「もぐもぐ…。あー、うま。
何でし◯こサンドってこんな美味しいんやろうな〜。」
カノンとフォース"レヴィウス"を結成した日から最初の週末。
明日の土曜日にカノンと一緒にGBNをやる約束をしているわたしは、『ガンダムSEED Destiny』を観ながらおやつタイムと洒落込んでいた。
「それにしても、明日休みで良かったわ。
せっかくフォース組んだのに、しばらくやれんとこやったし…。
前にリナと休み変わっといて正解やったな。」
わたしのリアルはレジャー施設の中にあるプールのスタッフということで、繁忙期は終わったものの相変わらずカレンダー関係なしの勤務形態だし、カノンは学生だと言っていたので、わたしとはなかなか予定が合わない。
危うく、一緒にGBNが出来るまでしばらく間隔が空いてしまうところだったが、この前に同僚のリナと休みを変わっていたのが功を奏した。
「…そっか、アビスのパーツもアリやなぁ。
あの両肩のバインダーをシールドに出来れば火力も上げられるし、他にも射撃武装いっぱい付いてるし。
今度、出掛けた時にでも探しに行こかな。」
『SEED Destiny』の劇中で動いているアビスガンダムを見ながら、レヴィアタンの強化プランを考える。
「…ガンプラバトルはあんまりやらんって言うても、やっぱりわたしもミッションとかで良いカッコしたいしなぁ。
フウカさんたちとのバトルの時も、この前の連戦ミッションの時も、カノンちゃんに助けてもらってばっかりやったし…。」
そんなことを言いながらしる◯サンドを口に頬張っていると、ぴこんっ、とダイバーギアに着信があった。
「もぐもぐ…ん、何や?
あ、カノンちゃんからメッセージか。」
わたしは口の中の◯るこサンドを飲み込むと、ダイバーギアを開いてメッセージを確認する。
そこには、いつもの口調のメッセージと一枚の画像が貼り付けてあった。
「えーと、"明日はこれに行きたいのだわ!"か…って、これわたしがやりたくてもソロやったから参加出来んかった『人魚の島の伝説』のフェスの方やん…!」
カノンからのメッセージの内容というのは、わたしが以前"七色のうろこ"欲しさにやっていた期間限定ミッション、『人魚の島の伝説』のフォースフェス版に行こうというものだった。
フォースフェスというのは、その名の通りフォースを組んでいるダイバーのみが参加できるお祭りイベントで、わたしもずっと行きたかったのだが、ソロでやっていたために参加することが出来なかった。
「このフェスのイベントミッション限定のアイテム、"マーメイドズゴックのぬいぐるみ"がめっちゃ欲しかったんよな〜。
フェスのミッションは、バトルあらへんからわたしにもワンチャンあるし…。
もうイベント開催期間も終わりかけやったし諦めてたけど、まさかこのタイミングで機会が巡ってくるなんてな…。
本間、カノンちゃんには感謝せなあかんなぁ。」
わたしは、カノンのメッセージにOKの返事をする。
明日、一緒にフェスに行くのが楽しみである。
「さて。話の続き観ながら、レヴィアタンのメンテでもしよかな。」
わたしは最後のし◯こサンドを口の中へ放り込み、仕事の日もいつも身に付けているケースからレヴィアタンを取り出した。
カノンちゃんと一緒にフェスに行くのが楽しみで仕方ないマリンちゃん