命名はもちろんナラカ。元ネタは追跡者のお兄ちゃん。構造はボウガンのそれに近く、エーテル爆薬を炸裂させている。
周囲のエーテルを取り込み、エーテル爆薬に変換する機構が小型化されて搭載されており、再装填の手間がなく、威力を絞れば二連射までは可能。
大型のエーテリアスもコアに直撃させれば一撃で破壊する威力を誇るが、反動を軽減する機構は一切なく、常人なら腕が千切れかねない。
これが作られた当時のナラカの戦闘スタイルは現在よりも遥かに破滅的だった。
殺される前に殺す。自己の保存、生存さえ度外視した攻撃極振り。誰よりも血を流し、誰よりも血を浴びる、そんな戦い方。
何を言っても奇怪な戯言としか受け取らないナラカを見かね、開発者がナラカの攻撃性を満たしつつも強制的に間合いを取らせるために与えた。故に緊急離脱装置。
だが、ナラカはこれを悪用。持ち前の戦闘センスで間合いを離すのではなく、逆に間合いを詰める、空中で無理やり軌道を変えるなどして、より予測不能で攻撃的になってしまった。これには開発者とその仲間も頭を抱えた。「私は、そんなつもりで作ったわけでは……!」「先輩、無駄だって」「もう諦めろ、アイツには何を言っても無駄だ。あー、あたまいてー……」
ディナ
ビビアンの元家族。司祭に父親を重ねている節がある。
カミエル
司祭を怪しんでいるが、どうにかできるわけもなく。
サラ
始まりの主に使われている可哀想な人であり、道化。司祭を死ぬほど嫌っている。アキラとリンの身辺を調査している最中、ナラカの存在を知る。三人には司祭ほど興味はない。
司祭メヴォラク
男。スターループを襲撃させるよう指示を出した。“終末の獣”に関して、始まりの主から神託を授かり、狂喜した。発言からも分かる通り、讃頌会を利用しているだけ。
小説の視点はどちらが読みやすい?
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一人称
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三人称