ガラルでヒスイゾロア(色違い)に転生したからユウリの相棒として頑張る   作:ゴーストタイプ愛好家綺羅

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一話 ゾロア爆誕

 ここはどこ?

 

 目を覚ますと真っ暗で狭い──いや狭いってレベルじゃない、段ボールにでも入れられてるの?ってくらい狭い所に居た。

 

 なんとかでれないか試そうとしてみるけど、上手く力が入らない。

 声もでないし助けも呼べない、これはかなりヤバいのでは?

 

 

 誰か! 助けてー! 誘拐されてます!

 

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

「……誰かが呼んでる?」

 

 

 わたしはユウリ、ダンデさんの大ファンでいずれチャンピオンになることが目標! それで、なんと今度ダンデさんからポケモンを貰うの!

 

 今日はなんだか誰かに呼ばれてるような気がして、珍しく早く起きちゃった。

 

「まだ外も暗いのに何だろう。」

 

 わたしは寝間着のまま外に出てなんとなく呼ばれてるように感じる方に歩いていった。

 

 

「えっと、もしかしてこの中?」

 

 

 向かっていくとそこはまどろみの森の前、まどろみの森は強いポケモンがいて大人も入らない危ないところ……らしい。

 私が怖いのは森の雰囲気、まだ薄暗いのも相まってなんと言うか、恐ろしい感じがする。

 

 

 え? 無理! 怖い!! なんと言うかゴーストタイプのポケモンが出てきそうなんだけど! でもなんだか行かなくちゃいけない気がするし……、そうだ、ホップを呼んで一緒に行こう! いや、多分まだ寝てるよね、流石に迷惑だよね。

 

 

「ええい! 入ってすぐ近くな気がするから、早く行って早く帰れば大丈夫! いざとなっても走って逃げればいいし!」

 

 わたしは柵を乗り越えてまどろみの森へと入って行った。

 

 

 森の中はすごく暗くて何度か転けそうになった。

 

 

「早く帰りたい……、ここら辺の筈なんだけどなぁ。なにもなかったら今度あくのはどうを撃ち込みに来よう、ゴーストタイプにはこうかはばつぐん……ってもしかしてこれ?」

 

 そこにあったのはポケモンのタマゴ。

 

 この子が呼んだのかな? 見た感じ親のいた跡もなさそうだし、連れて帰っても良さそうかな。

 

 

「どんな子だろう? かわいい子だといいな〜!」

 

 

 わたしはタマゴを抱えてすぐに家に戻った。

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 なんだか声が聞こえた気がする、それと多分移動してる。

 出たくても箱(仮)を軽く押すことしか出来ない。

 

 誰か助けて! このままだと売られる!人身売買だ!

 

 僕は頑張って箱(仮)を叩いた。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

「あ!ちょっと動いてる!」

 

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 

「ねえねえホップ! これ見て! タマゴ拾ったんだ!」

 

「マジか!? どこで拾ったんだ?」

 

 

 彼はホップ、幼なじみでダンデさんの弟。私に負けないくらいポケモンに対する熱があって、私と同じくチャンピオンを目指してる。チャンピオンになるのはわたしだけどね!

 

 

「なんだか呼ばれてる気がして行ったらね、まどろみの森の中で見つけたんだ!」

 

「まどろみの森!? 大丈夫だったのかよ!」

 

「お母さんに怒られちゃったこと以外は大丈夫だったよ!」

 

 

 あの後しっかりお母さんに怒られちゃった、多分怒られるだろうなとは思ってたけど。

 

 

「たしか持ち歩いたり温めたりすると早く孵るらしいな! 孵って少ししたら俺のウールーとバトルしようぜ!」

 

「いいよ! 絶対負けないからね!」

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 それからわたしはタマゴと出掛けるときは鞄に入れて、ご飯を食べるときは膝に乗せて、寝るときは抱き締めて、……とにかくずっと一緒に過ごした、そして数日後の夜中。

 

 

 ────パキパキ! バキ! パカ!

 

 

「キュイー!キュッ?キュッ!?」

 

「Zzz、Zzz、ムニャムニャ、Zzz、…………」

 

「キュー!?」

 

 

 ちなみにわたしは孵ったことに気付かずに起きるまでずっと抱き締めてたらしい。ごめんね。

 

 

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 奇妙なことにしばらくずっと食事を取ってないの筈だけどお腹が空かないし謎にこの箱(?)の居心地がいい。

 でもちょっとずつ力も戻ってきたしそろそろなんとなく出たくなってきたから頑張って出よう。

 

 

 上をおもいっきり押して出ようとした。するとなにか薄い……殻?のようなものが割れる音と共にちょっとずつ隙間ができる。何度か押すとようやく外に出れた。

 

 

「キュイー!(出れたー!)キュッ?(ん?)キュッ!?(え!?)」

 

 

 なぜか声が出せず出てくるのは今まで聞いたことのない、近いものを強いて言う小型犬のような高い鳴き声だけだ。

 

 

「キュー!?」

 

 

 どうなってるの? 声を出そうとしても鳴き声のような音しか出ない、それに出るまでは身体に違和感あるなーで済ませていたが見てみるとそこそこ大きい四足歩行の動物(?)になっていた。

 

 

 というか知らない少女に締め付けられてて動けないんだけど、この子だれ? 14〜15歳くらいだと思うからだいたい僕と同い年くらいかな? とにかく早く起きて放してくれ、頼むから!

 

 

 ◆ ◆ ◆

 

 

 あれから二時間くらいたったけどまだ起きない、まだ五時だもんね、そりゃ起きないよね。

 二時間もたったら流石に落ち着いてきた。

 気付いたことがあるんだ。まず僕ポケモンになってる気がする。本当にびっくりだよね、ヒスイのゾロアになってるんだ、しかもなんと色違い! 嬉しいけどそれどころじゃない……

 あとここガラル地方ぽい、よくみるとこの少女ユウリっぽいしダンデのポスターが部屋にある。なんでガラルにヒスイのポケモンがいるんだろう?

 

 ハァ、一体だれに向けて説明してるんだろうか、ダメだ感情が枯れてる。二時間もぶっ通しで驚き続けてたらそうなるよね……、もう寝よう。

 

 

 ◇ ◇ ◇

 

 

 

 

「……!?」

 

 

 目を覚ますとスヤスヤ寝ている、見たこともないポケモンを抱き締めてた。

 

 

 このポケモン何!? めちゃくちゃかわいいんだけど!

 

 

 起こさないように気を付けながらスマホロトムで写真を取って調べてみる。

 

 

 あれ? 出てこない。ガラルにはいないのかな?

 

 世界に広げても見つからない。

 

 もしかして新種!?

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