神奈川県警交通機動隊-覆面パトカー・取り締まり中- 作:新庄雄太郎
この日、千速と猿渡は覆面パトカーに乗って交通違反の取り締まりをしていた。
千速と猿渡が乗った覆面パトカーは、R34型日産・スカイライン25GTターボである。ハンドルをに着せるのはもちろん、千速である。
と、そこへ1台のスズキKeiが交差点で信号無視をしてきたのだ。
「そこのスズキKei、左に寄せて止まりなさい。」
と、猿渡はマイクで停車を呼び止めた。
「ん、何か用かい。」
「赤信号違反です。」
「えっ。」
スズキKeiのドライバーはそう言って、千速の方へやってきた。
「信号無視です、免許証見せて。」
「はい。」
「あなたは、信号が赤に変わったときに侵入したんですよ。」
「えっ、だって俺は黄色で入ったばかりと思っていたんだよ。」
と、千速は免許証を見て驚いた。
「まぁ、あなたは免許取ってから1年半なの。」
「ああ、俺が大学の頃に取ったんだよ。」
「なるほどね。」
スズキKeiのドライバーは、信号無視で違反点数2点と反則金9000円に処せされた。
「今回は、切符切るからね、この日まで反則金を払ってください。」
「わかりました。」
「点数は2点になります。」
そして、信号無視の取り締まりを終えた千速と猿渡は国道16号を通って横須賀方面へ向かった。
と、その時だった。
千速と猿渡が乗ったR34スカイラインの目の前で1台のトヨタ・アルテッツァが猛スピードでR34を追い越していった。
「まっ、何て速い車なの。」
「小隊長、追跡しましょう。」
「ええ。」
「猿渡、速度測定。」
「了解。」
猿渡は、スピードメーターで速度を測定したら42キロオーバーである。
そして、パトランプのボタンを押してパトライトが出てきて赤色灯が投下して、サイレンを鳴らした。
「そこの、トヨタ・アルテッツァ速やかに左に寄せて止まりなさい。」
と、千速は言った。
「くっ。」
と、アルテッツアの男はスカイラインとバトルした。
「ふん、俺のアルテッツアにバトルに勝とうなんて10年早いんだよ。」
と、男は言った。
「何。」
横からR34はアルテッツアを追い越して、停車させた。
「くそー、スカイラインに負けるなんて。」
「さぁ、免許証見せて。」
「わかったよ。」
ようやく観念したか、アルテッツアのドライバーは書類にサインをした。
「あなたはまだ若いんだから、くれぐれも安全運転でお願いしますよ。」
と、千速はアルテッツアの男に言った。
そして、2人が交通取り締まりを再開した。
と、そこへ緊急無線が鳴った。
「あっ、あの車か。」
「追うわよ、猿渡。」
と、千速は言った。
覆面パトカーのR3425GTターボは1台のチェイサーを発見した。
そして、パトライトをつけてサイレンを鳴らしてチェイサーを追った。
チェイサーとスカイラインのカーチェイスが始まった。
「逃がさないわよ。」
「熱心だな、小隊長。」
と、猿渡は言った。
「そこのチェイサー、速やかに止まりなさいっ。」
「ふん。」
ところが、チェイサーは交差点に差し掛かったが止まらず策に突っ込んだのだ。
「くそーっ、捕まってたまるか。」
「オッと、逃がさないわよ。」
「くっ、くそーっ。」
と、男は確保された。
その後の調べで、チェイサーに乗っていた男は横浜市内で恐喝傷害事件で手配されていたことが判明された。
男はその後、逮捕された。
次回は、いよいよ最終章です。
ご期待ください